去る5月26日(土)、荒川区町屋のアクロスあらかわで行われた「感謝の報告と映画のつどい」には、都内近県から23名の参加者がありました。
週末のご多忙の一日をさいてご参加下さった皆さんに心から御礼を申し上げます。
はじめの言葉に続いて、この度の日本語学級設置要綱「改正」問題で会長代行として中心になってきた庄司さんより、
事の起こりから今日までの経過、この間に何を課題として取り組み、どのような成果があったかをお話しました。
庄司さんは、
2月に入って少ししてこの問題を我々が知ったとき、日本語学級の在籍を1年間を限度とするという内容の要綱「改正」はすでに決められてしまっていたのだが、
その後、緊急集会を経て署名や要請などの働きかけが大きく展開するなかで、『一人ひとりの実態』に配慮した運用という、柔軟な方向が東京都から出てきた事で、
「私たちが求めていたことをほぼ達成できたと考える」と述べました。
特に「多くの皆さんの力によってここにいたることができた」点を心から感謝して報告しました。
今後どのようなことをしていこうと考えているかも語られました。
その一つとして今回の大きな成果でもある、多くの方とのつながりをさらに広げるための企画として、
8月19日に計画している<夏のひろば>を紹介しました。
(この企画については、これから当ブログで順次お知らせしていきますので、皆様どうか今からこの日の事をご予定に入れておいていただければ幸いです。)
庄司さんのお話につづいて、森康行監督による夜間中学のドキュメンタリー映画「こんばんは」の上映です。
今回初めて見る方も随分いらっしゃった一方、公開当時この映画のサポーターをしていて、もう何十回と数えきれないほど見ている方をはじめ何度目かの鑑賞の方もありました。
どちらも上映後「感動した」という思いは同じ。初めてでも、また何回見てもいい、という不思議な映画です。
上映後、椅子を動かして丸くなって感想を述べ合いました。私たちの会の名物「フリートーク」の短縮版、というかたちでした。
トークに参加した人の約半数が、夜間中学の現役の生徒や卒業生、自主的な勉強の会であるえんぴつの会で学ぶ人たちであったことも大きな特徴でした。
スクリーンに登場した夜間中学生は、その人たちと重なるので、初めて見て「私と同じような人がいると思った」という感想がでるのは当然です。
それだけでなく、80歳で夜間中学に入学、卒業して今は89歳、という方から、昼の学校は不登校でその後夜間中学で学び、「今私があるのは夜間中学のおかげ」という若者など、まるで「こんばんは」の映画から抜け出したかのようなお話が沢山聞かれました。
夜間中学の教育のあり方にこれからの日本の学校教育や社会に対する大きなヒントを見る、という意見もいくつもありました。
「のどかで心洗われる思い」「先生も立派だけれど、クラス全体で互いに育てられている」「仕事の関係から、現在病院にリハビリで通う方を多く見るが、学校の時に楽しい体験をしてきたということが老後、80歳になっても90歳になっても活きていく」
一回り、全員がひと言述べただけで、もう全部がすばらしい内容でした。あのトークでは、一人ひとりみんなが主役でした。
全部ご紹介できないのが残念です。
最後は事務局長のまとめと今後のお知らせで会を閉じました。
以上、ご報告いたします。
今回お出でになれなかった方もぜひ、今度の機会には私たちの会の集まりにご参加ください。共に思う存分語りあいましょう。
週末のご多忙の一日をさいてご参加下さった皆さんに心から御礼を申し上げます。
はじめの言葉に続いて、この度の日本語学級設置要綱「改正」問題で会長代行として中心になってきた庄司さんより、
事の起こりから今日までの経過、この間に何を課題として取り組み、どのような成果があったかをお話しました。
庄司さんは、
2月に入って少ししてこの問題を我々が知ったとき、日本語学級の在籍を1年間を限度とするという内容の要綱「改正」はすでに決められてしまっていたのだが、
その後、緊急集会を経て署名や要請などの働きかけが大きく展開するなかで、『一人ひとりの実態』に配慮した運用という、柔軟な方向が東京都から出てきた事で、
「私たちが求めていたことをほぼ達成できたと考える」と述べました。
特に「多くの皆さんの力によってここにいたることができた」点を心から感謝して報告しました。
今後どのようなことをしていこうと考えているかも語られました。
その一つとして今回の大きな成果でもある、多くの方とのつながりをさらに広げるための企画として、
8月19日に計画している<夏のひろば>を紹介しました。
(この企画については、これから当ブログで順次お知らせしていきますので、皆様どうか今からこの日の事をご予定に入れておいていただければ幸いです。)
庄司さんのお話につづいて、森康行監督による夜間中学のドキュメンタリー映画「こんばんは」の上映です。
今回初めて見る方も随分いらっしゃった一方、公開当時この映画のサポーターをしていて、もう何十回と数えきれないほど見ている方をはじめ何度目かの鑑賞の方もありました。
どちらも上映後「感動した」という思いは同じ。初めてでも、また何回見てもいい、という不思議な映画です。
上映後、椅子を動かして丸くなって感想を述べ合いました。私たちの会の名物「フリートーク」の短縮版、というかたちでした。
トークに参加した人の約半数が、夜間中学の現役の生徒や卒業生、自主的な勉強の会であるえんぴつの会で学ぶ人たちであったことも大きな特徴でした。
スクリーンに登場した夜間中学生は、その人たちと重なるので、初めて見て「私と同じような人がいると思った」という感想がでるのは当然です。
それだけでなく、80歳で夜間中学に入学、卒業して今は89歳、という方から、昼の学校は不登校でその後夜間中学で学び、「今私があるのは夜間中学のおかげ」という若者など、まるで「こんばんは」の映画から抜け出したかのようなお話が沢山聞かれました。
夜間中学の教育のあり方にこれからの日本の学校教育や社会に対する大きなヒントを見る、という意見もいくつもありました。
「のどかで心洗われる思い」「先生も立派だけれど、クラス全体で互いに育てられている」「仕事の関係から、現在病院にリハビリで通う方を多く見るが、学校の時に楽しい体験をしてきたということが老後、80歳になっても90歳になっても活きていく」
一回り、全員がひと言述べただけで、もう全部がすばらしい内容でした。あのトークでは、一人ひとりみんなが主役でした。
全部ご紹介できないのが残念です。
最後は事務局長のまとめと今後のお知らせで会を閉じました。
以上、ご報告いたします。
今回お出でになれなかった方もぜひ、今度の機会には私たちの会の集まりにご参加ください。共に思う存分語りあいましょう。