-Have you ever seen the Wind?-

天体観察関係....。
写真撮影関係....。
双眼鏡など光学機器にはどっぷり。
最近はぬこ様を溺愛。

Zeiss VICTORY HT 8×42 は最強か!?

2017年04月12日 23時34分05秒 | 日記
VICTORY SF 8×42/10×42の新商品が出ての購入、VICTORY HT 8×42

これが、最初のZeiss双眼鏡!

店頭では、コーティングが一番の違いらしいが違いが見いだせなかった。グレーっぽく見えるのが色鮮やかになったらしいが確かにサンプルにしたポスターの人物はSFの方が鮮やかなように言われてみればそのような。
ガラスコーティングを見れば一目瞭然だが実際の色見はそれ程違いはなかったように思える。

またフラットナーレンズを新たにしたようだが、自分はデザインと価格でこちらを選んだ。
ま、その程度の観察力しかない人間が手を出す代物でもないといえるかもしれない。(自分のことです)
SFはもっとワイレッドに光る。


しかしながらこのお値段でストラップやケースはショボかった。これはどうにかならないものか。
ただキャップは改善されていたが、結び方が大変だった。
かなり工夫して結び付けた。
フロントキャップは落下防止の紐が着脱式になっていた。



ツアイスらしいコーティングの反射はSFの方が凄かった。だが、これでHTがだめだとは思えなかった。
実際の画像はどうか?
普段使っているPENTAXのZD 8x43 EDよりは視野は広いが周辺は僅かに流れる。少し残念であるが、画像はとにかく明るいのが印象的でした。これは凄い!
ZD 8x43 EDよりは視野は広く見やすい。(見掛け視界の広さの差ですね)
これは言える。とにかく凄い!

視野が広いことがこれ程覗きやすいのかと思った。同じ8倍なのに対象が大きく感じるのは不思議だ。
そして明るく見えるのも最大の特徴であろうか。
星空観望や暗い時間帯の野鳥観察には最高だろう。


対物レンズ側のキャップは改善されたようだ。これで紛失することはない。だが、アイピース側のストラップは取り付けに工夫が必要だ。NPS型の取り付けは大変だった。
実際某メーカーの部品を使って改善させた。



まあ25万クラスとしては最強。だが、安い双眼鏡との安易な比較区別は難しい。
かなり眼が肥えていないと判別出来ないだろう。実際自分も厳しかったが買って損はないと思う。

因みに某双眼鏡を買いに現金握りしめて出かけたら、HTを購入しての御帰りとなったわけです。はい、予算オーバーです。


ただし、普段ラフに使うには高価なものだと思います。



ピントリングはホイールが大きく、指で軽くこするだけで合焦する。
最短合焦距離が1.9m。
ベランダで座っているときにヒヨドリが植木に止まる停まったら細部まで観察できた。細部まで観察できるが、やや距離があり10倍で確認したかった。昔は裸眼で視力が良くて、野鳥も近くまでよってくれて良く見えたつもりですが双眼鏡は別格です。
また、少し離れた昆虫すら、良く観察できるかもしれない。だが、近距離では視野が丸くならず、古い映画のように円が二つ重なるようになるので、個人的には苦手である。

手持ちの感触も宜しく、軽すぎもせず重くもないのはさすがだ。

オールラウンドにどれか一台なら8×42クラスだと思う。
ただ自分もいきなりツアイスを購入することは出来なかった。

対抗機にしていたEL 8.5x42SVは最高なのだが、レンズをパンして目標物を追跡するとき画面周辺が魚眼レンズのように動いてしまうのが個人的にはつらかった。同じ所をじっと見る分には問題ないけど。

以前にも書いたかもしれないが、双眼鏡は自分の眼で覗かずして購入してはいけない。
私の場合、ツアイスが好みに合っただけなのです。


【追記:2021.05.09】

この日記を書いてから4年。少し8倍の双眼鏡が増えました。同じ8倍でも見え方が、それぞれ異なるのには驚くばかりです。

それほど双眼鏡を保有しているわけではないのですが、覗きやすさ見やすさの点から、最終的にはフィールドフラットナーレンズのVICTORY SF 8×42とVICTORY HT 8×42の一騎打ちになりました。

実視界、見掛け視界は覗いた感じでは、ほぼ変わらずですがピントが深く感じるのはVICTORY SFで、あさく感じるのはVICTORY HTでした。(周辺にピントが来ないためです)

ここからは個人的感想になるのですが、画面中心からおよそ50%程度の良像では解像度は若干VICTORY HT 8×42であったであろうかという印象です。

また、何度も書いているのですがHTは見やすいです。個人的には、ここにNL PUREとの比較も加えたいです。購入予算は現在ありませんが、ただ2017年と異なり、現在コロナ変異株が猛威を振るっております。まあ田舎の小さな山にテストに出かけるくらいは?とも思われるのですがビビりのやまぽんちゃん、自粛してます。

現在もあるのでしょうか?VICTORY HT 8×54/10×54の二機種が現在販売されておりますが、こちらも、まだ覗いたことはありません。

「Carl Zeiss VICTORY SF 8×42」の日記ではSFを褒めているつもりなのですが、中古でHTを見かけても悪くはないです。(江戸っ子風)ただ、今からの購入ならSFをお薦めしますが、中心にある動物などに気が行くとき(集中するとき)周辺はさほど気になりません。

天体だけは、周辺にもピントがシャープ来た方が有り難いです。






この記事についてブログを書く
« タカハシEM-400用三脚に、カ... | トップ | マンフロット Manfrotto MB M... »
最新の画像もっと見る

日記」カテゴリの最新記事