2019年7月31日、晴。ここ3日間は梅雨が明けたとは言え、朝から俄雨が降っていた。今日は降りそうもなさそうだ。今日の水曜登山は先週金曜日の金泉寺のオオキツネノカミソリに続いて、金泉寺の近くの水神様のオオキツネノカミソリ観賞に行くことにする。水曜登山の常連が別の山行に行っているにもかかわらず9人も集まる、G3B6だ。
多良横断林道を水神池駐車場へ残り300mの地点で、道路を倒木が塞いでいる。ミニパトの警察官が、今役所から人が向かっているけれど撤去にはしばらく時間がかかると。
あと300mぐらいだから、待つぐらいなら歩こうと、少し戻り林道わきに車を止め、9時5分出発。
倒木まで来ると、すでにチェンソーで倒木を切断している。そのわきを通らせていただく。
チェンソーで見る間に切断していくので30分ほどで開通するだろう。
9時23分水神様の駐車場まで来て林道から上を見上げると、電波塔が林立する五家原岳が青空の中に映える。何時もは車で通過するので初めてこんな眺めがあるのだと気付く。
横断林道から左折して水神様の林道に入る。マイペースで登り水神様に9時45分着く。
多良岳は毎日雨が降っていたから水神様の滝は豊かな水量で流れ落ちる。普段はチョロチョロなのに。
水神の脇を抜けて10分も登るとオオキツネノカミソリが所々に群生している。群生は水神分岐まで見られる。枯れ花も少し目につく。
途中、大きなヒメシャラの木を目にする。
登り勾配が斜度を増し、植林の中を登るようになるとすぐに水神分岐に着く、10時25分。
おたちね観音から仏の辻・五家原岳を結ぶ登山道だ。ここで何方に行くかとなったがおたちね観音を取り右に進む。
おたちね観音まではガレた緩やかな下りだ。雨が降り続いたからいつもなら枯れている沢も水音を立てて流れている。
所どころにポツリぽつりとオオキツネノカミソリが咲いている。
向かいから同年代の夫婦が登ってくる。金泉寺はまだですかと尋ねられる。行けないことは無いが2,3時間はかかりますよと応える。どうやら我々が先週26日に登った金泉寺駐車場からオオキツネノカミソリを見に行くつもりが間違えたらしい。それにしても間違え方がはなはだしい。我々に会わなければ何処まで登って行っただろうか。
10時58分おたちね観音に着いて、少し早い昼食。オオキツネノカミソリにホトトギスが寄り添う。
昼食後おたちね観音から、金泉寺への道をオオキツネノカミソリの探索に行く(金泉寺まで2時間かかるよ)。この道には葉が茂っていた記憶があるので群生しているはずだと。
群生には程遠いチョロチョロが現れる。こんなものかなと思いながら歩き続ける。
諦めかけていると登山道の上や下に灌木に隠れながら群生が現れる。何時までも残したい群生地だ。荒らさないようにお願いします。
山肌を覆うオオキツネノカミソリ
斜面を埋めるオオキツネノカミソリ
登山道を埋めるオオキツネノカミソリ
12時45分おたちね観音に戻り、林道を歩いて駐車場へ。倒木は綺麗に撤去されていた、ありがとうございます。今日はいいものを見させていただいた。