3月16日(金)午後1時から東京都議会文教委員会が開かれ、夜間中学に関連する公立小・中学校日本語学級設置要綱「改正」問題が審議されると予想されたため、傍聴に出かけました。日中友好協会の方々を含めてこの件について参加した傍聴者は11名でした。
要綱「改正」に関する質問をした都議は、 発言順に、くりした善行(民主党)、 野上純子(公明党)、 畔上三和子(共産党)、山内れい子(生活者ネット)の4名でした。
夜間中学の日本語学級での生徒の在籍期間が「特別の事情がある場合を除き、…1年間を限度とする。」と「改正」要綱で規定されたことについて、矢島明彦地域教育支援部長は、日本語習得が困難である原因は年齢、能力、家庭環境など様々であるが、学習指導の中で、1年間での学習が困難な生徒(1年間の在籍で不十分と認められるケース)については、現場の校長の声を聞いている教育委員会からしっかり聞いて適切に対応していく、と答えました。
質問に立った委員のみなさんは、実態にあった柔軟な運用を求め、都教委の回答を得てそのように確認したと述べました。さらに傍聴に来た人たちをさして、「不安を持っている人たちにそのことを周知するように」求める場面もありました。
なお、傍聴に先立って同日昼前に、東京都教育委員会教育長あての要請署名第二次分1019筆(累計2097筆)を、園田義務教育課長と鈴木小中学校係長に提出し、東京都議会議長あての要請署名第二次分547筆(累計1841筆)を、都議会議長秘書課山懸秘書課長に提出しました。
ここに御礼とともにご報告申し上げます。
今も毎日署名が届いております。本当に心強く、感謝でいっぱいです。
皆様のお手元にまだ署名がありましたら、全部埋まらなくても結構ですのでご送付方、お願い申し上げます。
これから春休みにかけてさまざまな研修などの機会もお有りと存じます。そんな時に、署名用紙をご持参いただき、少しずつでもまた集めて下されば幸いです。
今回の署名活動を通して、初めて夜間中学やその中に設置されている日本語学級について知ったという方が沢山いらっしゃいます。多くの方に知っていただいてはじめて、夜間中学の灯を守り発展させることが可能になります。引き続き署名活動にお力添えをいただくことで、積極的に夜間中学のPRをお願い申し上げます。