2024年11月10日、日曜日、曇のち雨。会の山行で「鹿嵐山からねこ山」の山行だ。
山友さんの願い通り朝から雨は降らず会の山行は予定通り。走り出すと小雨がパラつくが現地に向かうに従い雲は薄くなり雨あがる。9時40分頃第一登山口に着く。
服装は院内の道の駅で済ませて来たから、各自準備運動をして9時50分出発。
川沿いを50mほど進むと安全地蔵の前に出て、左に折れて橋を渡って山道へ入る。
尾根に出るまでやや急勾配の樹林を登る。
登り始めて40分の10時28分、雌岳山頂まで700mの標柱を見る。
700mの標柱から尾根の登りに変わると、傾斜は今までよりもきつくなる。17人の大所帯でなので、2班に分けて登っている。登り始めてから少し登っては立止まりを繰返し、リズムが掴めない。10時48分山頂まで500mの所で一服入れている1班に、御挨拶をして追い越し、2班が前に出る。
山頂まで200mの地点までは急登が続くが、カメの歩みで休まず行くぞーと。そこから先は緩やかになるので頑張ろう。
小さな秋に元気を頂き、
11時14分200m地点を通過。
そして3分ほど登って、緩やかな稜線に出る。
稜線南側に点々と紅葉が観られる。
なだらかな稜線に出れば足取りは軽い。
11時23分鹿嵐山雌岳山頂に着く。
記念写真を撮って直ぐに雄岳へと、今度は急坂を下る。
山頂から10分ほど下ると、中央登山口からの道と合流する、雄岳との鞍部に11時38分着く。
雄岳山頂まで100mを切ると、
登り勾配がきつくなる。
登っている途中で雨がパラパラと来た。ついに降り始めたか。がしかし雄岳山頂に着く頃には止む。紅葉は少し見られるが霞んでパッとしない。この天気では期待する方が無理かな。左中央に見えるのがねこ山だろう。
左に2つ並ぶ山。右がP590だろう。とすれば右端に見える平たいのが仙岩山かな。ここで昼食。早くも雨具を着たりする人。そして1,2班の編成替え。健脚組とゆっくり組に分け、健脚組はねこ山を目指す。ゆっくり組は小生が引き受け、12時22分雄岳を下る。
転げ落ちるような急坂をロープや立木を頼りに下る。昨日の青螺山と同じでジェットコースターのような山だ。雨具で急にカラフルな隊列になる。
雄岳山頂まで700mの地点を過ぎた所で本降りになって来たので雨具を着る。そして13時20分林から抜け出て視界が広がる。
振り返れば雄岳山頂がそびえる。結構下って来た。
登り返して13時26分、万里の長城(地蔵峠の景)の分岐に着く。
林を数分歩くと左が切れ落ちた岩場に出る。万里の長城核心部だ。岩が雨で濡れてるから滑らないように慎重に歩く。
慎重に歩きながらも目の前の黄葉に目が行く。
健脚組が登っているであろうねこ山。こちらを向いているから、左が右耳だ。右後方がお尻かな。時間を確認すれば予定より40分早い。ゆっくり組ももしかすればねこ山へ登れるかも。
13時38分、地蔵分岐。
そして、13時41分地蔵峠。予定より40分早く着いた。健脚組はまだねこ山から戻っていないから、我々も登ることに。
展望の広がる岩場で、下って来る健脚組とすれ違う。ガスっていて展望は全くないと。確かにこの岩場からも何も見えない。が右耳までは行こう。14時右耳下の岩場に着く。
ねこ山の難所、岩跨ぎだ。登る分にはさほど難所ではない。問題は帰りだ。
岩を跨ぐと、次は5mほどの垂直に近い登り。
登り上がった所が、14時4分ねこ山右耳。
全員登り上がった所で、予定より大幅に時間前倒し。そして雨も小降りになった。ならば往復10分ほどだから左耳にも行ってみよう。鞍部の展望所まで来ると、登ってくる途中はガスって居て展望が無かったのに、雲海の上に鹿嵐山が見えますね。紅葉もわずかだが観られる。
これには同行者もご満悦。
そして左耳まで行って、
岩跨ぎの下り。腕力の見せ所だ。小さな人は出した足が宙ぶらりんになるので要注意。
健脚組とすれ違った所まで下りてくると、ここもガスが切れて鹿嵐山が望める。
地蔵峠に戻ると、リーダーが1人雨で冷える中、我等を待っていてくれた。ありがとうございます。申し訳ないことをした。14時43分地蔵分岐に戻り。
14時54分林道に出て、
15時地蔵峠に無事下山。雨には降られたものの、ねこ山へ登りたい人は全員登れたので、大満足の山行であった。