2020年1月13日、晴。玖珠あたりを車で走ると北側に岩峰の山が見える。以前から登ってみたいなと思って会の山行に提案したら、あれは大岩扇山(おおがんせんざん)という山だよと教えてくれた。何度も車旅でお世話になった玖珠ICの道の駅からも見える。
今回大岩扇山、小岩扇山、宝山とセットで会の山行で登る。
参勤交代で使われた八丁坂の石畳も歩いてみたいから、影の木側から登る。ベテランドライバーさんは狭い車道を山頂まで1.6kmの所まで入ってくれた。ありがたい
ね。
9時16分出発。
里山の道を進む。道標が至る所にあり、10m単位の記載だ。
右に見える山は小岩扇山だね。柱状節理の岩壁が見える。
歩き始めてすぐの9時20分、影の木集落に着く。
振返れば冬の里山風景だ。例年ならこの辺りには薄っすら雪でも積もっているのだろうが、今年は雪が降っていないようだ。
9時23分車道から右手の路地に入る。山頂まで1.43kmとある。
民家の路地を抜けて植林帯に入り、1分ほど歩いて、9時26分八丁坂の石畳に突き当たる。歩き始めて10分だ。
八丁坂の説明板があるから読もう。八丁坂だから右下から登ってくる部分も含めて八町越まで900m弱はあるのだろう。
道標にしたがい左に折れて石畳の緩やかな登りを進む。ここから山頂まで1.25kmだ。
10分も登ると道の右に大きな石を見る。
この辺りから石畳の道は笹に覆われ始める。
石畳の道に石橋らしきものを見る。この橋も当時のものなのかな?
9時45分八町越に着く。石畳の道を標高100m弱登った。全体的に緩やかな登りだった。
右の道は自衛隊ゲートから来る道で、ここまでマイクロバスが入れる。山頂へは左の道で、0.75kmだ。
道標にしたがい、左の視界が広がる道を緩やかに登る。
150mも進むと道は大きく左にカーブする。山頂まで0.60kmだ。道標はここから先にはない。
振返れば小岩扇山だ。
カーブを曲がりなおも舗装道を緩やかに登り進む。
次に右に大きく曲がると、ほぼ平坦になりメサだ。「メサ(mesaスペイン語)とは頂上が平坦で、周囲が急傾斜した卓上地形」、谷を挟んだ隣の山を見てください。
9時55分道が2つに分かれる。さあ何方だ?こんな時には地図とコンパスで進むしかない。左に山頂だから左を取る。
続いて9時57分今度は3つに分かれている。さあどっちだ?最もはずれのようだがここも地図とコンパスで一番左の道を取る。
すこし進むと木の枝に赤いテープがぶら下がっているから、恐らくこの道だろう。しかし下草が伸び放題だ。
10時丁度、大岩扇山に着く。周囲の灌木で展望がないのが少し残念だ。
山頂には豊前坊と彫られた石が鎮座。
全員揃ったところで集合写真。
10時8分山頂を後にして、10時21分八町越に戻る。ここで目の前の植林を強引に抜けて、711mのポイントに進もうと考えたが、
自衛隊のゲートから進もうと云うことになり車道を下る。地形図では車道の左手に建物があるようになっているが、跡形もない。
10時41分、車道を下り県道に出る、県道を挟んで左右ともに自衛隊の演習場だが、
左側にはゲットがあるが、右側にはない。
演習がないときには入ってよいとの確認を、事前に電話でとってあったから、小岩扇山へ車道を進む。車道が急勾配なので、途中からばらけ始め、てんでんばらばらに歩き始める。
道標は一切ないからGPSを頼りに、手前の小岩扇山の三角点を目指す。ちなみに大岩扇山の点名は「岩扇」で小岩扇山は「小岩扇」だ。
10時56分小岩扇山(山名が書かれた木切れがあった)に着く。案内板でもあったような形跡が見受けられた。カシミールでは711mに小岩扇山の名前が付けられている。
次は711mを目指そう。
小岩扇山一帯は演習場で草原で見通しもきくから、先に進むのかどうかもたついている人をほって、一人GPSを頼りに711mを目指す。
11時20分目の前に鈍頂の711mが見えてきた。
11時24分711mに着く。平坦な草原だ。
何もないからスマホで現在地をスクリーンショット。
次の目標地720m地点(小岩扇山の最高点)を目指そうとすると、直後、711m峰に何も標が無かったから戻れという。登る前から711mも最高点も各地点には基本的には何もないはずだ。711mから登山口に戻る途中から眺める小岩扇山(写真では草原のようで判別できないね)。
11時48分登山口に戻ると、登り口の左手高みに、登る時には気付かなかったお地蔵さんがあった。岡宝地蔵と彫られてある。
大岩扇山の行程、
影の木(1.6km地点)9:16-9:26八丁坂-9:45八町越-9:48左カーブ-9:55二又-9:57三又-10:00大岩扇山10:08-10:21八町越-10:41自衛隊ゲート-10:56小岩扇山(三角点)11:03-11:24 711m-11:48自衛隊ゲート バスで宝八幡宮へ
バスに乗り次の宝山登山口の宝八幡宮に12時15分に着き、境内で昼食。
つづく。道の駅側から宝八幡宮への道路は、集落の狭い道もありマイクロバスには過酷な道であった。