青年が禅師に尋ねた。
「私はしょっちゅういじめられていて、背筋をまっすぐにして生きていけないんです。これからうまく生きていけるようご教示いただけませんか。」
老禅師はにっこり笑ってから、一匹の蛇を取り出した。
青年はそれだけで大いに悟りを得て言った。
「老師、あなたが私に言わんとすることは、蛇と同じように、伸びたり縮んだりして自在に生きていかなければならないということですね。」
老禅師は首を振りながら笑って言った。
「私が言いたいのはあなたをいじめている奴の住処にこいつを放せってことだが…」
《百度ブログ「夢想的足跡」2014-05-18》
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