都立立川高校夜間定時制の生徒募集停止に反対し、夜間定時制高校の灯を守ることを求める声明
私たちは「夜間中学の灯を守り発展させていくとともに、広く教育のあり方を考え交流する」ことを目的として、首都圏を中心に活動している市民団体です。
この度、都立立川高校夜間定時制の生徒募集を2025年度より停止する方針を東京都教育委員会で確認したことを知り、本日、緊急に話し合いました。
都内夜間中学の卒業生の進路先として夜間定時制高校の割合は大きく、その存在は非常に重要です。夜間中学生の多くはアルバイトや非正規雇用の仕事についていますが、そういう人たちを「勤労青少年」と認めない上で、生徒の人数が減っているから夜間定時制を統廃合するという考え方は間違っています。
また、仕事を終えて大急ぎで登校する人たちにとって交通至便の定時制を閉校にしていくやり方にもどうしても納得できません。広い多摩地区の立川高校夜間定時制をつぶしてしまうことは、まさにそれにあたっており、強く反対します。
「だれひとり取り残さない」SDGsの考え方からいっても、少数者を切り捨てる今回の「確認」はまちがっています。
この方針を撤回し、立川高校夜間定時制の灯を守っていくことを東京都教育委員会に強く要望します。また、広く都民、市民の皆さんに、「夜間定時制高校の灯を守ろう」と声をあげてくださるように呼びかけます。夜間定時制高校で学びを求める人たちを、みんなの力で支えていきましょう。
2023年11月19日
夜間中学校と教育を語る会
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