さて、
《月刊アーマーモデリング》−AMオーディション2025『20世紀の模型』
絡みの、Lastです。
刮目する?!?!
↓↓『AMオーディション2025』結果発表 掲載誌↓↓
設定された応募期間に対し、突貫工事の3日間で作業した内容です。
もちろん、既にコチラで応募DATAは紹介済みなので、なぞる程度になります。
🔶何を以ってもモータライズ機関部が要
あくまで「モータライズKITで行く」、の姿勢護持は表明したとおりです。
そうすると、何を以っても『走れないと』いけない訳で、真っ先に確認したのが、通電と可動状況です。
しかしやはり、現実がそう甘かろう筈もありません。そもそもが、KITのscaleは疎か、製造年すら不明で、『豪奢』とはなかなかに言い難い一体式のギヤBOXは、足周り(シャーシ)にBOX付帯の金属爪を折って完全固定してしまう構造故、再度の取り外しが出来ません。
そのため、崩壊が始まっていたピニオンギヤを、同じ丁数の新品に変えることが不可能でした。
※もしくは、事前に用意しておいた強化typeに.
※もしくは、事前に用意しておいた強化typeに.
▲予め組まれ一体式となっていたギヤBOX。この金属BOXから出ている4本の爪を、シャーシ(足周り/プラスチック製)に設けられたスリットに挿入し、折り曲げて固定する構造。写真で解るが、損壊しているピニオンギヤを抜くゆとり(隙間)が確保出来なかった。
なお、この写真で、「本体に電池を内蔵してシングルモータライズとして走らせる構造にもなっていた」、も解りますね。
印象深かったようで、わざわざシルバーペンで塗ってありました。
そう、やはりこの時代は『スケールモデルも走っていた』のです。
あゝ、そこは天界!
▲標しは付けなかったが、4箇所、シャーシ底面両サイドから外側(転輪側)に向いている小さな出っ張りが、ギヤBOX一体で付いている金属製の爪。素材不明だが、一般常識で繰り返しの折り曲げがよい訳がナイ。よって、ピニオンギヤ交換目的でBOXを外すことが出来ない。
ちなみに、この写真↑での黄色の○円が、本来、リモコンへの配線が出ていく口です。間違えて赤○円部から出しています(過去に)。なんでもないようなミスですが、今回のオーディション工作(工事)では厄介なミスとなってしまいました。
あと、モータライズに於いては起動輪となる一番後ろの車輪の次に、ゴム履帯の負荷が掛かる、後ろから2番めの転輪が金属シャフトで繋ぐ構造になっているのは、このKITの注目したい点です。負荷が前進でも後進でもかなり掛かる順番なので、現行品でもアオシマリモコン戦車プラモデルは、この『後ろから2番めの転輪』は、簡単に「ぽろっぽろっ」、取れます。時には、「ぴーっん!」って。
最悪なのは、プラ製転輪を押さえているセンタキャップとも言えるポリキャップ部品がその時、『妖怪ピンセット飛ばし/パーツ隠し』如く、見当もつかない遥か虚空に消えるので、室内でもパニックなのに、オモテだと「砂漠の中から砂金を探すようなもの」状態💢
「え? そんなに嫌いなのか?」って。そうよ❗
▲思い切りよく、配線出し口を間違えている。ここは本来、上から被さる車体パーツの爪が挿さる場所。ピニオンギヤ部と違い、こちらはゆとりがあったせいで今回のオーディション用工作(工事)まで、間違えていたことに気が付かなかった。
こういうのって、ほんとうにうまく回らないモノですよね。ゆとりが欲しいのはピニオンギヤ側なのに、間違えた箇所のほうにゆとりがあるなんて。
なお、これもまた理由解らないのですが、ギヤBOXへの配線ボンディング処理はしてあったのに、モータ結線部のハンダ付けがおこなわれていませんでした。今回、修正しました。危ない。
このように損壊著しいピニオンギヤを現状(3日間)で交換するのは現実的ではなく、同時にまた、リモコン側の接触(接点?)もやや怪しい点があり、『電動力系』を複数、同時工事することになりました。
リモコンの構造は至って簡単なのに、よく解りませんでした。
そこからは、もういつもの乱闘🥋騒ぎ🤼。
▲A.損壊し始めているピニオンギヤを、この時点で可能な、ありとあらゆる手で宥めすかして、ゴム履帯を掛けていない負荷freeの状態で安定回転するまで工作(工事)し、 ※写真クリックで拡大&ギヤなどが回ってるの見れる.
▲B.安定した、と思ったらゴム履帯を掛け、負荷を掛けても回転するか確認。 ※写真クリックで拡大&ギヤ/履帯などが回ってるの見れる. しかし、「やはり駄目」「やり直し」、で、『A』と『B』のひたすらの繰り返し。もちろん、前進、後進、どちらも試す。メーカーによっては、前進はOKでも後進させると履帯が徐々にズレて行き外れるパターンは、かなり多い。(アオシマは一緒に転輪も外れるゾー) ギヤBOXへの負荷の掛かり方も、前進と後進ではまるで違う。音で解る。これは、各社共通。
この部分で何時も困ってしまうのが、この時代(なのか世代なのかtype?)のピニオンギヤは、ほぼ100%、モータ金属軸と接触する部分の厚みが極端に薄く、ここは未だにどの分野でも単純に圧入されているだけなので、その部分への負荷(ストレス)は大きいし、『圧入』のみなので、金属軸とプラ中空部の噛み合いも弱いです。
すると、ギヤの谷(凹)部厚みはもう1mm(㍉)もおそらくないので、圧入負荷と放置、経年劣化、などなど、諸々で、文字通り、モロモロになり、くっついているように見えて、その実、負荷を掛けた瞬間、そこから『割れる』『欠ける』。
《形状は維持》してはいるものの、“ ユルユル ” でモータ軸と滑ってしまう、など、トラブルには枚挙に暇がないDEATH☠
今回も、
- Non負荷で成立.
- ゴム履帯を掛けて成立.
- ベランダなどμが低い(滑りやすい)ところで走らせて成立.
の、トライ・アンド・エラーの繰り返しでした。ここに時間を喰われると『動力部外』に割く時間がなくなってしまうのですが、「走らない」状態でのKIT応募は断固嫌でしたので、寝ずの対応でした。はぁ ( ´Д`)=3
この手合はいくら場数を踏んでも毎度、パターンが異なるし、今回は、初めて触るメーカーKITだったので余計に泡を食いました。箱内で静保管してあっても、旧い製品なのでなんでも起きます……💧
▲これは、ようやく「ほぼ」安定したので、『摩擦部』に油脂処理をしているところ。足周り(シャーシ)にゴム履帯を掛けたまま亀の子状態にし、グリスアップのような注油を各所におこない、“慣らし”と余計な油分を飛ばしている。方方に油が飛散しないよう、通常廃棄してしまう空トレーを蓋にしている。いつも、洗って再利用。
ここでどうにか『モータライズ機関部』が安定した「ぽい」ので、いよいよ車体などに目を向けられるようになりました。
※要注:あくまで「ぽい」よ、「ぽい」……。このあと、ナニモナイなんてこと、ないんだから、ね(ふんっ! / 天の声:釘宮理恵san
※要注:あくまで「ぽい」よ、「ぽい」……。このあと、ナニモナイなんてこと、ないんだから、ね(ふんっ! / 天の声:釘宮理恵san
🔶外ロケで悪目立ちした機関室グリルの工作(工事)突貫!
一応はblogにUPした記事の順序的に、過去の外ロケで「ちとこれなー」、とか、その後、研鑽は積んでいませんがSNSで見た作例や、店頭に並ぶエッチングパーツ。結果的に一般観覧が最後となった総火演で、幾つもの実車を拝見する機会を経ての、機関室天面にある各種グリル類が塞がっている『残念』さ。
そこを「掘り²」して、フィルタ処理もする工作(工事)、にトライしました。
▲おそらく、スクエア状が吸気、サークル状が排気。と、グリルたち。ところが、実際はまだ別にも開口すべき箇所があったよう。サークル状は内部構造的にもとても手が負えるモノではなかったので、スクエア部をひたすら掘った。
ただ、往時の車両に限らず『仕様』があまりに複雑怪奇で、このKITもちゃんぽん状態……。どこそこは「アレ仕様」、ここそこは「ドコ仕様」。加えて、そもそもの形状が違う、や、「ナイ」ものが「有る」、やら。
でも、取説を拝見するに、かなりの力の入れようなので、現地取材は流石に敢行出来なかったでしょうが、何かしらの意図あってのこのKIT仕様なのだと思います。ある意味、《日東科学仕向地仕様》……(笑 💧
▲再掲。これを見ると、『くみたてがとてもやさしい 日東のタンク(リモコン) どんどん集めよう!』シリーズは、6ラインナップ。①タイガーII型(ドイツ),②パンサー(ドイツ),③チーフテン(イギリス),④M-41 ウオーカーブルドック(アメリカ),⑤M-60 キングパットン(アメリカ),⑥T-55 コマンダー(ソビエト)、となっている。
本KITのナンバリングは、②なので、他所の車体の金型を流用した、とは考え難い、デス。もちろん、当時、シングルモータライズKITやスタティックKITが存在した可能性もありますから、『それを使った』、は否定出来ませんが。
ところで、発売年すら解らないのでなんともなのですが、この頃は活版印刷ですよね? この精緻な三(4か)面図は何で描いたのでしょうか。ドラフター(製図台)で描いたのだとしたら、凄まじいDEATH☠
パケ絵が既にコレなので、熱量を推察するのは容易ですGA。
AM本誌でも「少年誌に掲載されるほどの過熱ぶり」的なことが書かれているので、各企業ともこぞって参入したのかと。その結果は推して知るべし、なのですが、ね。
※設備投資って難しいですよね……。
※設備投資って難しいですよね……。
▲吸気口と予測したスクエア部は、すべて開口した。チカラも工数も、もの凄く掛かった。内部再現(フルインテリア)KITではない故、完全自己満足の域内。少し脱線するが、現在、並行作業中で『閉口』している💢アオシマのリモコン戦車プラモデル/87AWと違い、開口作業中に「危ないかも……」、と思った箇所はひとつもなかった。そもそものプラ材の厚みが違う。見習って欲しい。
▲見事、上からの光線が下に抜けているのが解る。この時は、少し感動した。意味があるのか、は、解らないが、「苦労した甲斐はあった」、と共に、「経験値が上がった」とも感じたのを覚えている。ただ、手は痛い……。
▲掘った箇所にある方法でフィルタ処理を施し、当時不足していたウェザリングを少し加え、合わせて、欠損&喪失してしまった前方機銃も頑強な素材で作り直し、今度は簡単に無くならない取り付け方をした。グリル部、開口したまま、は流石にナイ。
これで、何となく気になっていた機関室グリルの(一部)工作は完了。1/35 scale だったらサークル状の排気口も弄らなければならなかっただろうが、それより小スケールっぽいので、勘弁を!
※実は 1/35 scale だったらどうしよう……😓
🔶とにかくいつもどおり、実際にグチャグチャにしたかった
コレ以外の工作(工事)は、さらに褒められたモノでないので省略。※つうか、作業写真撮ってる余裕&時間もなかった……。
Total、すべてが整った状態で、「ホントウ」の『本題』に《突入》です。
それが、コレ↓↓.
▲足周りのウェザリングを兼ねた泥濘路面での、ひたすらのHARD走行……。「走るんだよっ!」
▲とにかく降雨にまったく恵まれない年で、ロケ地を探し回ったが、今まで使った場所はどこも理想に対し、箸にも棒にもかからない状態(路面がカピカピ)で、最終的にこの地を選んだ。
とは言っても、ここも周囲を見れば解りますが、基本、路面は乾き切っています。ただし、ここは雨が降ると路面が一風変わった状態になったり非常にスリッピーになることを知っていたので、下見時にしばし考えました。
結果……。
一応の今回の『AMオーディション2025』応募タイム・アウトまでを逆算した結果の「整った」パンサーG型(リモコン戦車プラモデル)を自転車に載せ、それと同時に1.5L(㍑)の空ペットボトルに水道水を満タンにし、同じ物を3本用意。そして、現場へ。
まず、ロケスポットになりそうな位置をパンサーG型を何度も置き直し、大まか決めます。そうしたら、そこに2本のペットボトルの水道水を撒きます。ところが、撒いた水は次から次へと地面に染み込んでいき、とても満足出来る『泥ッドロ』加減になりません。もう、まるで降雨がないので、地面が渇き切っちゃってたんですね…… Ω\ζ°)チーン
そこで、更に考えました。念のため、3本構成にして於いて良かったです。(やはり弾薬は多いに越したことはナイ……w)
残り1本のペットボトルの口を開けてから、自転車の前輪で一応は濡れてはいる路面を引っ掻き捏ねくり回しながら3本目の水を掛け調整し、「ぽい」泥濘具合を徐々に作り上げていきます。それで出来上がったのが、この外ロケ写真の “ ちゃーぐーでぃーまー ” 状態です(笑
「んな、ナイだろ!」って思われるかもしれませんけど、戦争映画って演出の一環都合もあるのでしょうが、『グチャグチャ』、多いですよね。雨の中、進軍&匍匐前進どころか、野営地でポンチョ着ながら配給食料にトレー持ちながら並んだり。実際に、往時の放出品で凄く優秀なポンチョをよく着ている学生時代の後輩kunが居ました。出来、とても良かったです。もちろん、ドイツ軍のポンチョ。
だから、「有り」、DEATH❗❗
▲そうは言うものの、この路面抵抗下なので件の脆弱「そう」なギヤBOXと崩壊してしまっていたピニオンギヤへの負荷は、相当なモノだった。幾度も『危ない』シーンはあり、気を遣ってはいたものの、もう本当に「ギリギリ」な繰り返し走行だった。
しかし、「走るプラモデル」である以上、「走らせる」のが何よりの『至福』だし、実際に走らせての汚れは、scale比はあるものの、モノホンちっくな『汚れ』。この作業は、リモコン戦車に限らず、ワタシの中では『走るプラモデル』では『必須』の通過儀礼になっています。
scale比的に、草むらにはとにかく弱いですからね、みんな (-_-;) ニンゲンには下草か雑草に見えても、モータライズプラモデルkunたちにとっては、アレ、『大木🌴』ですから💧 止むナシ。
▲なお、この路面なので、さすがに後進時、下がって路面に引っ掛かることでお尻を左側に振る役割の『カム』は作動しなかった。泥が深すぎて突起が埋没してしまうからだ。しかし、このグチャグチャにした路面で、よくパンサーG型san、頑張ってくれた。ニンゲンから見れば「薄っい」泥だが、カレからすれば「かなりのぬかるみ」。
これで、突貫&突撃! 工作(工事)はすべて完了です。3日間の猶予内では。
この後、スタジオ撮影が待っていますので、日数は残さないとイケマセン。雑誌の表紙間違えたり目次前号のママだったり、120ページ如きの雑誌を編集部全員が校正作業で読んでない、とか有り得ませんから。進行管理がザルだから、そういう事態が毎度、続くんです、ああいうのは。※能力ないだけか?!
🔶これが18日(水曜)から20日(金曜)まででの結果
最後は応募には使わなかったスタジオ撮影写真を使いながら、端折った工作(工事)の内容なども兼ねちゃいま〜す。
▲ド正面から。「本来の実車を見るとだいたいこの高さ」好き故の、拘りCUTを1番に。脚立使えば別だが、駐屯地祭りなど、だいたいが『持ち込み禁止』の筈。もっとも、テレ端寄りで撮っているのでパースはまるで違うが。絞り込んでもBackのリモコンがピンぼけしているので、フルサイズセンサ機が欲しい……。あと、やはりこの撮り方をすると、砲身がやや反っているのがバレる。
▲左側面より。シュルツェン(間隔防弾板、とも言うよう)「風〜」作成と合わせ、それを取り付けるためのアタッチメントも拵えた。また、有名らしい“ショットトラップ対策部”がなかったので、また「〜風」で作った。リアル泥のエグさ、最高。ただし、豊富な小物類はKITではオミットされていて、時間制約で作成出来なかった。今後に持ち越し。
▲後面より。今回、この排気管周りにどうしても光を回せず、往生した(結局は諦めた)。モノブロがずっと欲しいのだが、廻せる資金がゼロ。その排気管両サイドにマウントされている箱らしき物は、例のゲペックカステン(雑具箱)? あと、最後までこの3本構成の排気管は謎だった。やはり、《日東科学仕向地仕様》??(笑
乱立期や暴走&加熱期ってオモシロイですよね。こういう、各社の解釈違いがふんだんで。ワタシは大好きです。パンサーG型の転輪構成だって、本物はまるで別モノですからね。
だから、ニチモのリモコン戦車プラモデルを作ってみたいのです。忠実に再現されているように写真では見えるので、あれで「どう走るのだろう?」、って。サスペンション入っていないので、タイヘンなことになりそうなのですよね💦
▲右側面より。多くの作例を拝見したところ、意外やシュルツェンがすべて揃っているモノが珍しかったので、真似し、左右で装着枚数を変える演出を実施。コレをスペアで積載している、という記述は今回の制作過程では目にしなかったので、破損、脱落、などでそうなるのだと想像。コチラ側はジャッキ台らしきモノが、別パーツで用意されていた。
しかし、予備履帯が積載されていない軌道車は本当に殺風景で寂しい…… (´Д⊂グスン 時間制約とscale不明から、どうにも作成出来なかったです。
※つか、流用したいよ……。あんなの自作するの、嫌 (ヾノ・∀・`)ムリムリ
防弾役にもなることから、砲塔側面に載せた車両も、作例のみならず実車写真でも多く確認出来たし、陸自車両にも必ず載っているので、今後、ガムバリマッスル💪❗
▲戦車長ハッチ脇に据えられている副武装の機関銃は、360度自由に回転させたいので未接着。ただし、その基部は3回も折れている……。現在も、応募後にうっかり折ってしまった状態なので、何か対策をしたい。こう見ると、「〜風」とはいえ、やはりシュルツェン周りは追加工作してよかった。オカシナ足周りの作りが僅かでも誤魔化せた🦆 予備履帯含め、圧倒的な小物不足は悪目立ち以前に、単に物寂しい。この頃(何時の頃?)の物価で500円だと、限界だったか?
それと、今回マジマジとこの写真を見て気が付きましたが、ヘッドライト(前照灯)位置が多分、違う……。
まあでも、このままで、後々、配線を追加工作しちゃいます。いいの、《日東科学現地改修仕様》だから😂
色々、有名な、千葉県佐倉市STDなの (-_-)/~~~ピシー!ピシー!
▲電動機関部に次いで大工作(工事)になった、同じ機関部上面になるグリル類周り+他。実は、よくよく見ないと気が付かないのだが、サークルグリル部は、左側だけしっかりと『ファン形状』に内部がなっている。そう。このように、「考証がしっかりしている箇所」も点在する、非常に謎深きKIT。
仕様によっては、この部分、もっとカサ増しされ、すぐ脇に縦長の箱が並び、エンジン熱を使って車内を暖房する装置が付いてたそうです。コレ、この記事のあとで解りますが、ウチのクルマとほぼ一緒……。今回、『AMオーディション2025』応募にあたり、パンサーG型について浅掘りして解ったことで、思わず苦笑いしてしまいました(くすっw
あと、手が痛くなるまでして開口したスクエア部は、どうやらラジエータに風を当てる吸入口のようです。して、真か、エンジンに対しての吸入口(フレッシュエア取入口、ね)は、結構、小さいとか。V型12気筒液冷ガソリンエンジンって、そんな空燃比なの?
なお、マイカーにはラジエータなるものは皆無、存在しない。オイルクーラーならあるけどね。
▲本来は凹凸モールドで作りたかった砲塔後部の円形ハッチについては、黙秘。知り合いに手描きの天才級が居るのだが、ワタシは不得手。絵については、かつて県のコンクールで佳作を獲り、平日に特別休みを貰い(当然、出席扱い)、授賞式に赴いたほどなのだが、今は『ガハク』とよく言われる……。(ネットスラング属)
それと、ワタシとしてはかなり珍しいのですが、排気管の経年処理が何度やり直しても、成功しませんでした。これも、(自分に対してですが)最後まで謎でした。いつもは、パーペキなので。目立つ箇所なので悔しかったですが、タイム・アウトでした。
あと、君、どうしてテールランプ(尾灯)を備えてないの? 常に後藤ひとりchanだったの……?? 謎。
▲愚かにも、KITではオミットされていた『ジャッキ』を自作……😓 scaleが不明なので、色々な資料や写真を見ながら、見様見真似。ところが、ここで例の配線引き出し口間違いが悪さを。ジャッキはほぼ、後部上、センター位置に搭載されているようなのだが、引き出された配線ケーブルが邪魔で、うまく接着が落ち着かなく、ジャッキ自作含め苦労した。ただ、「有るもの」が「ナイ」のが、プラモデルに限らず、とても嫌いなので(生理的レベルなまでに)、見て見ぬ振り(この場合は気が付かない振りか?)は出来なかった。
マイカーでも、「絶対にジャッキは積んでいおいて!」、と納車時に言われましたし。
もっとも、その際、積んでくれたフルレストア車のジャッキは別車用のモノで、別の理由でジャッキ台がないと使い物にならない、というお粗末な顛末でありましたよ……。今は、『対応』ジャッキも買って積んでいますが、それでも相変わらずジャッキ台が必要なの、これまた謎なんですけどね (゚Д゚)ハァ??! ドイツ製って、こういうの多いの? 190E(W201)でそういうことは、ほぼなかったのですけどねぇ〜??
▲参ったのは、それ以外に前述した、この周辺がどうしても光で『起きなかった』こと。完成写真の応募点数は3枚なので、まずピックすることはなかったのだが、にっちもさっちもいかなかった。ジャッキ自体は、手軽に塗れるフラットブラック塗料の中で、実はもっとも光を反射しない手合なので理解出来るが、3本構成の排気管まで「起きなかった」のは、泣いた (´Д⊂グスン
あと、このジャッキ、もっと下側、横向きに積んでいる作例も見掛けました。エンジン始動の時、不便そうだな〜。もう、好き放題さ! 全〜部、車長(シャチョサン)の気分次第〜♪ ( ´͈ཀ`͈ )ゴフッ
▲最後、模型誌にありそうなアングルで〆。走れて、僅かばかりの手入れも出来て、3日間で応募にまで漕ぎ着けたので、自画自賛しておく。卑下するひと、日々とても目立つが、もっと皆、自分を褒めてよいと思っている。男子は苦手なのかな? 伝統的、遺伝子的に。
共感覚者だったりPTSD状態ですけど、じぶんを積極的に褒め称える、も、他者に称賛を送る、も、とても大事なことだと思っています。あと、感謝。今のひと、口撃されたり否定されてばかりで、かわいそうに映ります。
動植物もそうですが、褒めたほうがナンデモ伸びます。心折ると、本当にそこで終わりますからね。
ワタシは、「どう、すごいでしょ!」と誰かに言われたら、まずまず一番先に、「うん、そうだね。すごいよ!」、と返すようにしています。そこで喜ばないひと、居ません。
そうそう。
“ グレーカード ” 補正がどういう訳かエラー連発で、撮影のホワイトバランスは崩壊しています。もう、「崩壊」とか「損壊」、「紛失/喪失」、「故障」が多過ぎ……。さすが、パンサー相手だZe!
🔷オマケ
※制作メモの付け忘れ/制作時間が圧倒的にないので、夜間、電柱外灯の下で問題なさそうな部分は缶スプレーを吹いてた。深夜という時間も時間なので、缶をカチャカチャ振る音も異様に遠くまで響いたし、湿気による被りが心配だった。
▲錆や煤汚れ、オイルにじみ、滴りはとても身近です。
は〜い、エアコンのないクルマでーす。暖房は、エンジン熱を利用しまーす。独車でーす。
ねっ♪
▲砲身先端に本物の煤をこそぎ落として擦り付けてみたのだが、案外と、うまくいかなかった。化学物質やSizeが違うからか? 結局、いつもの手法で処理した。車内への発射ガス吹き返しは如何ほどのものだったのか。
それと、まったく知らなかったのですが、このパンサ(タ)ーG型って、最強(狂)戦車の一つに挙げられる程の快作だったとか。
- END -
↓↓『AMオーディション2025』結果発表 掲載誌↓↓
▲このような製品もやはりあるとは。エッチングパーツではなく3Dプリンタ製。応募後に知ったが、KITのscaleが不明なので使いようがナイ。そのうち時間みて、KITを実測して、公称数値から逆算してみるか?
やかん