本当に久しぶりの更新です。
昨日は卒業式でした。今年もコロナ禍ということで、卒業生、保護者(各家庭1名)、職員だけの卒業式となりました。式終了後に1、2年生も卒業生を祝うために集まりました。
この代は選手12名、マネージャー1名、私が山北高校に着任してから最も人数の多い代でした。それだけに「個性豊かな」でなかなかまとまり辛い集団でした。考え方の違いや取組み方の違い等から、何度も何度も選手同士、あるいは私とぶつかってきました。上級生が引退したあとの地区の冬季大会では、あわや初戦負けかという程の実力でした。先輩たちが残してくれた県の8シードを守り、それ以上の成果を上げるのは本当に険しい道のりだなと感じました。
ですから、不謹慎かもしれませんが、コロナ禍で新人戦が中止になった時は私は心のなかで「春までなら何とかなる」と拳を握った記憶があります。
そして、組合せにも恵まれ、周囲から「ラッキーだねえ」と言われ県のベスト8に残り関東大会に出場することができました。本大会では、何と3回戦まで勝ち進み、ベスト16に残るという、山北高校男子バレーボール史上最高の結果を残してくれました。
高い目標を持って受験に臨む生徒や、その他様々な事情から、最後の県選手権大会まで残れたのは5人だけでしたが、そこでも山北高校男子バレーボール部史上最高のベスト4という結果を残してくれました。
最後に、私の敬愛するスピードスケートの小平奈緒選手が北京オリンピックで残した言葉をお借りして、
「どんなに頑張っても夢や目標を『成し遂げ』られないことはある。けれども『やり遂げ』たと胸をはって言えるように、生きていってください」
卒業おめでとう!