山北高校男子バレーボール部 ~挑戦の記録~

男子バレーボール部の活動の様子等、少しずつお伝えしていきます。夢に向かって、ひたむきに頑張る子供たちを応援してください。

春の高校バレー 雑感

2021-01-12 21:13:03 | 山北高校男子バレーボール 挑戦の記録
第73回 通称「春高バレー」が先日、男子、東福岡高校、女子、就実高校の優勝で幕を閉じました。
その中で特に男子の柳北選手、女子の深沢姉妹が注目を浴びていました。
男子の準決勝と決勝をネットとテレビで観戦していましたが、圧倒的な高さとパワーを持つ柳北選手の打数の多さに、見ていて「最後まで持つのだろうか。」と心配してしまいました。準決勝の終盤あたりから、疲労が顔に現れているようにも見えました。それでも最後まで戦い抜き、見事に勝利しました。
メディアからの情報では、コロナ自粛期間中に10キロも体重が増えてしまったということでした。
日本一になるような選手でさえ、そうなのか、それを考えたら、山北高校の選手たちは自粛中もきちんと自己管理ができていたな、そういう意味では、柳北選手より立派だと、今日、選手を少しだけ褒めました。
けれども、私が一番心に響いたのは、チームメイトの3年生が「全体練習の前後には、減量のため一緒にランニングに励んだ。年末年始は川波の自宅で寝食を共にし、野菜中心の食事をとらせた。『自分のためだけにやってくれた』」(サンスポより)という話です。
春高のコートに立っていた3年生は彼一人です。他の3年生は控え。ベンチにも入れなかった選手もいるかもしれません。そういう仲間がいたからこそ、柳北選手もやりきれたのでしょう。苦しいときに「自分以外の誰かのためにも」と考えられるか否かは大きな違いです。

今日、本校の選手を少しだけ褒めたあと、「これが、チーム力だよ」と言いました。果たして、本校バレー部に仲間のために、チームのために、同じことをできる選手が何人いるいるでしょうか。
みんなが本気でぶつかり、そして支え合える、そういうチームにしたいと、心から思わされた春高バレーでした。