ちょっと前のネタです。
willcom 03(WS020SH)は、付属品としてACアダプターと通信用という2本のケーブルがあります。前者は一般的な片側がコンセント形状、もう一方はマイクロUSB端子になっている物です。定格は5V/1Aと、モバイル端末用としては一般的な数値です。iPodとかも同じですね。
後者、通信用は片方が汎用サイズのUSBオス、片方がACアダプター同様にマイクロUSBです。
ここで、ひとつ誰もが思いつく事があります。ACアダプターが5V/1Aなら、他の機器にもよく付属するUSB充電アダプターが使えるんじゃね? と。ぼくも当然思いました。どれも定格に「5V/1A」と書いてありますから。
これが通用すると便利なのが、まず付属のACアダプターは例のごとくそこそこ大きく重たいです。正直、持ち運びには向いていません。真っ黒で格好悪くもあります。変わって、よく見かけるUSB充電アダプターはコンパクト・軽量で、カラーも豊富。おまけにUSB端子部でケーブルは自由に抜き差しが出来るので、持ち運びがフレキシブルです。
という事で、まずほとんどのユーザーがトライしたと思いますが、汎用のUSB充電アダプターに付属の通信用ケーブルを挿して、充電してみる。
しかし、ハイ出来ません。試しに、他のUSB-マイクロUSBになっているケーブルでもやってみる。ハイ、やはり充電出来ません。
そして、この問題は既知のものとして、ウィルコムユーザーの間ではかなり有名なものです。
なぜ、こんな事が起こるのか、というと、これまたあまりに有名な話なので種も明かされています。
USB内には元々5本の配線が存在し、willcom 03(WS020SH)では次のような使われ方がされています。
1.電源のプラス側
2.通信用
3.通信用
4.浮いている or 5番にショートしている
5.電源のマイナス(グランド)側
ここで注目が、4番の存在です。ここを5番にショートさせているのはwillcom 03(WS020SH)の完全独自規格で、一般的などのケーブルもこの結線のされ方はしていません。
それ故に、今回のような事象が起きるのです。
その結果、4番と5番がショートしていると、「これは電源ケーブル」、と認識されてしまい、通信が出来ません。
逆に4番が浮いた状態であると、「これは通信ケーブル」、と本体は認識しますが、代わりに充電が出来ません。
ですから、よく転がっているUSB充電アダプターを利用するには、付属する通信用ケーブル(4番が浮いている)のとは別に、4番と5番がショートしているケーブルを用意(というか自作)するしかないのです。
もっとも、これ自体はそれほど難しいことではないようです。ケーブルなり変換アダプタのマイクロUSB部のカバーが分解できるタイプの物を用意し、中をショートさせてやればいいだけです。
しかし、これでは脳がない。どうにか1個のアダプタかケーブルで通信も充電も出来ないものか。そう思ったら、やはり先駆者がいました。マイクロUSB部をバラしたら、そこに超小型の切り替えスイッチを設けて、4番と5番のON/OFFが出来るように工夫しているんです。
こりゃいいアイディア(工作)だ、と早速真似してみることにしました。
<続く>
やかん
willcom 03(WS020SH)は、付属品としてACアダプターと通信用という2本のケーブルがあります。前者は一般的な片側がコンセント形状、もう一方はマイクロUSB端子になっている物です。定格は5V/1Aと、モバイル端末用としては一般的な数値です。iPodとかも同じですね。
後者、通信用は片方が汎用サイズのUSBオス、片方がACアダプター同様にマイクロUSBです。
ここで、ひとつ誰もが思いつく事があります。ACアダプターが5V/1Aなら、他の機器にもよく付属するUSB充電アダプターが使えるんじゃね? と。ぼくも当然思いました。どれも定格に「5V/1A」と書いてありますから。
これが通用すると便利なのが、まず付属のACアダプターは例のごとくそこそこ大きく重たいです。正直、持ち運びには向いていません。真っ黒で格好悪くもあります。変わって、よく見かけるUSB充電アダプターはコンパクト・軽量で、カラーも豊富。おまけにUSB端子部でケーブルは自由に抜き差しが出来るので、持ち運びがフレキシブルです。
という事で、まずほとんどのユーザーがトライしたと思いますが、汎用のUSB充電アダプターに付属の通信用ケーブルを挿して、充電してみる。
しかし、ハイ出来ません。試しに、他のUSB-マイクロUSBになっているケーブルでもやってみる。ハイ、やはり充電出来ません。
そして、この問題は既知のものとして、ウィルコムユーザーの間ではかなり有名なものです。
なぜ、こんな事が起こるのか、というと、これまたあまりに有名な話なので種も明かされています。
USB内には元々5本の配線が存在し、willcom 03(WS020SH)では次のような使われ方がされています。
1.電源のプラス側
2.通信用
3.通信用
4.浮いている or 5番にショートしている
5.電源のマイナス(グランド)側
ここで注目が、4番の存在です。ここを5番にショートさせているのはwillcom 03(WS020SH)の完全独自規格で、一般的などのケーブルもこの結線のされ方はしていません。
それ故に、今回のような事象が起きるのです。
その結果、4番と5番がショートしていると、「これは電源ケーブル」、と認識されてしまい、通信が出来ません。
逆に4番が浮いた状態であると、「これは通信ケーブル」、と本体は認識しますが、代わりに充電が出来ません。
ですから、よく転がっているUSB充電アダプターを利用するには、付属する通信用ケーブル(4番が浮いている)のとは別に、4番と5番がショートしているケーブルを用意(というか自作)するしかないのです。
もっとも、これ自体はそれほど難しいことではないようです。ケーブルなり変換アダプタのマイクロUSB部のカバーが分解できるタイプの物を用意し、中をショートさせてやればいいだけです。
しかし、これでは脳がない。どうにか1個のアダプタかケーブルで通信も充電も出来ないものか。そう思ったら、やはり先駆者がいました。マイクロUSB部をバラしたら、そこに超小型の切り替えスイッチを設けて、4番と5番のON/OFFが出来るように工夫しているんです。
こりゃいいアイディア(工作)だ、と早速真似してみることにしました。
<続く>
やかん