私たちの会では、毎年8月に、「夏のひろば」という催しを行ってきました。
今年は、夜間中学の卒業生やえんぴつの会(夜間中学の卒業生や夜間中学にも条件が合わずに入学できないが学びを求めている方が学んでいるボランティアによる学習会)で現在勉強している方のスピーチ大会を行います。
スピーチ大会の名前「花咲け出愛」とは、荒川区立第九中学校夜間学級の創設当時から勤務され、荒川九中のみならず、東京の夜間中学の創成期にご活躍なさった塚原雄太先生の詩の一節からとったもの。
年齢も生活歴も国籍も、一人ひとり違う人たちが、学びたいという一点で共に集う夜間中学は、まさに出会いの場。
夜間中学の出会いは「出愛」、と塚原先生は表現されました。
そこには、深い意味が込められています。
何人もの荒川九中夜間生が、この言葉の掲げられた部屋で毎日給食を食べ、笑ったり話をしたりして巣立って行きました。
一代目の模造紙にかかれた文字から、同じ塚原先生の字による額に入った二代目に変更になっても
この言葉は、荒川九中に掲げられています。
2011年の12月に、塚原先生がご逝去されました。
私たちは、先生の遺されたこの言葉を、スピーチ大会の名前に掲げることを大変誇らしく思います。
当日はきっと沢山の「出愛」が語られ、花咲くことでしょう。
皆さん、どうぞふるってご参加ください。
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