あんた、まるいもの好きだね~♪

「まるいもの」について、適当に書いています。まるいものとは、自転車、モーターサイクル、クルマ、カメラ、CD/LPとか。

■ぼくは何とも思わない(空冷VWのアイドリング)

2013-12-10 15:16:30 | VW・T-II
 クルマにお乗りの皆さん、例えば冷えるこの時期の朝一の始動、どのようにしていますか?

 うちのマダナイ(1975年製空冷フォルクスワーゲンバス)は、夏も冬も入念なアイドリング(暖機運転)が必要になります。元々、シリンダーとピストン(リング)の隙間が大きく、それぞれが加熱して金属が膨張した時に適正なクリアランスになります。ですから冷間時にエンジンを過剰に動かすと大きな隙間から圧縮ガスは抜けますし、その逆でエンジンオイルが燃焼室に周り不要な燃焼をしてしまいます。

 エンジンオイルは本来は燃えてはいけないものなので、非常に有害な排ガスとなります。無駄なアイドリングは控えるべきですが、古いクルマでは余計に入念なアイドリングは重要です。エキゾーストパイプが冷えていて調子が悪くなる、という事象もあります。
 もちろん、最新のクルマだって、せめて水温計の警告灯が消えるぐらいまではアイドリングするべきで、よくエンジン掛けてすぐに出る人を見かけますが、あれはエンジンの知識に乏しいだけでNGな行為です。

 しかし、そんな入念なアイドリング(暖機運転)が必要なうちのマダナイですが、あまりよろしくない点がひとつあります。それはエンジンの大きな音です。悲しい事かなディーゼルと間違われるぐらいの騒音で、例えば住宅街で延々アイドリングをしているのは、正直あまり気持ちのよいものではありません。住人もさっさと立ち去ってもらいたい筈です。

 でも、ぼくは「エンジンものの始動に本来、アイドリングは必須のもの」というルール(設計)のもと、平気な顔してアイドリング(暖機運転)しています。だって、人間だってそうでしょ? ストレッチせずにいきなり走りだしてみて下さい。すぐにどこか、故障する筈です。それと同じ事。そりゃ、エンジン音は煩いですが、昔はもっと当たり前の光景だったし、必須な事をしているだけなのです。

 ただ、これは同じ空冷VW乗りでも意見が分かれるところで、しばしばトラブルの元にもなっています。近所迷惑だからアイドリング(暖機運転)するな、と。ぼくは真っ向から否定ですね。なんと言われようとアイドリング(暖機運転)はしっかりやります。それで空冷VWが悪者になるのなら、それは世界が間違っているのです。

 ジャンボジェット機がしっかり暖機運転をせずに墜落したらどうします? 同じ事です。

やかん

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