南アルプスの中で繋がっていなかった聖岳と赤石岳の間を歩こうと云うのが今回のテーマです。僕にとっては30年前からの宿題みたいなものかも。
7/18 前夜8時頃に畑薙第一ダムの下の駐車場に着いて、車中泊です。朝一番の
バスで聖岳登山口に向かいます。予定より30分程早い臨時バスに乗ることができてラッキーでした。天気も、今年の梅雨明けは昨日。雲一つない青空です。
30年程前に、伝付峠を越えて入山し、荒川三山から赤石岳を歩き椹島に下山。その年は前年の台風で、林道や橋が被害を受けてバスが走っていなく、ダムまでは5時間程の林道歩きである。もっともしばらく歩いていると、通りかかった東海フォレストの工事のジープが拾ってくれてラッキーでした。
落ちた橋のところまででしたが。そこはカゴ渡しで渡って、またダムまでテクテク歩いた記憶があります。次の年は、聖岳から光岳へ歩き、従って赤石岳と聖岳の間が繋がっていないという訳です。当時は、ダムの堰堤の上に静岡行きのバス停があり、リムジンも確かそのそばから出ていた。今はダムの下に大きな駐車場が出来て、そこがリムジンの発着場所となり、静岡行きのバスも臨時運行となって、30年も経てば当たり前の様変わりです。そう云う自分も、当時はテント山行で、今回は小屋泊まりですから。
初日は、聖平小屋泊まりです。30年前は無人小屋=避難小屋でしたが、今はきれいな営業小屋に変身していました。県営の小屋ですが、井川山岳会が運営を委託されているとか。寝具は布団ではなくシュラフです。これは良いかも。北アルプスの小屋に比べるとゆとりのあるスペースでゆっくり休めます。夕立もないまま、小屋の前から白根南嶺の生木割山と唐松尾山を眺め、ゆったりとビールでのどを潤す。
自分を含めて中高年の登山者の数は多い。以前はテントか避難小屋泊まりであった聖岳も食事付きのきれいな小屋が整備されている。随分登りやすくなったものだ。しかし、登山者の年齢も上がり、人生経験豊富な方が増えている割には山小屋での立ち居振る舞いなどマナーに?が付くことが多いと思うのは僕だけだろうか。もう少し他の人に対する心配りのある行動がほしい。もっとスマートに山を楽しみたい。
<行程> 聖岳登山口 8:00→ 聖沢吊橋 9:38→ 造林小屋跡 11:10→ 聖平小屋 15:20
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