今回は少し怖いお話になりますので、そういう系の苦手な方はスルーをお願いします。
ある程度の年齢になってからは殆ど金縛りになったことがないですが若い頃は頻繁にありました。
頭は覚めているのに体が動かないアレです。これって若い時の方が多いとか、年齢が関係あるのでしょうかね。
一体金縛りとは人間にとってどういう状況と言えるのでしょうか。だいたい疲れている時になり易いような感じがありました。
身体が非常に疲れ切っていて、その疲れが普通の疲れじゃない時に頭だけ覚醒してしまうのでしょうかね。
年齢を重ねるとそういう普通でない感覚が鈍感になってくるのかなと思います。
子供の頃なんかはもっとそういう感覚は鋭いように思いますけれどね。
私などは普通の子供以上にそういう不思議な感覚があった子供だったと感じます。
小学校も上がっていない頃に、父方の葬儀に行った時に、子供だからそういう時でも時間を見つけて遊びますよね。
遊んでいると知らないおばあさんが話しかけて来たんですよ。「何して遊んでるの?」というような言葉だったと思います。
私は何も考えずにおばあさんの話しかけに答えながら遊んでいました。途中父親に呼ばれたので葬儀の場に行きました。
昔は今のような葬儀場じゃなくて自宅で行っていました。お坊さんの読経が始まりましたので正座をしておとなしくしていました。
何気なく前方の遺影の写真を見ると、「えっ?さっきのおばあさんや。」と思った私でした。
後で父親に亡くなったおばあさんは双子なのかと聞きましたら、「いいや。双子じゃない」と言われました。
子供って不思議ですね。そういう不思議なことが起こった時は人に言わないのですね。って言うか、幼い子供ながら人には言ってはならぬと思っていました。
その私の父親も私が中学の時に脳梗塞で旅立ちましたが、当日に私は家に帰るまで父親が亡くなった事をまったく知らないままでした。
学校側が私に連絡しょうとしたらしいですが、当時私はバレーボールの練習で行き違いになっていて連絡で出来なかったようでした。
父がそんなことになっているなんて思いもせず帰宅すると多くの親戚の人達が集っていました。
と同時に私は父親の姿も見ました。父親は忙しそうに葬儀の準備をしていました。ただその時父はいつの間にか見えなくなっていました。
私はこの状況で誰かが亡くなった事を悟りましたが、さっき父を見かけたのできっと母親が・・と思い込んでいました。
ただ現実を知るのが怖くて自分の部屋に籠っていました。すると親戚の人がやって来て「早くお父さんの顔を見てあげなさい」と言われました。
私の心は???・・・でしたが、実際に父の姿を見て真実を悟りました。
こういう不思議な体験だったのですが、これが一体どういう体験なのか未だによく分かりません。
結論として、子供時代の方がこういう不思議な感覚はあるのかも知れないですね。年齢重ねるとまったく無くなってしまいますね。