2022年9月7日、水曜日、晴。昨夜は台風の余波で未明まで車は大揺れ。朝は秋晴れ無風。今日は稚内の手前まで行ければと思って9時前に出発。
出発して直ぐに、出荷を待つ玉ねぎがコンテナに積まれている。これが玉ねぎやジャガイモの収穫時期に見られる風景だ。
国道に出ると、牧場と畑の相変わらずの直線道路を走ることになる。稚内までまだ遠い。60㎞以上で走る車に、西風が横から強烈に吹き付ける。ハンドルがしばしば取られて怖い。
1時間弱走り、紋別のオホーツク流氷科学センターに着いて入館(65歳以上は無料)。
吾輩の興味を引いたものはクリオネ。
見る見る間に成長する氷柱。
-20度の部屋。防寒着を貸してくれるが、半袖にパーカーを羽織って入る。数分もいたら凍えそう。
-20度の世界は、保存はすべて氷柱の中だ。草花、魚、カニ。
むき出しの野菜と果物。空気中の水分が少ないだろうから少し萎びた感。
氷は曲げられる。
木琴ならぬ氷琴。叩いてみたら音階が出た。
科学館の前はオホーツク海。
紋別を出て興部(おこっぺ)に入ると右にオホーツク海、左に牧場を見て走る。興部は牛1万頭と案内があったが、西部劇でカーボーイが運ぶ牛が数千頭。西部劇の方に感心する。
興部から雄武(おうむ)に入ってすぐに日の出岬へ寄り道。ただ東側にオホーツク海が広がるだけ。
雄武市街に入り、稚内まで170㎞。
枝幸(えさし)市街に入り稚内まで120㎞。
市街地を抜けると国道脇に神威岬。ここもただただオホーツク海が広がるのみ。
浜頓別(はまとんべつ)に入ると、風がさらに強烈に左横から吹きつける。車が揺れる。右は防雪柵が続く。冬は横から雪が降るのだろう。
稚内手前の猿払村にはいり、宗谷岬が現れる。
16時になり猿払の道の駅で泊って風呂に入ろうと思ったら、風呂はコロナで休館。仕方ない稚内まで行こう。その前に猿払アイスを。
稚内まで60㎞になった。
道路の沿って続く砂浜には、サケ釣りの竿が並ぶ。一人で何本も扱うのだから、そう簡単には釣れないのが分かるだろう。
宗谷岬まで4㎞になる。同類が前を走る。
16時30分過ぎに宗谷岬に着く。海には白波がたつ。
18時過ぎに着く。
ついに日本本土四極踏破証明書が完成。東西南北の到達証明書の裏面が踏破証明書になるのだ。
踏破祝いの夕食は運転で疲れて、簡単に済ませた。オランダモルトは北海道のセコマで売られている発泡酒だ。
明日からは旭川の方に走ってみよう。