たまたま100均ネタ続いてますが、手軽ですしあちこちにいろいろな店舗があって身近なので、接点が多いのも理由かと。
冒頭のアルミバッグ、両国の100円ショップで見付けてから、じぶんでも思っていた以上に、長く使いました。
こう言ってはナンですが、やはり100円商品は100円商品なので耐久性は抜群ではありません。
しかし、このサイズ、同等品はその店舗以外では出会うことが出来ず、先日、とうとう150円で見掛けるまで、使うに使い倒しました。
▲詰め込むことが多いので、どうしても縫い代面積が小さいファスナー付近は破れやすかった。
小さいのは幾らでもあって、でもそれでは日常の食品買い出しの用をなさない。すべて、自転車ですからね。保冷剤を分散させるにしても、大物はそもそもに無理。
▲知ってました? ホッチキスの芯って、紙のリサイクル時に都度、外さなくていいんですって。そのまま出してくれ、って。
ある時点で200円では発見していたのですが、「当時100円で買えたのにその倍じゃあねぇ」と、なかなかにしみったれたことを言って、とにかく使う使う。
▲底面もカゴなどに当たる、揺れる、擦れるので傷みやすかったところ。
▲表皮はアルミなので、同じアルミ材のテープを使って補修して使い続けた。
▲冬は問題ないが灼熱の時期は冷気暖気の入れ換え口になってしまうので、ファスナー付近は何度も修理した。
その先日、見付けた150円の同等品を買って、ようやくお勤めご苦労さま、になりました。
2021年に買ったので、毎日使って、修理しながら約3年くらい使い倒しました。
さすがにバッグも本望かと。
バッグネタでは、以前に、ORTLIEB(オルトリーブ)というドイツブランドのバッグの初期の頃製品を持って、輸入代理店の展示会に行ったところ、その代理店のひとに「まだ使ってるんですか、いい加減、買い替えましょうよ」と言われてゲンナリしたことがあります。(PRインターナショナルってとこね)
間違いなく本国のひとは言わないと思います。当初から『防水』が売りのブランドなので、専用の補修キットまで出しているのに、「ああ、代理店はいつまで経っても代理店だな」、「とにかく売ること、買わせることしか考えてない」と呆れたし軽蔑しました。
はっきり言って、みんな物を大事にしなさ過ぎ。ファストファッションなんてその最右翼ですが、もうそもそもに前提として長く使ってもらう作りをしていない。サービス体制も。
mont-bell(モンベル)は、諸手を挙げて、とまでは言いませんがそれなりに修理に対応してくれます。あと、あそこはなんだかんだ会計時に紙袋代を請求されません。
アウトドアブランドは他にもいくつか修理して使い続けるサービスが始まっていますが、始めからある程度の酷使が想定される分野なので、リペア体制を整えておくのは『販売』とセットだと思います。
もちろん、今回のアルミバッグはやり過ぎなのは重々承知ですが、「そこまでしてでも」、という気持ちやとにかく実行に移してみる、という姿勢や行動は大事だと思います。
結果、やはり駄目で買い替え、は幾らでもあると思いますが、何もせずただ安易に破棄 ⇛ 買い替え、というのはどうなのでしょう?
どこでもいつでも、ある程度の物が手軽に安易に買えるようになり、こういった傾向は加速の一途で、挙げ句、サブスクまで普通になっています。
回収した商品はリサイクル、とかいろいろ言い訳や繕いはしていますが、そもそも作ってる時点で終わっているんです。作らなくてよい物を作ってる。それには何を消費しているのか? 誰が何をやらされているのか?
ぶっちゃけ、その流れが絶たれることで職を失う、企業が立ち行かなくても、そんなの知ったことではありません。始めから、そんなモノに依存している時点でOUTですから。そういう輩の生死なんて気にする必要、1㍉もありません。
もっと、地球、大事にできませんか?
やかん