あんた、まるいもの好きだね~♪

「まるいもの」について、適当に書いています。まるいものとは、自転車、モーターサイクル、クルマ、カメラ、CD/LPとか。

■音の善し悪しにもっと真剣になってほしい

2009-03-31 22:41:54 | 音楽(CD・LPとか)
 先日購入したCDのライナーノートを眺めていたら、Recording Engineerの欄に「MIXER'S LAB」という記載がありました。ミキサーズラボと読むんですが、ここは日本屈指のレコーディングエンジニア集団で、実はぼくはその彼らのナマの実力を体験したことがあります。
 その時は、レコーディング現場での仕事内容の話だけでなく、収録した音声データをいかに絶妙に編集するかなどのいわば奥義のようなものまで味わわせてくれました。正直、ちょっとした(このちょっとが勘とか感性なのですが)工夫や加工でひとつの音が抜群に生まれ変わる、その変化に驚いたことを今でも鮮明に覚えています。
 ところが、そのCDに収められている出来上がりの音は、惨憺たるもの。今までにもあちこちで話では聞いていましたが、彼らも言っていた「マスタリング」の工程で絶対的な音の良否が決まるのを、身を持って体験したような気がします。ミキサーズラボでの体験がなければここまではっきりとは意識しませんでしたが、たいへん残念です。
 あれだけびっくりするテクで録音されたはずのものが、ここまで地に落ちるとは……。このご時世、パッケージメディアをわざわざ購入する人は音楽産業界にとってかなり貴重な存在のハズなので、もう少しではなく相当気を配って欲しいものです。
 このCDの収録現場に居たのではないですし、生データを聴いたわけでもないですが、まず間違いなく、レコーディングの時点ではおかしな音にはなっていなかったと思います。

 あと、さっきライナーノートなんて書きましたが、実際の中身は歌詞とクレジットのみ。ライナーノートのそもそもの意味は、“レコードなどに付された音楽の解説文”ですから、これももっと真面目に作って欲しいものです。

 音楽聴いて、こんな事を感じるのは少数派?

 ちなみに、そのCDに関わられたミキサーズラボの方たちは、山田晋平さん、阿部勝行さん、小林彰さんです。彼らは悪くないはずです、よ。

やかん


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