久しぶりに柏圭さんよりDMをいただき、ぼくの大好きなジュエリーブランド、NIESSINGのナイトパーティーにお邪魔してきました。
お店に到着したのが遅くなり、『フィンガーフード』なるものは終わっていたのですが、星をイメージしたスペシャルドリンク(アルコール)はまだ提供されていて、それをいただきながら店内をグルグル。
写真は撮り忘れちゃったのですが、まず新作である『アンタレス』と『メモリー』を拝見。
特にメモリーについては、案内を読んだ時から疑問であったことを訊きました。
というのが、この指輪は
━「セッティングするダイヤモンドの数はハーフエタニティからフルエタニティまでお選びいただけます。また、後日ダイヤモンドの数を増やすことが出来るので、アニバーサリーリングとしてもおすすめです。」
という仕様を持つ為、後日のセッティングはやはり都度、本国に送るのかな? というもの。
職人気質のマイスターたちが日本での加工を許す訳はないよなー、と考えていたのですが、やはりその通りだそうです。
そもそも、これはぼくが勘違いをしていたのですが、メモリーをハーフエタニティでオーダーした場合、残りの部分の地金は穴が空いた状態ではないそうです。プレーンになっていて、後日、石を加える度に職人がカットしてセッティングするのだとか。
そりゃ、日本ではやらしてくれないですよね。納得。
他、目玉の商品を見ることもできました。
そのひとつが、こちらの5つからなる『ニーシングリング ルシア』。
1つずつの地金の色が違い(ニーシングカラー)、それに合うようそれぞれに色の異なる天然の大粒カラーダイヤモンドがセットされているんです。
なんと国内にはこの写真の1セットしか存在しなく、イベントの度に各旗艦店を回っているそうです。つまり、いつでも東京店に行けば見られるもんでもない、と……。
めっちゃレアでした。
あと、お値段が案外としないのにも驚きました。
特に、ぼくが家内用に次に密かに狙っている「ブラウンダイヤ」については、ニーシングリング ルシアに限って言えば「ピュア」よりも抑えめな価格設定となっています。
これについてお話を伺ったところ、そもそもブラウンダイヤというのは一昔前は見向きもされないクズダイヤ扱いであり、それを独自のカットで映えるようにして市場に流通させたのが柏圭自身なんだそうです。
「ブラウンダイヤ」と言えば「柏圭」とはよく聞いていましたが、そもそもの仕掛け人であった訳です。なーる。
それと、柏圭はアーガイル鉱山を始め、各国のダイヤモンド産出拠点の多くを抑えていることから、比較的安価でブラウンダイヤは提供できるようにもなっているそうです。
さすがにピンクなどはかなりの値段設定になってはいますが。
ちなみに、柏圭ではダイヤモンド原石のクォリティについて素地(きじ)という言葉を使っていて、色相の「カラー」は色が濃くなっていくにしたがってランクが下がっていくのだが、あるラインから下は逆に価値が上がっていくんだ、ということも教えてくれました。
ブラウンダイヤのリングで提案されて良いな、と思ったのは『リフューゲ』です。
地金によって値段はだいぶ上下がありますが。
もう一つは、『ニーシングリング オーラ フラット』ですね。
地金のグラデーションとそこに溶け合うブラウンダイヤが可憐です。
これ以外に会場で超レアだったのが、『パピュアー ネックレス』という商品です。
なんと構成されるすべての金属が鍛造のプラチナで出来ており、まず重さが半端ないです。
そして、『パピュアー』シリーズに共通するポイントとして、紙のように薄いリボン状に仕上げられたゴールド/プラチナは、互いがどこにも接していないのです。
何度見ても意味ワカラン。神業です。
また、厳密に言えば当然、リボンのスタートと終わりの継ぎ目がある筈なのですが、まあ顕微鏡で見ないと解らないレベルです。
会場でもスタッフさんと見較べあって「恐らくここじゃない?」、と妥協していたほど、まったく解りません。
んで、さらに驚くのがお値段。なんとこれで「513万円」するそうです……(パピュアー ネックレス)。
特にプラチナは加工がたいへんで歩留まりが悪いからのようです。
自分はアレなんで、まだ首から下げたことはない、という美人スタッフさんに掛けてもらいました……。
「どうです?」の問いかけに、「色々な意味で重いです……」との回答。ですよねー。物理的に重いし、値段も重いし……。
ニーシングの多くの商品がそうですが、パピュアーもレッド・ドット・デザイン賞をもらっているそうです。
そんなパピュアー ネックレスさん、発売されてから東京店ではさすがにまだ2〜3個しか売れてなく、また普段は地下深くで厳重に保管されているそうです。
こんな、普通にディスプレイされていて、ましてや気軽に首から下げられるなんてチャンスは滅多になかったという訳です。
ただですね、、、。どうしても思ったし彼女(美人スタッフさん)もちょっと思ったようなのですが、パピュアー ネックレス、パッと見た目には子どもが御遊戯会で作って持って帰って来たリボンを首から下げているママにしか見えない……。
その実、ウルトラ重たく、高級車が1台買えてしまうお値段なのに。
これについては、しかし、面白いお話が聞けました。
それというのも、今回のナイトパーティーには噂のニーシング好き社長さん(ニーシング ジャパン)がいらしていて、女性とジュエリーについての私見を述べてくれたのです。
━パピュアー ネックレス、初めは「おやっ」と思うかもしれないが、女性とは不思議なもので、それがだんだんと身のこなしや服装、立ち振舞いがパピュアー ネックレスにアジャストされていき、やがて完全に自分のものとしてしまう、
そうなのです。
一見、子どもの工作にも見えてしまうこれが、ごく自然なアクセサリーとして自分自身に溶け合わせていく、なんて凄いなーと思いました。
また、女のひとは傾向として、1番初めに手に入れたダイヤモンドのカラットから下がっていくことは稀だそうです。同等、もしくは徐々に上がっていくそうです。
我が家的には「オイオイ」な話しです。うちは、いきなり『ニーシングリング ラウンド』で大きめの石をセットして、次の『ニーシングリング ハイエンド』も頑張っちゃったので……。
ところで、この「噂のニーシング好き社長さん」をぼくが何故知っていたか、というと、氏が男性なのに珍しく大きいダイヤがセットされたニーシングの指輪をしている、と聞いていたからなのです。
そんな氏にとうとう会うことができたので、記念にそれを見させていただきました。人の指なので写真は撮りませんでしたが、商品は『バゲット』というものです。
製品写真はこんな。
━「スクエア型のバゲットカットのダイヤモンドがキラリと輝きます。華やかなラウンドブリリアントカットとは違い、その輝き方は静謐で控え目な印象です。」
というのが、商品名の由来です。
それでも男性の指にしては大きなダイヤモンドであることは変わりなく、さっきのパピュアー ネックレスを首から下げてくれた美人スタッフさんも社長さんとの面接中、ついバゲットに目が行っていたそうです。
そして、このわざわざ指から外して持たせていただいたバゲットもそうですが、ニーシングのリングは鍛造の為、相変わらずとにかく重い!
社長さんが、閉店してもわざわざプレゼンしてくれた『パフォーマンスカラー』もそうで、びっくりするほど重さがあります。
このパフォーマンスカラー、使っていくうちに傷が付いたり凹んだりしていって、そのひとそのひとの人生が刻まれていく商品であることは知っていたのですが、社長さんの説明で新たに知ったのが、「実は内部は中空である」ということです。
だから意図的に凹みやすいんだそうです。「試したことはないですが、恐らく金槌で縦に叩いたらぺちゃんこになると思いますよ」、とおっしゃっていました。中空なのに重たいって、ニーシングさん、あんたどんだけ鍛造しているのよ?
ちなみに、やはり社長さん談で、このパフォーマンスカラー、ひとつだけ困ったことがあるそうです。
それというのも、ドイツから出荷される時点で誰にも触れられないよう厳重に封がされ、オーナー自身が受け取り時に開封する仕組みになっています。
そこからそのひとだけの指輪との人生が始まるからなのですが、その為、高価で重要なシーンで入り用な商品なのに柏圭で一切の検品が出来ない、という事態に。
まあ確かに。いくら神経質なドイツ人と言えど同じひとですから時には間違いもある……。社長さん、毎度ヒヤヒヤだそうです。
実際にあった話としては、これはニーシング・リングに共通して言えることなのですがオーダーから納品までの時間が比較的長く、その間にオーナーの指サイズが変わってしまうトラブルです。
細くなる分にはまだなんとかセーフですが、太った場合は……。完全OUT。
実はワタクシ、『アバックス』のリミテッド・エディションを所有しているのですが、やはりこのパターンにハマりまして、手元に届いた時には指が痩せていました。でも、アバックスもテンションリングなのでサイズ調整はできないんです。
苦肉の策として、手前に細めのブラックゴールドリングを嵌めて、それをストッパー代わりにしています。一見、重ね付けに見えますが。
とまあ、こんな感じでお腹いっぱいのイベントに加え、後半は社長さんによる厚遇もあり、上機嫌で帰宅したのは言うまでもありません。
最近ちょっと、ステンレススチール商品の元気がない、とのことなので貯蓄額を急ぎ増やし、『アクロバット』と『ビー フォーティーン』を注文しませんと!
前者は妻用、後者は自分用です♪
当日、ご対応いただいたすべてのスタッフさんに感謝です!
やかん
お店に到着したのが遅くなり、『フィンガーフード』なるものは終わっていたのですが、星をイメージしたスペシャルドリンク(アルコール)はまだ提供されていて、それをいただきながら店内をグルグル。
写真は撮り忘れちゃったのですが、まず新作である『アンタレス』と『メモリー』を拝見。
特にメモリーについては、案内を読んだ時から疑問であったことを訊きました。
というのが、この指輪は
━「セッティングするダイヤモンドの数はハーフエタニティからフルエタニティまでお選びいただけます。また、後日ダイヤモンドの数を増やすことが出来るので、アニバーサリーリングとしてもおすすめです。」
という仕様を持つ為、後日のセッティングはやはり都度、本国に送るのかな? というもの。
職人気質のマイスターたちが日本での加工を許す訳はないよなー、と考えていたのですが、やはりその通りだそうです。
そもそも、これはぼくが勘違いをしていたのですが、メモリーをハーフエタニティでオーダーした場合、残りの部分の地金は穴が空いた状態ではないそうです。プレーンになっていて、後日、石を加える度に職人がカットしてセッティングするのだとか。
そりゃ、日本ではやらしてくれないですよね。納得。
他、目玉の商品を見ることもできました。
そのひとつが、こちらの5つからなる『ニーシングリング ルシア』。
1つずつの地金の色が違い(ニーシングカラー)、それに合うようそれぞれに色の異なる天然の大粒カラーダイヤモンドがセットされているんです。
なんと国内にはこの写真の1セットしか存在しなく、イベントの度に各旗艦店を回っているそうです。つまり、いつでも東京店に行けば見られるもんでもない、と……。
めっちゃレアでした。
あと、お値段が案外としないのにも驚きました。
特に、ぼくが家内用に次に密かに狙っている「ブラウンダイヤ」については、ニーシングリング ルシアに限って言えば「ピュア」よりも抑えめな価格設定となっています。
これについてお話を伺ったところ、そもそもブラウンダイヤというのは一昔前は見向きもされないクズダイヤ扱いであり、それを独自のカットで映えるようにして市場に流通させたのが柏圭自身なんだそうです。
「ブラウンダイヤ」と言えば「柏圭」とはよく聞いていましたが、そもそもの仕掛け人であった訳です。なーる。
それと、柏圭はアーガイル鉱山を始め、各国のダイヤモンド産出拠点の多くを抑えていることから、比較的安価でブラウンダイヤは提供できるようにもなっているそうです。
さすがにピンクなどはかなりの値段設定になってはいますが。
ちなみに、柏圭ではダイヤモンド原石のクォリティについて素地(きじ)という言葉を使っていて、色相の「カラー」は色が濃くなっていくにしたがってランクが下がっていくのだが、あるラインから下は逆に価値が上がっていくんだ、ということも教えてくれました。
ブラウンダイヤのリングで提案されて良いな、と思ったのは『リフューゲ』です。
地金によって値段はだいぶ上下がありますが。
もう一つは、『ニーシングリング オーラ フラット』ですね。
地金のグラデーションとそこに溶け合うブラウンダイヤが可憐です。
これ以外に会場で超レアだったのが、『パピュアー ネックレス』という商品です。
なんと構成されるすべての金属が鍛造のプラチナで出来ており、まず重さが半端ないです。
そして、『パピュアー』シリーズに共通するポイントとして、紙のように薄いリボン状に仕上げられたゴールド/プラチナは、互いがどこにも接していないのです。
何度見ても意味ワカラン。神業です。
また、厳密に言えば当然、リボンのスタートと終わりの継ぎ目がある筈なのですが、まあ顕微鏡で見ないと解らないレベルです。
会場でもスタッフさんと見較べあって「恐らくここじゃない?」、と妥協していたほど、まったく解りません。
んで、さらに驚くのがお値段。なんとこれで「513万円」するそうです……(パピュアー ネックレス)。
特にプラチナは加工がたいへんで歩留まりが悪いからのようです。
自分はアレなんで、まだ首から下げたことはない、という美人スタッフさんに掛けてもらいました……。
「どうです?」の問いかけに、「色々な意味で重いです……」との回答。ですよねー。物理的に重いし、値段も重いし……。
ニーシングの多くの商品がそうですが、パピュアーもレッド・ドット・デザイン賞をもらっているそうです。
そんなパピュアー ネックレスさん、発売されてから東京店ではさすがにまだ2〜3個しか売れてなく、また普段は地下深くで厳重に保管されているそうです。
こんな、普通にディスプレイされていて、ましてや気軽に首から下げられるなんてチャンスは滅多になかったという訳です。
ただですね、、、。どうしても思ったし彼女(美人スタッフさん)もちょっと思ったようなのですが、パピュアー ネックレス、パッと見た目には子どもが御遊戯会で作って持って帰って来たリボンを首から下げているママにしか見えない……。
その実、ウルトラ重たく、高級車が1台買えてしまうお値段なのに。
これについては、しかし、面白いお話が聞けました。
それというのも、今回のナイトパーティーには噂のニーシング好き社長さん(ニーシング ジャパン)がいらしていて、女性とジュエリーについての私見を述べてくれたのです。
━パピュアー ネックレス、初めは「おやっ」と思うかもしれないが、女性とは不思議なもので、それがだんだんと身のこなしや服装、立ち振舞いがパピュアー ネックレスにアジャストされていき、やがて完全に自分のものとしてしまう、
そうなのです。
一見、子どもの工作にも見えてしまうこれが、ごく自然なアクセサリーとして自分自身に溶け合わせていく、なんて凄いなーと思いました。
また、女のひとは傾向として、1番初めに手に入れたダイヤモンドのカラットから下がっていくことは稀だそうです。同等、もしくは徐々に上がっていくそうです。
我が家的には「オイオイ」な話しです。うちは、いきなり『ニーシングリング ラウンド』で大きめの石をセットして、次の『ニーシングリング ハイエンド』も頑張っちゃったので……。
ところで、この「噂のニーシング好き社長さん」をぼくが何故知っていたか、というと、氏が男性なのに珍しく大きいダイヤがセットされたニーシングの指輪をしている、と聞いていたからなのです。
そんな氏にとうとう会うことができたので、記念にそれを見させていただきました。人の指なので写真は撮りませんでしたが、商品は『バゲット』というものです。
製品写真はこんな。
━「スクエア型のバゲットカットのダイヤモンドがキラリと輝きます。華やかなラウンドブリリアントカットとは違い、その輝き方は静謐で控え目な印象です。」
というのが、商品名の由来です。
それでも男性の指にしては大きなダイヤモンドであることは変わりなく、さっきのパピュアー ネックレスを首から下げてくれた美人スタッフさんも社長さんとの面接中、ついバゲットに目が行っていたそうです。
そして、このわざわざ指から外して持たせていただいたバゲットもそうですが、ニーシングのリングは鍛造の為、相変わらずとにかく重い!
社長さんが、閉店してもわざわざプレゼンしてくれた『パフォーマンスカラー』もそうで、びっくりするほど重さがあります。
このパフォーマンスカラー、使っていくうちに傷が付いたり凹んだりしていって、そのひとそのひとの人生が刻まれていく商品であることは知っていたのですが、社長さんの説明で新たに知ったのが、「実は内部は中空である」ということです。
だから意図的に凹みやすいんだそうです。「試したことはないですが、恐らく金槌で縦に叩いたらぺちゃんこになると思いますよ」、とおっしゃっていました。中空なのに重たいって、ニーシングさん、あんたどんだけ鍛造しているのよ?
ちなみに、やはり社長さん談で、このパフォーマンスカラー、ひとつだけ困ったことがあるそうです。
それというのも、ドイツから出荷される時点で誰にも触れられないよう厳重に封がされ、オーナー自身が受け取り時に開封する仕組みになっています。
そこからそのひとだけの指輪との人生が始まるからなのですが、その為、高価で重要なシーンで入り用な商品なのに柏圭で一切の検品が出来ない、という事態に。
まあ確かに。いくら神経質なドイツ人と言えど同じひとですから時には間違いもある……。社長さん、毎度ヒヤヒヤだそうです。
実際にあった話としては、これはニーシング・リングに共通して言えることなのですがオーダーから納品までの時間が比較的長く、その間にオーナーの指サイズが変わってしまうトラブルです。
細くなる分にはまだなんとかセーフですが、太った場合は……。完全OUT。
実はワタクシ、『アバックス』のリミテッド・エディションを所有しているのですが、やはりこのパターンにハマりまして、手元に届いた時には指が痩せていました。でも、アバックスもテンションリングなのでサイズ調整はできないんです。
苦肉の策として、手前に細めのブラックゴールドリングを嵌めて、それをストッパー代わりにしています。一見、重ね付けに見えますが。
とまあ、こんな感じでお腹いっぱいのイベントに加え、後半は社長さんによる厚遇もあり、上機嫌で帰宅したのは言うまでもありません。
最近ちょっと、ステンレススチール商品の元気がない、とのことなので貯蓄額を急ぎ増やし、『アクロバット』と『ビー フォーティーン』を注文しませんと!
前者は妻用、後者は自分用です♪
当日、ご対応いただいたすべてのスタッフさんに感謝です!
やかん