ちょっと山でも登りませんか?

山に登る! 山を滑る! 山を歩く! 山を遡る! 山を楽しむ! 山で遊んでいます。 無名山塾講師の山の日々です。

南ア・聖岳~赤石岳(3/3) 2010.7/18~21

2010-07-21 | 仲間と登る山

Photo_8 7/20 今日も快晴です。夕立もないし、こんな梅雨明け何年ぶりだろう?今日は赤石岳がメインです。山ノ家の脇を流れる小沢に沿って登って行きます。テント場を過ぎて灌木帯を抜けて広い百軒平に出ると、遥か中央アルプスから北アルプスまで一気に展望が広がって気持ちが好い。石2_2ころだらけの斜面を斜めに登って行くと馬の背に出る。岩石だらけの大斜面に出れば、山頂は近い。
 山頂の避難小屋は昔の場所より一段と高いところに立っていた。避難小屋というよ り、山頂小屋と名称変更しても良いくらいきれいな小屋である。山頂に行く前に小屋で美味しいコーヒーを注文し、ゆっくり休憩とする。この時点で、まだ8時半過ぎ、赤石小屋泊の予定を変更し、椹島まで下ってしまうことにする。
 管理人のおじさんに教えてもらって、小屋の裏のもう一つの赤石岳Photo_9 山頂の方も登っておく。前回来た時は全く気が付かなかった。正規の山頂にはいつの間にかツアー客らしき人たちで賑わっている。ツアーの一行は記念写真の後、山頂標識のまわりに腰を下ろして休憩をしている。山頂の方位盤もベンチ代わりにしてしまって動こうとしない。たまらず、少し場所を空けて休憩するよう注意してしまう。驚くのは、ツアー一行を率いて来た添乗員あるいはガイドが集合時間をアナウンスするだけで、そのような注意などを何もしないことである。やはりリーダーは、ただ客を山に登らせるだけ3 でなく、山でのマナーや行動に適切な助言や教示をすべきと思う。それが山に人つれて来てお金をもらっているものの責務ではないでしょうか。そんなことを思いながら、山頂を後にしたのです。
 途中少し疲れてペースはゆっくりとなってしまったが、なんとか5時前に椹島ロッジに到着です。さっそく、ゆっくりとお風呂で汗を流し、広々とした芝生のオープンテラスで生ビールのジョッキを傾けながら、久し振りの南アルプスで充実した気分をジワッと感じていました。と同時に今回は、山のマナーなどから、今の日本の現状に想いを巡らす山になったような気がしました。

<行程> 百軒洞山の家5:00→ 百軒平6:20→ 赤石避難小屋8:30→ 赤石岳 9:15→富士見平11:35→ 赤石小屋12:10→ 樺段14:45→ 椹島16:40



最新の画像もっと見る

コメントを投稿