真夜中に一人のこそ泥が一軒の家に忍び込んだ。ところが、この家はこの上なく貧乏だった。しばらく盗む価値のあるものを探したが、何ひとつなかった。彼は癇癪を起こして、まさに門を出て行こうとした時、主人が突然ベッドの上からどなった。
「おい、門をちゃんと閉めて行け。」
こそ泥はこれを聞いて言った。
「何て怠け者なんだ!門も自分で閉めようとしないのか。道理でこの家には何もないんだ。とんでもない家に入ったものだ!」
主人が言った。
「おい、お前は私が怠け者でなくて少しでも稼いでいたら、盗みに来るというんだね。」
「おい、門をちゃんと閉めて行け。」
こそ泥はこれを聞いて言った。
「何て怠け者なんだ!門も自分で閉めようとしないのか。道理でこの家には何もないんだ。とんでもない家に入ったものだ!」
主人が言った。
「おい、お前は私が怠け者でなくて少しでも稼いでいたら、盗みに来るというんだね。」
《中国笑話50選》
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