行く先の逃げ水
何処までも追いかけて
届くものならいいね。
近づいたと感じた途端
消えるてしまうけど
でも ほら、その先に
また浮かぶから
届かなくても
その場所まで行くよ。
車を降りて一歩森へ入れば
もう秋を告げる山野草が咲き始めてる
逃げ水の季節も
少しお休み。
手折ることなど決して出来ない
どの色も濁りなどないままだから
そっと包みたくなるけど
触れられない。
すぐ傍で
じっと見つめ
焼き付けて仕舞っておきたい。
本当は
そっと包みたいよ そして
触れてたいんだ。