「夜間中学校と教育を語る会」公式ブログ

夜間中学校と取り巻く環境を語る会です!

3月16日 都議会文教委員会傍聴報告 および署名提出(累計)

2012年03月17日 19時27分06秒 | 要望書・署名

 3月16日(金)午後1時から東京都議会文教委員会が開かれ、夜間中学に関連する公立小・中学校日本語学級設置要綱「改正」問題が審議されると予想されたため、傍聴に出かけました。日中友好協会の方々を含めてこの件について参加した傍聴者は11名でした。
 要綱「改正」に関する質問をした都議は、 発言順に、くりした善行(民主党)、 野上純子(公明党)、 畔上三和子(共産党)、山内れい子(生活者ネット)の4名でした。

 夜間中学の日本語学級での生徒の在籍期間が「特別の事情がある場合を除き、…1年間を限度とする。」と「改正」要綱で規定されたことについて、矢島明彦地域教育支援部長は、日本語習得が困難である原因は年齢、能力、家庭環境など様々であるが、学習指導の中で、1年間での学習が困難な生徒(1年間の在籍で不十分と認められるケース)については、現場の校長の声を聞いている教育委員会からしっかり聞いて適切に対応していく、と答えました。

 質問に立った委員のみなさんは、実態にあった柔軟な運用を求め、都教委の回答を得てそのように確認したと述べました。さらに傍聴に来た人たちをさして、「不安を持っている人たちにそのことを周知するように」求める場面もありました。

 なお、傍聴に先立って同日昼前に、東京都教育委員会教育長あての要請署名第二次分1019筆(累計2097筆)を、園田義務教育課長と鈴木小中学校係長に提出し、東京都議会議長あての要請署名第二次分547筆(累計1841筆)を、都議会議長秘書課山懸秘書課長に提出しました。
 ここに御礼とともにご報告申し上げます。
 
 今も毎日署名が届いております。本当に心強く、感謝でいっぱいです。
 皆様のお手元にまだ署名がありましたら、全部埋まらなくても結構ですのでご送付方、お願い申し上げます。

 これから春休みにかけてさまざまな研修などの機会もお有りと存じます。そんな時に、署名用紙をご持参いただき、少しずつでもまた集めて下されば幸いです。
 今回の署名活動を通して、初めて夜間中学やその中に設置されている日本語学級について知ったという方が沢山いらっしゃいます。多くの方に知っていただいてはじめて、夜間中学の灯を守り発展させることが可能になります。引き続き署名活動にお力添えをいただくことで、積極的に夜間中学のPRをお願い申し上げます。



 

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第二次締め切り現在の署名累計数

2012年03月12日 07時33分28秒 | 要望書・署名
(転載歓迎です)

当ブログで署名を呼びかけたのが2月14日(火)でした。
その後ひと月足らずの、第二次締め切り3月10日(土)までにお寄せいただいた署名は、以下の通りです。

東京都教育委員会教育長あて 2018筆
東京都議会議長あて     1760筆

ご協力くださった皆さまに心から感謝し、ご報告いたします。
まだ教育委員会と都議会に提出していない分は、今週提出する予定です。

なお、この署名活動は現在も継続中です!
引き続きお一人でも多くの方にご署名いただきたく、
さらに皆様のまわりにお広めくださいますように、お願い申し上げます。

署名用紙は、当ブログでダウンロードできます。
ご利用ください。

<署名の具体的なお願い>再掲
◎署名に当たって
1、賛同してくださる方なら、年齢、国籍、住所(都内に限りません)の別なく署名できます。
2、宛先が二箇所なので、用紙が二枚になります。お手数ですがお一人につき2回署名をします。

◎署名の送り先
〒270-2252 松戸市千駄堀1496 見城慶和

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都議会議長あて 第一次署名1294筆提出

2012年03月08日 23時58分54秒 | 要望書・署名
先日の東京都教育委員会教育長あてに続き、3月8日(木)午後、都議会議長あての第一次署名1294筆を提出しました。
心からの御礼をもってご報告いたします。

北は北海道から南は沖縄まで、文字通り日本全国から続々と署名が届いています。
この日の提出に持って行けなかった分の署名の封筒が、すでに片手で持ちきれないほどでした。
署名にご協力下さった皆さま、本当にありがとうございました。

都議会議長中村明彦さんに代わって受け取って下さったのは、都議会議会局管理部秘書課長の山縣茂幸さんです。




第二次締め切りの3月10日は今週末ですが、この後も引き続き署名を続けていきます。
もう一まわり、二まわり、署名の輪をひろげていただきますように、お願い申し上げます。

また、来週金曜日、3月16日午後1時より、都議会文教委員会が開かれます。
現在、複数の議員さんが夜間中学日本語学級要綱「改正」問題で、質問する予定です。
ぜひ多数の方の傍聴参加をお願い申し上げます。

正午に、都庁議会棟2階の傍聴受付までご集合下さい。
詳しくはブログの該当記事をご参照ください。
よろしくお願い申し上げます。

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署名を通して広がる夜間中学と日本語学級への理解と共感

2012年03月04日 07時55分20秒 | 要望書・署名
署名を集めている方のお話です。

「あるお母さんと署名の事で話した時、そのお母さんが言うには、
自営の工務店に日本人の若者は希望しないので、中国人の若者を2人雇用している、
ひとりだと、言葉の壁などで辞めていってしまうので、2人ペアで雇うとのこと。
『夜間中学の日本語学級のような所が本当に大事ですよね』と言っていました。

また、お連れ合いが中国人だというある方は、
『人ごととは思えない、頑張ります』と言ってくれました。
 
私を含め、今まで夜間中学日本語学級の存在を知らなかった人たちが
今回の署名を通して気づかされた事は、有難い事だと思います。」

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東京都議会・文教委員会・審議の傍聴にご参加ください

2012年03月03日 00時49分27秒 | 日記
委員会開催の日時  3月16日(金曜日) 午後1時~午後4時頃
集合日時      同日         正午(午後0時)
集合場所      東京都庁 議会棟 2階 傍聴券配布受付場所


この日の文教委員会では、「公立小・中学校日本語学級設置要綱」改正問題に関して議員からの質問とそれに対する東京都教育委員会からの答弁がなされるものと予想されます。この問題に対する市民の関心の高さを都教委および都議会議員に示し、市民の監視機能を発揮するため、多数の方が傍聴に参加してくださるよう、お願いします。

                           「夜間中学校と教育を語る会」
                               会長代行  庄司匠

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3月1日 都教委へ要請 参加22名 要請署名第一次1078名分提出 

2012年03月01日 22時23分27秒 | 要望書・署名
 3月1日午後1時より、今回の日本語学級要綱「改正」に関わる東京都への要請が行われました。
 要請の対応をしてくださったのは、東京都教育庁地域教育支援部 義務教育課 園田喜雄課長と 同義務教育課小中学校係 鈴木隆也係長、もうお一方職員の方を含めて計3名でした。
 私たちの方は、夜間中学の卒業生、元と現役の教員、夜間中学に関心を持つ市民、日本語教育の専門家、地域で外国人の子どもの学習支援をしている方、日本と中国の友好を願う団体の方、など多彩な顔ぶれの22名。計25名で行われました。
 始めにお互いの自己紹介をしあった後、要請のトップを飾ったのは、要請署名第一次分、総数1078名分の提出です。署名を集めはじめたのが、緊急集会の行われた2月18日ごろからですから、わずか十日あまりでこんなに沢山の署名が届いたことに私たちもびっくりし、感激しました。ここに厚く御礼を申し上げます。
 夜間中学校と教育を語る会の会長代行、庄司匠より、要請に至った経緯と主旨をお話した後、要請の理由の項目に従って9人の人たちがお話をしました。
 始めは葛飾区立双葉中学校の卒業生、中国帰国者一世の方です。ご自分の体験から切々と、どんなに母国の言葉を学ぶことが時間もかかって大変であるかを語られました。
 9名の方はそれぞれの個性と立場をいかし、夜間中学の実情を具体的かつ多面的にお話しました。東京都の園田課長(右)、鈴木係長(左)も熱心に耳を傾けてくださいました。
 その後、園田課長より、次の3点からお話がありました。1、なぜ今回の改正で要綱の中に夜間中学の規定が入ったか 2、なぜ在籍期間の限度を1年にしたか 3、在籍期間の限度は一律にあてはめられるのか
 そのお話をうけて、二、三質疑や意見交換をして、最後に私たちの会の見城慶和より、映画監督山田洋次さん、東京学芸大学名誉教授小林文人先生、東京大学名誉教授大田 堯先生の3人の意見書を紹介しながら、御礼とまとめをお話しました。

 今日はあたたかな一日でしたが、それにも増して、この要請の行われた部屋は「夜間中学を守り発展させたい」という熱気に包まれました。大変すばらしい要請になりましたことを、感謝と共にご報告いたします。 


 

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