2024年11月13日、水曜日、晴。国東半島六郷満山峰道を歩こうと、12日午後自宅を出発して玖珠で泊まって、翌13日に、熊野磨崖仏側(T-1)から歩こうと真木大堂に着く。ソロなので車を置いての往復になるから、今日は真木大堂から熊野磨崖仏の往復だ。
13時真木大堂を出発して熊野磨崖仏へ14時4分着き、磨崖仏上の熊野神社から峰道歩き開始。
直ぐ下の熊野磨崖仏を見学。目の上まで草木がかかっているが、文化財なので勝手に取り除くわけには行かないのだと。
石段を下り、
14時18分胎蔵寺。
石像は銀ピカのシールが張られ輝いている。
胎蔵寺から車道に出ると三叉路に道標がある。
道標に従って下ると、鳥居と奇岩の景色をみて、主要道に出る。
車が制限速度を超えて走る道をこわごわ歩く。
15時真木大堂(傳乗寺)へ着く。
仁王像がある本堂にお参りして今日は終わり。9割以上車道歩きなので、足元はランニングシューズで荷は水のみ。残りの高山寺までは明日だ。
11月14日、木曜日、晴。今日はT-1コースの残り真木大堂から高山寺だ。とは言え、駐車場まで戻るから、T-2コースの高山寺から岩脇寺までも歩くことに。コースを歩く前に傳乗寺裏山の馬城山(まきやま)遙拝所へ登る。
8時7分出発。目の前が真木大堂でその後ろが馬城山だ。
本堂の前を通るのでお参りして、馬城山への階段へ。
8時27分山頂金毘羅宮に着く。
後方右の山は西叡山かな。
この辺りは半島の南西端になるから六郷の山々が一望できる。左から猪群山、尻付山、ハジカミ山、烏帽子岳、中央の尖峰が屋山、千燈岳、文殊山、両子山。
8時40分下山して、今日は山道歩きもあるが、車道歩きも長いだろうと、ランニングシューズからトレランシューズに履き替えて、再び真木大堂を抜けて9時5分峰道に入る。
真木大堂の古代文化公園を100mほど歩いて、夕日・朝日観音へと向かう。
遊歩道を100mほど歩くと川岸に出て太鼓橋を見てこれを渡る。
更に100mほど歩くと、車道の下にトンネルがあるからこれをくぐる。
そして9時16分トンネルを抜けて山道へと入って行く。
車道へ再び出る所に道標があるのでこれに従う。道の分岐など迷い易い所に道標があるから有難い。
目の前に岩山が見える。ほたるの館で分かったことだが、右が夕日・朝日観音の岩山、左が穴井戸観音の岩山のようだ。
9時30分、夕日観音と穴井戸観音の分岐に出た。先ずは穴井戸ピストンだ。
穴井戸観音は5分ほど登ると着いた。
真っ暗な洞穴なので照明をつけてから入れと注意書き。
分岐へ戻って山道を5分ほど歩くと、夕日・朝日観音の分岐。
10mほど進むと直ぐに分岐。周回になっているようだ。午前中だから先ずは朝日観音へ。
さらに途中で朝日と夕日の2手に分かれから朝日へ。2,3分で朝日観音へ着く。確かに朝日が当たる方向を向いていた。行止りなので2つ目の分岐に戻り、夕日へ。
夕日の道は険しそうだ。と思ったが岩を回り込めば、
直ぐに夕日観音だ。
眼下に田染荘小崎地区だ。この時期、夜になればライトアップが行われる。右の山は西叡山。ここも行止りなので戻って、右周りに進むと、
1,2分で、10時5分展望台に出た。灯篭を通して眺める田染荘。
10時7分最初の分岐に戻り、林を下って2分ほどで車道に出る。道標に従って小崎地区に向かう。途中延寿寺があったので寄り道。
小崎地区の田圃の畔にライトアップ用の灯りが沢山さしてある。
10時30分ほたるの館に着くと、今歩いて来た夕日・朝日観音の岩山が目の前だ。
ここから暫くは林道風道を登って、
10時58分奥愛宕社の分岐に着いて右を取る。
分岐から数分歩いた10時6分垢離場(こりば)に着く。体を清める水風呂のようなものだ。甌穴ではなかろうか。
峰道を外れて200mほど行くと大山岩屋観音が有るようなので寄り道。
荒れた道を数分も進むと、
11時13分右手の岩壁の基部に岩屋観音を見る。
道は先へと続いているので、先へと進み適当な所で、峰道へ戻り、2分ほど歩いて、11時23分奥愛宕社の分岐だ。
道へ入ると建物の先に鳥居が見える。200段ほどの階段を数分かかって登ると、11時32分奥愛宕社に着く。
上へぬける道は無さそうなので、戻って峰道を歩くこと数分、
車道右脇に朽ちた道標を見る。「XX入口、X0m登る」と読める。近道かもと峰道を外れて沢沿いを登る。登った所で怪しくなって来たがそのまま登ると、山道のような所に出た。
これを登って行くと、右手に石垣を見る、土手のようだ。
空木峠池の土手ではと思い登ると大当たり。12時3分空木峠池に出た。近道になったかどうかかは分からぬが、舗装道歩きからつかの間逃れられた。昼食。
池で林道に合流し車も走れそうな道になった。
数分も歩かぬうちに、伐採が進む所に出た。何処の山も植林から50年以上経過しているのだろうか。前に見えるのは西叡山だ。
左手に見える山は何山でしょうか。
池から高山寺までは西叡山の東を巻く道を歩くが、途中見所は無いから、手前から西叡山に取付く道があれば登ろうと思っている。尾根筋近くになった所で、左手に取付きは無いかと注意して歩いていると、12時30分木にリボンが巻かれている。これだろうと林に入る。
踏み跡は落葉ではっきりしないが、林の中にはリボンが続いている。西叡山への道に間違いなだろう。
20分ほど登り続けた12時49分、三角点と展望台のある西叡山山頂に着く。
高山寺へ下る道は遊歩道だ。ドウダンツツジの紅葉が見られる。
林の中を10分下って、高山寺裏の車道に出て、
表に回って13時4分高山寺に着く。西日が射しこむ。
本堂をお参りすると天井絵が素晴らしい。お菓子までいただきありがとうございました。
階段を下って行くと立派な山門をくぐる。
目の前には広い駐車場。
T-2の起点なので案内板がある。
駐車場の先まで行くと、案内板にある通り、六郷の山々が一望できる。霞んでいるのが残念だ。見える山々は馬城山とほぼ同じだ。
ここからは車道の下りだと思い込んでいたので、車道右手にこの道標を見てもさらに200mほど下り、GPSを確認して峰道を外れているのに気付いて戻る。13時36分峰道へ入る。
林の中、今は使われていない作業道のような所をひたすら下る。要所には道標がある。
ひたすら下り続けて、14時15分車道を横切り、
開けた所に出てよそ見をしながら歩いていたら、
分岐の道標を見落とし数十m進んで道を外れているのに気付き、5分ほどウロウロして用水路の反対側に分岐の道標を見つけた。
半藪状態の所を数十m歩いて、階段に出て、登り上がって右へと歩く。
林を抜けて出た所が民家の上で、さてどちらに進むのと、またウロウロしながら下ると、14時37分七田への道標(写真向から下りて来た)を見て、数m横に岩脇寺(いわわきじ)の標柱。
標柱の先に今にも崩れそうな本堂。一見した時にはお寺の本堂とは思わず通り過ぎた。
その割には鐘楼は立派だ。
道標に戻り、本堂の裏山に登るように進むと、鳥居をくぐる。額にXX大権現と彫られているがXXは読めない。
右側は切れ落ちて10mほどの高さだ。進むと岩屋に石像が並ぶ。
10mほど先には社。社の中は今見た石像と同じものが数十体。
ここから100mほど一気に下ると、14時46分桂川にかかる橋のたもとに出た。左へ行けばT-2コースの七田だ。今日の峰道歩きはここで終わりだ。次はここから出発だ。橋を渡る方向が真木大堂へ戻る道だ。
橋を渡らずに里道優先で駐車場へと戻る。
15時21分、帰り道から100mほどそれた所に二宮磨崖仏があるので見学。
15時30分大門坊摩崖仏の案内を見てこれも見学。劣化が進んで分からぬものもある。
16時、畑の先に釈迦堂宝篋印塔(ほうきょういんとう)を見るが眺めるのみ。
16時7分疲れ果てて真木大堂へ戻る。道中色々な見所、里山景色、奇岩とあるので飽きはしないが、舗装道の歩きが足に応える。もう少し早く歩けるかと思ったが意外に時間を要した。