あっ、もちろん色んな意味で「いまさら」、なのは百も承知です。
なにせこのコース、この日がLastだったそうなので……(;・∀・)
▲実は今回が最後だった、ミニ四駆グランプリ2024スプリング公式コース『2024 TATSUDOSHI Rise up! CIRCUIT(195m)』。
▲参加したのは、4月21日(日)のほうです。
▲使い勝手がもの凄く良いのに、なんのギミックも搭載していないMSシャーシの『ホットショット Jr.』。
▲フレキも電池落としもナシ。ポリカボディがそもそも嫌いなので、提灯もなし。タイヤも初期装備のスパイクのママだし。
▲午後組だったので、すごくのんびり参加できました。
ただ、終わり頃には☔ぱらぱら始まってましたね。チロッとですけど。
▲一回目の車検。何もしてないので、オカシイ所はまずナイの……。
車高で引っ掛かるのも考えられないし。
あっ、でも過去に他の車種で底部の『ネジ頭』を指摘されたことはありますね。OUTではないけど、「出来れば対策してね」って。
コースを傷付けちゃたりマシンキャッチの際に怪我をする可能性がある、というのが理由でした。ウンウン。
▲実はウチのマシンにとって最大の難所となったセクション……。 /イマサラ、でオカシイでしょ(-_-;)
セクション的には『クライムチェンジャー』。どのレースでも定番のモノで、しかもこの程度の斜度と距離、今となっては全然かわいいほうだと思うんです。
ところがウチのホットショットJr. kun、ここで大幅なスピードダウン! 「へ?」ってなりました。「なにをいまさら」って。この程度よ。過去、もっととんでもないの、あったでしょ? って。
ただ、これが今後、本マシン含め、ギヤ比、モーターの組み合わせを大きく見直すべきでは、のキッカケになりました。
▲実は1レーンだけ救いがあった。 /赤矢印&◯
その『クライムチェンジャー』には、5つあるレーンの中で1レーンだけ坂を登らず普通に180°くらいのターンを回るルートがあり、おそらくウチのホットショットJr. kunはコレで延命できたのかと。
それと、意外やスタートしてすぐに待ち受ける、これも定番と言えるスロープで破綻している車両が多かったです。個人的にはこちらも「もう今さら」感が強いのですが、スタート直後にコースアウト(CO)したりひっくり返っているマシンもあれば、周回をこなし興が乗ってきたタイミングでOUTも、結構多かったです。ちと驚き。
▲見て解るが、スタート直後にもうやらかしているマシンが2台。
▲一戦目、順当な勝ちを決めて返却BOXに返っていた。
実はこれ、語弊があります。「勝ち」ではなくて「完走」ですね。
でも、正直、激めちゃ嬉しくて、まるで勝ったかのような大はしゃぎを『待機エリア』でしているのです(公式動画で探さないでね……(@_@。)
というのが、このマシンをアレやコレや弄って、公式大会での『初の完走』なのです(自分の中では最も弄くり倒している)。いっつもぶっ飛んでた。多分、『ジャパンカップ』のほうがコースがエグいからですね。
もっとも、不戦勝とも言える状態で、これは後にも響くのですが、完走したのが4台中、2台だけだったのです。レーン運もあるのでしょう、その勝ち残ったマシンにバックマーカー扱いされなかったのも幸いです。
でもいいんです。最後までコース上で走り切っていれば。実は今大会、レーンは5つあるし、スタートエリアも『⑤』まで振ってあったのに、実情は何故か4人スタートだったんです。この予選時、解らなくて(アナウンスもなかったと思う)、①シール貼られているのに前の組の⑤で待機してて、そのまま5レーンからスタートしようとして場を混乱させてます。
そんなこんなで、レースは終始4台での戦いだったのですが、まあF、Nどちらのコースも完走率が低い。全滅のレースは珍しくなかったです。
ですから、ちょっぱやでブレイクしちゃうよりかは堅実性で走り切ることで駒をひとつ進めることも可能でした。もちろん、それだと決勝では間違いなく刈り取られるのですが、それでも初の決勝進出やらその暁の運営からのアルカリ乾電池供給も体験できる。
しかも、お立ち台は3人まで登壇できるみたいなので、4台中誰かがアクシデント起こせば3位には立つことができるかもしれない。
じぶんの考えのひとつでもあるのですが、戦場では結局のところ、最後の最後まで立ってたやつが勝ち。辺り一帯、死屍累々でも最後、生き残ったやつが勝ち、みたいな。死んだらそこで終わりですが、生きてる限り次がある。最後の最後まで立ってることが大事なんだ、っていう。
ちと、わたくしごとに熱くなってしまいましたが、どんなレースもそうです。『リタイア』しちゃ駄目なんです。シリーズランキング制もあるレースだったら余計です。1度として表彰台頂点に立たなかったが、年間王者には輝いた、なんてハナシ、珍しくもなんともないですからね。その1戦を取るか、シーズンを慣らして最後に勝ちを得るか。
まあ、現状、ミニ四駆の大会には関係ない?
と、気持ちを切り替えて本戦のおハナシ。以前のレポートでは「記念撮影プレート裏山」みたいに書きましたが、実はこのプレート、コース攻略のヒントがてんこ盛りなのですよね。特に、じぶんにとっては。
▲コース全長とストレートの数、長さ、その先のR(アール)もそうだが、斜度や突起、高低差にもかなり気を払いたい。
「スロープ」とは言ってるものの、尖り具合的にはどれくらいなのか。緩い坂、と言ってもマシンのスケール比やコースを圧縮した状態ではどのくらいの凹凸になるのか、注目すべき点は山ほどあります。
じぶんの専門分野でもあるオフロードのように、路面状況は気にしなくてよいのはすこし楽ですね。
そして、この圧縮工程図によれば、件の『クライムチェンジャー』、ミニ四駆kunにとってはそんなに優しい坂ではないと。
ただ、やはりあの程度の斜度と距離で喘いでいるマシンは、観察した限りでは一台もいませんでした。みな、こんなタイヤ履かないし、全塗装した重たいハードボディなんてのも、もはや絶滅危惧種ですからね。
ただし、その中で何か別案を捻らなければいけないのは事実でした。5周ある中でエスケープはたったの1回。トータルで見れば4回もの大幅なスピードダウンは、バックマーカー狩りのいいカモですからね。
それは、次からの『再チャレンジ』なるもので、問題を引き起こしました。
過去記事と重複しますが、
▲このシールがあると、当たり!! /結構、タイト。急いで手洗いを済ませた。
<タミヤの案内より>
- 1次、2次予選敗退選手の予選再チャレンジを実施します。
- 参加賞ステッカーのうらに印があれば当たりとなり、再チャレンジ券をお渡しします。
- 再チャレンジ券記載の時間に車検場入口へお越しください
- 参加券は獲得した本人のみ使用可能です。
- 何らかの理由で参加記念ステッカーを受け取れなかった場合、参加記念ステッカーはお渡しいたしますが、再チャレンジには参加できません。
▲再チャレンジシステム自体が、初めてだった。
泡食いましたが、どうにかこうにか20分の猶予で落ち着きを取り戻して、ラッキーな再トライ!
▲ラッキーで発生した、2回めの車検\(^o^)/
だーかーら、何もないよ。な〜んも奇をてらったことしてないから。
▲と、この再チャレンジで、とうとう激写に成功!!(協力いただいた右隣の方、たいへんありがとうございました)
終始、時間が余っていたのでかなり会場とかあちこちをプラプラしてたんですよ。そしたら、な〜んかそのうち目の端々に気になるものが入ってくる。じぶん、動体視力がエライいいんですが、なんかおかしなマシンが多い。
いざ、その気で見てみると、何やら車体右後方がオカシイ。タケヤリデッパ時代の「タケヤリ?」って抱いたほどの、なんかおかしな出っ張り。
▲実は、時系列的にこの時、接触していたし「??」とは感じていたのですよね。
記念撮影ボードを撮っていた時なので、まだそもそも1度目の予選すら始まってない頃。「なんでこのひとのケースはあそこがカットされてるんだろ?」って、頭の片隅で疑問には思っていたんです。その時はそこまでで、大きくは気には留めていなかったのですが。
▲どうも、このセクションの対策らしのです。名称は『Dragon Coil』。加えて、『ローリングライズ』。写真奥のドラゴンバックで無事生き残ったあとに遭遇する難所みたいです。
裏付けるように、赤い矢印Aの先にCOしたマシンが1台置かれている。やっちまったんですね。
先程の記念ボードで言うところの、2つ目、3つ目の90L−180Lあたりの区間です。
▲徐々に登りながら、『L』が続くということは、終始右側にGが掛かる。
拠って、このように(黄色枠部分)、“ 車体右後方 ” に右側へのGと上り斜面によりコースから外れてしまわないよう、壁面に『へんなの』を終始押し付けてやることで、マシンがひっくり返ったり車体が上方に逃げていくことを防ごうとしているのかと。
このコースでは定番対策のようで、そういえばMCガッツさんが、他のセクションでポロポロひっくり返ったりCOするのは、「左右非対称のせいですかね〜」みたいなMCをしていたのを思い出しました。このへんなので左右バランス、重心のズレが生じていると。赤枠のところ、「DCは気持ちで止める」と書いてあるくらいなので、よっぽどなのかと……。じぶん、DC見ちゃうとダートクールになっちゃいますが。ゴメン……。
※というか、右後方かつ上方が重心狂いの原因って、まんまモトクロッサーじゃねえか!
そいで、この1カット、緊急で、もう出走前って時に慌てて撮らせていただいたのですが(心の中で「Oh! コレ、例のアレじゃないか!!」と発狂したので)、他の箇所も『現在の定番』が見て取れますね。ラッキーです。
ポリカボディでの提灯、多分ATバンパー?(ゴムリングが確認できるので)、ホイールの貫通にペラタイヤ(色的にはやはりマルーンタイヤですよね?)。後部写真はないのでリヤキャッチダンパーやリヤアンカーの有無は解りませんが、少なくともやはりブレーキは装備していますね。
このブレーキ、永らく抵抗感が強く導入していなかったのですが(“ ブレーキ ” だからじゃないよ〜w)、うちのマシンにもあるタイミングでとうとう諦めて着けました。新橋のコースで速い人に尋ねていたら、「どうやってもそれだけは」、と指摘されたので。
あと、矢印などは振っていませんが、湯呑は健在なんだなー、と。限定品だったクリアの緑、かっこいいんですが、クリアパーツなので素材上、あいつは耐久性が厳しいんですよね。ルックスはピカイチなのですが。
それと、確かローラー数が解禁だか緩和されたので、ATバンパー? 周辺のローラーも3段構えですね。スゲー。
ちなみに、この《DC対策品》はなんだか解らなかったので、現場で命名したのは「スキッパー」。執筆現時点では、「クイックルワイパー」でもいいや、と思ってます。このコース、今回で最後なので次回以降、登場の機会あるか解りませんし、どうせ必要になっても、付けないので。
ほいで、肝心の再チャレンジのほうなのですが、一方的にバックマーカー扱いされて早々にマシンを取り上げられちゃったんです💢
ですが、蓋を開けてみれば残り3台みなリタイア。ガン見してましたが、「そのタイミングで取り上げる?」だったし、そのすこし後でそのマシンはCOしました。じぶん計測的には追いつかれる前に自滅してた……。
きっと過去に色々あったのでしょうね。大会には一応、「異議申告」のシステムがあります。
▲行使したことがないので解らないのですが、ここに行ってなんか言うのかな?
ただ、正直、相手は歴戦の猛者でその判断に物言いをつけるのとか、「オマエ、そのマシンで言うか?」という引け目が大きくて止めちゃったんです。当日、もの凄く具合悪かった、というのもあって。
でも、どんなプロにも判断ミスはあるし、先に書いたように「最後まで走りきってれば」、もあるのでダメ元でも言うべきだったかもしれません。一応、そういう用意はされているので。
まあ、それでもじぶんのマシンを前に抗議する勇気は、やはりなかったかな〜。現在の主流からは完全に外れちゃっていますからね。「オマエ、そのマシンで言うか?」、がすごく強いんです。どうしたって。
とても残念ではありましたね。
▲いまさら感のドラゴンバック。スキッパーによる「左右不均衡」が、トラブルを巻き起こしてるのかもしれない。
で、ドラゴンバック自体は毎度のことなので、毎度、同じこと言います。ドラゴンバックといえば桶川HARP(埼玉県)のが、とにかく最高だった。めっちゃ気持ち良いジャンプで、あのセクションは毎周、楽しかった。ラムソンジャンプは技量的にとても無理なので。
▲この組はスタート直後、無事こなしています。
▲興が乗ってくるとこんなスピードになってきます。
まあ、全車が全車、スキッパーを装着していた訳ではないです。このコースレイアウトのイベントレポートを見ると、なくても表彰台登っているひと、います。セッティングによっては、必須ではないのかと。左右バランスが崩れる、という事実もありますし。
ただ、さすがにもうオープンで提灯レスはいないかと……。もしくは、フレキ?
なんか、思ったより長くなっちゃったので、自マシンの見返しはまた別途にします。なんだかなー。
▲コレがあるんで、雨は遮れるけど終始、暗いの。
▲タミヤsan、お疲れ様でした。ありがとうございます。
やかん