2023年10月6日、金曜日、晴。長者原の朝は車中温12度まで下がる。今日は前回上泉水から引き返した、泉水、黒岩、大崩の辻ルートを歩く。
7時45分長者原を出発。林を抜けて7時55分草原に出ると、来春の野焼きの準備で、草を刈って防火帯をつくったから歩き易い。
10分強急坂を登ると、緩やかな登りなる。防火帯が出来たおかげで、朝露も避けられるのでありがたい。
後方の三俣山はほぼ雲が切れようとしている。
右後方に、いまだ渡っていない夢大橋がいい眺めだ。
8時30分黒岩山の道標を見て草原から林に入る。
滑り易い道を10分ほど登ると、
8時40分下泉水山に着く。気温は10度弱だ。
岩の上に登ると眺望良し。涌蓋山、九重連山、
由布岳はまだ雲がかかる。
向かう上泉水山の眺め。
林を抜けてススキの原に出ると、風もなく、日差しを受けて夏服でも汗ばむ暖かさだ。
眼下に長者原・タデ原湿原が望める。
しばらく急坂を登り9時16分上泉水山に着く。
岩の上に登ると、向かう黒岩山の道、
その右に、大崩の辻。
さらにその右後方に涌蓋山と良い眺めだ。
九重連山も雲が切れてすべて見渡せる。
由布岳はまだ雲がかかる。
黒岩山へ向かう道には、来春の準備をした木々。
ポカポカ陽気に咲き始めてしまったミヤマキリシマ。
緑の中に点々と足元を彩るアキノキリンソウ。
リンドウは無いのかと探しながら歩くと、大崩の辻分岐を過ぎて、9時43分日当たりの良い最低鞍部に着くと見つけました。それも沢山咲いている。その後も道脇に点々と咲いている。
ウツギ?の立ち枯れを抜けて、
10時10分、分岐道標を見て黒岩山山頂へ。
数分ほど山頂部を歩いて、10時17分黒岩山山頂へ着く。
紅葉が少しづつ始まっている。
阿蘇の涅槃姿が見て取れる。
目の前にはこれから向かう大崩の辻(左)。分岐から右の山の山腹を巻いて行くのだ。
山頂部をぐるりと回る途中からは、沓掛山から扇ヶ鼻(右)、星生山(左)を眺めながら、
大崩の辻分岐まで往路の道を戻るのだが、色々と目を楽しませてくれる。
稜線の道と上泉水山の眺めには癒されますね。
10時50分、大崩の辻分岐に戻る。
ここから先が今日の難所でルート探しにまごつく所だ。最初はテープを頼りに歩けるが、
一面笹原になると踏み跡は見えず、笹原に残る筋と、足裏の地面の感触が頼りだ。
10分ほど笹原を歩いて、前方の木にリボンを見て樹林に入り、
数分歩いて抜けると、目の前に大崩の辻だ。
踏み跡とリボンを頼りに10分ほど登った11時15分大崩の辻に着く。正面に涌蓋山だ。
眺めは、黒岩山(左)、猟師山・合頭山、
八丁原地熱発電所(左端)の上に見える一目山からミソコブシ山、涌蓋山の眺めがいいですね。
由布岳も雲が切れて双耳峰がクッキリ。
20分ほどの昼食休憩の後、11時37分おにぎり山へと向かう。この先もススキと笹原で目印はまばらだ。
笹原に筋すら見当らない所もある。
踏み跡を見た時にはホッと一息。
でもすぐにこのありさまだ。手探りならぬ足裏で地面の感触を確かめながらの進みだ。
下り始めて10分もすると、進む方向が北から西へと徐々に方向を変えて行き
、尾根を涌蓋山方向に下だるように進む。
林が近づいてくると、笹が踏み荒らされてどこに道があるのか分からない。おそらく道を見失い歩き回った跡だろう。尾根の方向を確かめ進むと、
12時5分林に入り迷路を抜け、リボンを頼りに下れるようになると共に、踏み跡も明瞭になる。
10分弱、林の中を下ると、12時13分林道に出た。
林道を右へと、5分ほど歩いた、12時18分道には通せんぼの倒木と、左に目印を見て、
林道を離れて林の中を歩くようになる。道が荒れているのと、リボンがあちこちにある。
10分も歩かないうちに左下に草原が見えるので、
草原を歩くのが賢明だろうと下り、12時30分防火帯に出た。林よりはるかに歩き易い。目指すおにぎり山は左前方下に見える。
防火帯を歩いて、途中から草原のを歩いて、
おにぎり山へ、12時宇44分着く。ここから長者原へは後方に見える草原の右端から始まる防火帯を登り、朝の往路に出て戻るのだ。
おにぎり山から見る大崩の辻方向。
12時58分小おにぎり山に登り、
13時14分自然の家手前まで下り、林道に出て、
林道を防火帯へと登り返す。
13時36分防火帯に取付くと、おにぎり山から眺めたのと同様見上げるような急勾配だ。
登り上がったと思ったら、まだ先があり、
また登り上がったらその先がある。
14時ようやく緩やかな防火帯歩きになる。
ご褒美はこの眺めだ。
お気に入りはこの風景だ。
14時8分黒岩山への道標地点に戻り、長者原へと下る。
朝の霞んだ眺めと違い、澄んだ爽やかな秋の空だ。
足元にはドングリだ。ドングリの木は沢山あるが実を見たのはたった2個だった。全て鹿や猪が食べてしまったのか。
14時45分長者原へ戻る。今回も大崩の辻には苦労させられた。一方戻りの防火帯からの眺めは絶景であった。
余談)作成途中で2回も保存に失敗してやり直し。気力が萎えたので乱れたものになっていたら悪しからず。