■空冷VW間違い探し(カルマンギア)

　選挙の日に空冷VW専門店に行った話は書きましたが、そこで面白いものを見せてもらえました。

　今回のエントリーのメインカットですが、ドラッグレース用にチューンドしたカルマンギアのテール。ところが、ある間違いがこの写真にはあります。
　さて、それは何でしょうか？　それほど難しい間違い探しではないと思います。

　答えは、






























　『volkswagen』の文字の下にある、排気量を示す『2110』のエンブレムです。そもそも、空冷フラットフォーエンジンは2,000ccを超えるエンジンを作っていませんし、もちろんあったとしてもこのような数値のエンジンはありません。

　ということで、この2110のエンブレムは後から作成され取付けられたものなのです。どうです？　出来栄え、凄くないですか。

　聞くところによると、このカルマンギアのオーナーさんの弟が、建築物の模型を作る仕事をしていて(建築学科の学生さんがよく授業などでやらされますね)、それの応用で、これは3D-CADにデータを入力するとこういったものが作成される、樹脂版CNCのようなものなのだそうです。

　にしてもスゲー。
　ボアアップとかしてチューンドしたマシンは、当然その排気量を示すエンブレムはこの世に存在しないので、結構商売になるんじゃないでしょうか？

　ウチのマダナイちゃんは付けませんし、都度、「排気量いくつなの？」という話のネタが生まれるのでこういう風な予定はありませんが。

　いやー、綺麗に出来ていますよねー。立派。

　で、このカルマンギア、どんでもなくチューニングしてあるので、エンジン音が凄いです。手持ちの機材では腹に伝わる低音が録音できなかったのですが、一応動画を収めましたので、ぜひどうぞ。
　パワーアップしたエンジン、吸排気系、憧れます。

【空冷VWカルマンギア2110ccボアアップ】


やかん