「夜間中学校と教育を語る会」公式ブログ

夜間中学校と取り巻く環境を語る会です!

大田 堯先生(東京大学名誉教授)の意見書

2012年02月29日 18時42分26秒 | 日記
大田 堯先生より、下記のような意見書をいただきました。
ご紹介します。

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 私は、「公立小・中学校日本語学級設置要綱」(改正)の夜間中学の実情を踏まえた運用を求め、以下意見を述べます。

 私は、現在の日本の学校体系を『超特急新幹線』とするなら、夜間中学を各駅停車の『鈍行列車』と例えてきました。
 だれに強制されるのでもなく、自分の内なる必要性によってこの場を選び、一人ひとりが自分のペースで学ぶことが保障され、そこに自ずと学ぶ人と人との輪が生まれ、広場のような空間が開かれているところが夜間中学であろうと思います。
 東京の夜間中学にある日本語学級も例外ではありません。

 国には無い「日本語学級」という施策を東京都がとっていることは首都に相応しく先進的です。今回その要綱に、夜間中学も位置づけられました。
 しかし、その改正と施行があまりにも急であること、また在籍期間を1年間を限度とする等これまでの教育実践が保障されなくなる恐れがあることで、夜間中学とその周囲の人々に今、大きな不安と困惑を与えています。

 先進的な都の施策が、夜間中学の日本語学級の実情を十分にふまえた血の通った温かいものとして運用されてこそ、実効を伴ったすばらしい内容になるでしょう。

 すべての基本的人権の核である「学習権」の保障の場である夜間中学を、これからも行政や多くの人々と共に力を合わせて支え励ましていきたいと考えます。

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面談の場所 決定

2012年02月28日 22時16分27秒 | 日記
明日の都教委との面談場所が決まりましたので、お知らせします。

都庁 第2庁舎 10階 部屋番号209
です。

第2庁舎は細長い建物だそうですが、この部屋は真ん中あたりに位置するそうです。
2本あるエレベータのうちどちらを使っても大差ないそうです。

第2庁舎の1階ロビーで12:30に集合して、開始10分前の12:50頃にはこちらの部屋に移動する予定です。
遅れてくる方がいた時には、だれかロビーでお待ちするようにいたしますが、
万が一、遅れてだれにも会えないような時には、直接上記の部屋においでください。

明日は、沢山の署名を手に、また多くの方の応援が後ろについていることを胸に刻んで
精一杯要請に力を注いできます。



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小林文人先生(東京学芸大学名誉教授)の意見書

2012年02月28日 21時52分30秒 | 日記
小林文人先生から、下記のような意見書をいただきました。
ご紹介いたします。

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私は、「公立小・中学校日本語学級設置要綱」(改正案)の夜間中学の実情を踏まえた運用を求め、以下意見を述べます。

 かねがね東京夜間中学・日本語学級の取り組みに深い敬意を抱いてきました。先生方の授業や指導を実際に見学した折りに、教育の原点をみた思いでした。その教育条件が少しでも向上されることを強く期待しています。

 「すべての人に教育を!」(1990、ユネスコ・ユニセフ等)は国際的なスローガンです。「すべての移住労働者の権利保障に関する国際条約」(1990、45回国連総会)も教育への権利をうたっています。

それぞれ厳しい事情のもと、海を越えて日本で暮らす人々の日本語学習の保障、多民族がともに生きる共生社会に向けて、充実した日本語教育の機会が整備されていくことは、とても大事な課題だと思います。
その具体的な歩みに向けて、ほんらいの「すべての人の教育」機会保障のために、夜間中学の皆さんは奮闘されてきました。小さな教育条件の一つひとつが充実の方向に向けて改善されていく必要があります。その積み重ねこそが重要です。
要綱・改正案が、そのような方向で充実されること、決して条件低下とならないよう、切に期待しています。


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3月1日(木)都教委要請にご参加ください

2012年02月25日 22時14分07秒 | 日記
今回の「公立小・中学校日本語学級設置要綱」改正の問題で、直接に要請する先は東京都教育委員会です。
(先日の議会要請は、それについてお力添えをお願いするものでした。)

その東京都教育委員会への要請の日時が決まりました。
下記の通りです。

平日の午後なので、なかなかおいでになるのは困難だと思いますが、
もしお時間のご都合がつく方がいらっしゃいましたら、ぜひ応援にご参加くださいませ。
多くの方がご参加くださることが大きな力になります。

日時、場所などは以下の通りです。

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3月1日(木曜日) 午後1時~午後2時

集合時刻 同日 午後0時30分  
集合場所 都庁 第2庁舎 1階ホール

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もし、ご参加下さるときは、事前に下記のところにご連絡をお願いいたします。
次の2点をお知らせください。
1)お名前  2)連絡先電話

連絡先 澤井留里 電話・FAX 03(3629)0362
(留守の時は留守番電話、またはFAXでお願いします)

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都議会5会派へ要請

2012年02月23日 22時25分53秒 | 要望書・署名
昨日、今日の二日にわたり、都議会各会派へ要請に行きました。
民主党、自民党、公明党、共産党、生活者ネットの5会派の文教委員の議員さんが、
丁寧に要請を聞き取って下さいました。

まず、「夜間中学の視察に行きました」、「地元の夜間中学をよく知っています」など、
都議の皆さんが、夜間中学に関心をもち、目を向けていることが感じられ心強く思いました。

そして本題の要請は、「公立小・中学校日本語学級設置要綱」(改正)によって夜間中学の現場に支障を来さないように、
生徒や指導の実情を十分にふまえて運用してほしいので、お力添えをお願いしたいという内容です。

夜間中学生の実態を中心に話し合いが進みました。
例えば、小学校中退で、母国語の読み書きも十分でない中高年の生徒です。
日本語の習得に時間がかかるだけでなく、勉強の仕方そのものも知らないので本当に勉強はゆっくりとしかすすめられません。
毎日熱心に通ってきて「学校は楽しい」と喜んでいます。
このような人たちを「一年を限度とする」ことで切り捨てることはできない、と訴えました。

また、「日本語学級」という名前になっているが、たとえ日本語をゼロからスタートする新入生のクラスでも
音楽、美術、体育などの教科の学習ははじめから行っていること、
その後少しずつ、社会、理科、英語、数学などの教科をふやして行き、
それらの教科の学習の中で日本語の習得も進めて行けるということなども話されました。

充実した話し合いの中で、時間はあっという間に過ぎました。
手応えを感じた要請でした。
要請の参加は二日間でのべ21名。
私たちの会のメンバーに加えて、力強い応援の皆さんが共に沢山参加してくださいました。
ありがとうございました。







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ご確認ください 署名郵送先

2012年02月20日 18時40分42秒 | 要望書・署名
一部の印刷物で、署名の送り先の住所に間違いがありました。
大変申し訳ございませんでした。
あらためて正しい送付先住所を下に記します。

署名送付先
〒270-2252
松戸市千駄堀1496(×1499と誤記されてるものはご訂正ください)
見城慶和

「署名にあたってのお願い」返信用封筒などで誤記されていました。
訂正し、お詫びいたします。

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緊急集会2 19日付けマスコミで報道

2012年02月19日 23時34分31秒 | 日記
(転載歓迎)

昨日行われた「東京の夜間中学(日本語学級)を守る緊急集会」がマスコミに取材され、本日報道されました。
どうぞお読みになって下さい。

1、朝日新聞デジタル:夜間中学の日本語学級「1年制限」やめて 教師らが集会ー教育
  
  http://www.asahi.com/edu/news/TKY201202190066.html


2、しんぶん赤旗
  夜間中学校を守って/「日本語学級は大切な宝」/東京で緊急集会

  http://www.jcp.or.jp/akahata/aik11/2012-02-19/2012021914_01_1.html


ブログをお読みの方で、上記二つの他に「ここにも報道されていた」という情報をお持ちの方は、
ぜひ「かきこみ」でご紹介くださいますように、お願い申し上げます。









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緊急集会から1 ひろがり

2012年02月18日 20時10分54秒 | 日記
(転載歓迎)

2月18日、本日午後、「東京の夜間中学(日本語学級)を守る緊急集会」が行われました。
場所は墨田区の曳舟文化センター。
会場を一杯にうめつくした70名ほどの参加者には、これまで夜間中学関係のつどいでお目にかかったことのない新しい顔ぶれも多く、
今回の日本語学級設置要綱「改正」問題が多くの人の関心をよび、支援の輪がこれまでにない範囲にまでひろがっていることに嬉しい驚きを感じました。

議会関係者のご参加は、メッセージを含めて4会派7名。
ご挨拶の中で、どの議員さんからも聞かれた言葉は
「会派の違いをこえて」との言葉でした。
議会関係者のおおらかな輪のひろがりが、夜間中学を支える力であることが伝わってきます。

また、山田洋次監督を始めとした集会の「呼びかけ人」も、各界の識者の自発的な動きが広がるにつれ「呼びかけ人になります」とのご連絡が毎日のように続きました。
短期間にその数ついに29人にのぼりました。

さて、つどいのメイン、講演と卒業生のお話です。
会場を感動でつつみこんだ内容のご紹介はまた別にするとして、
「ひろがり」についてだけふれましょう。

『私の見た夜間中学日本語学級』と題した山本さやか先生のお話の最後。
「夜間中学はだれのためにあるのでしょう」と問いかけて、
今や生徒の多くが外国につながる人々である夜間中学は、直接にはもちろんその人たちのためにある。
しかしその一方、アパートの隣りに外国人が引っ越してきた、とか、
子どもの学校の同級生に外国人がいる、など日常生活のなかで外国人にであうことが決して珍しくない現在、
実はそれにどう対応していいかわかっていないことがほとんどである。
そういう一般の人々にとって、多文化共生の先取りの実践をしている夜間中学は大きな存在であるだろう。
「夜間中学はみんなのためにある」

この指摘に目を開かれました。
大きな視野から今回起きている問題を見る必要があるようです。

卒業生のお話にも「私の国にも夜間中学のような学びの場がほしい」という言葉がありました。
日本の夜間中学を守る、というお話で終わらず、世界中に夜間中学をひろげようという壮大なお話になりました。









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署名集約の日程 声を出せない人の声となって

2012年02月16日 22時24分23秒 | 要望書・署名
東京の夜間中学(日本語学級)を守ろうという声が日増しに高まっています。
その広がりに目をみはります。
みなさん、ありがとうございます。

『一人でも多く、一日でも早く』のよびかけに応えるように
署名について一番多いご質問は「いつまでですか?」ということでした。

ひとまず下記のように設定いたしました。

第一次集約 2月29日(水)
第二次集約 3月10日(土)

大至急、東京都教育委員会と東京都議会に「夜間中学(日本語学級)を守れ」の声を届けるためです。
ここまでに間に合うものはぜひお届け下さい。(一枚全部の署名欄がうまっていなくてもかまわないのです)

しかし、第二次集約で終わってしまうわけではありません。
その後も続々と声を届けていきたいと考えます。

この署名は、
まだ日本語を使って自分の思いを表すことのできない人=声を出せない人の声となって
それを聞き取ってもらうためのもの、ということができるのではないでしょうか。
署名の一筆一筆の後ろにたくさんの願いがこめられていくのです。
どうぞよろしくお願い申し上げます。



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都議会・都教委への要請書 一人でも多く一日でも早く

2012年02月14日 08時51分51秒 | 要望書・署名
署名用紙ができました。
急を要します。お一人でも多く、一日でも早くお集めくださいますよう、お願い申し上げます。

◎取り出し方
大きい写真データですが、画像の上を右クリックで一旦デスクトップに保存していただき、写真印刷でプリントしてください。
PDFデータでは掲載出来ませんでしたのでこちらをご利用下さい。
用紙サイズはB4にします。多くの家庭用プリンターではA4までだと思います。その場合は、もうひと手間、取り出した用紙をB4に拡大コピーしてください。

◎署名に当たって
1、賛同してくださる方なら、年齢、国籍、住所(都内に限りません)の別なく署名できます。
2、宛先が二箇所なので、用紙が二枚になります。お手数ですがお一人につき2回署名をします。

◎署名の送り先
〒270-2252 松戸市千駄堀1496 見城慶和

たくさんの方の御厚意を結実させるべく走り続けていきたいと思います。

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