「こおひいや」の休日

山口県東部で小さな喫茶店をやっています
県内をメインに休みの日に出掛けたこと
日々思うことを綴っていくつもりです

グリップ交換

2007-06-22 23:54:11 | バイク
ダストシール交換に続いて、もう一つ交換したかった部品があります。


写真がピンボケになってしまいましたがハンドルのゴム製グリップです。
乗り方にクセがあるのか?・・・特に左側の溝が一部完全に無くなっています。

簡単そうな左側からはじめます。
ハンドルとグリップの隙間にエアガンを突っ込んで、プシューっと空気を入れわずかに隙間が出来た瞬間を狙ってグリップを引き抜きます。
バイク屋さんやバイク乗りによって、様々な説?があるのですが、新しいグリップを装着する際、接着剤を「使う派」と「使わない派」に分かれるそうです。
「使う派」の良いところは接着剤が固まる前なら潤滑材代わりになって楽につける事ができます。
悪いところは、接着剤にもよるのでしょうが夏場気温が上がると微妙にグリップがズレてくる事があります。
「使わない派」は、ゴム自体が金属製のハンドルパイプに密着するので接着剤は必要無い・・・という考え方です。
取り付けはちょっとだけコツがいりますが、外す時と同様エアガンを突っ込んで出来た隙間を利用してグイグイ押し込んでいきます。
ちなみに私は初めて買ったバイク屋のメカニックさんの影響を受けて「使わない派」です。


次にスロットルのある右側です。

このまま右いっぱいに引っ張れば抜けそうに見えますが、バイクのワイヤー類は結構ギリギリなのでハンドルをトップブリッジから外します。
白い筒状のものがスロットルパイプです。
もう、15年になる車両なので樹脂製のパイプが劣化してツーリング先で割れたりすると、最悪走行不能になるので新品を組む事にします。

が、ここで問題発生!
スロットルパイプに巻いてあるワイヤーがキツ過ぎて黒いスイッチボックスから外れません。

強引に力技で外そうとすると、ヒロさんからストップが・・・。
まず、ワイヤーから外す事にして細いマイナスドライバーで太鼓(ワイヤーの先に付いている円柱型の部分です)を外そうとしましたが、これまたキツくてうまくいきません。
「う~ん、この部分がデリケートなところなんだ・・・。傷付くといずれ切れてしまうよ」
というヒロさんの一言でビビル私・・・。

で、結局ガソリンタンクを外して(もう慣れっこになってしまった・・・)ワイヤーの調整ネジを緩めることにしました。

右側に見える「戻し側」のケーブルを緩めてやると・・・・ようやくスロットルが外れました。
ここでも、スロットルとハンドルの隙間にグリスを「塗る派」「塗らない派」に分かれますが私はこれまた「塗らない派」です。
グリスを塗ると、動きが良くなるように思いますが水分が入ったり数年たったりすると動きがシブくなる気がするのです。
左のグリップ、右のスロットル共に、付ける際はパーツクリーナーで完全に脱脂してから組み付けました。


新しいグリップです。
わずか1ミリにも満たないような溝があるだけて、運転する時の疲労感がかなり改善されます。


前回・今回の部品交換は外見がカッコ良くなったり、性能が上がるような「カスタム」とは違い地味な「メンテナンス」です。
しかし、当たり前のものがどんな状況でも当たり前に動くということはとても大切な事だと思います。
大袈裟に言えば「命を乗っけている」ものなんですから・・・。

それと、指示してくれたヒロさんの作業手順に感服しました。
ついつい私は楽な方へと作業しがちなのですが「確実に取り付ける」という目的を最優先にするならば、一見面倒に思えるような遠回りも苦にしない・・・という姿勢です。

出来そうで・・・・出来ないんですよね・・・コレが。


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