2020年10月4日、日曜日、曇。郡岳から萱瀬スギ縦走の2日目、金泉寺から萱瀬スギまでだ。6時前から明るくなり起床、久しぶりに板の間にマットを敷いて寝たから硬くてよく目が覚めた。お湯を沸かしコーヒーとパンの朝食。
7時10分金泉寺を出発。五家原岳にゆっくり目の9時に着く目標だ。午前中まで天気が持ってくれることを望む。
水神池分岐（以前はおたちね観音分岐と呼称）を7時37分通過。
ガレの登りは重い足運びとなるが、徐々にほぐれてくる。8時3分中岳に着く。しばらく下って五家原岳に登り返しだ。
ガレ場を登り、予定より少し早い8時46分に五家原岳山頂に着く。ここまでくれば、ここから先に大きな登りはないし、昨日のような小さなアップダウンの繰り返しも少ないから楽とは言わないが、そうきつくはないだろう。
横峰越に9時26分に着く。途中トレランの人2名とすれ違う。
ここから大花山への道をブログで紹介するのは初めてだ。金泉寺から大花山までの縦走路は諫早市と大村市の境界を歩くのではっきりした道だ。857のピークに向かい緩やかに登る。
5分も登るとロープが張られたそう長くはない急坂にかかる。
857へは思ったよりも楽に着いた、9時46分。地籍三角点の標識が目印だ。
山頂は緩やかな上り下りで所々に石積みがある。おそらく昔の藩境の石積みではないだろうか。そこに今の境界杭が埋められている。
9時57分、857と大花山の鞍部に着く。大きな石には「山」と刻まれている。これも境界の代用石か。
10時今まで歩いてきた道に比べ石が目立つ上り坂にかかる。踏み跡がはっきりしないが、木にテープの印があるから迷うことはない。
ここから5分も歩くと目の前に岩壁が現れるから、右側を回りこむように登る。
登り上がったところが、大花山と二合半岳の縦走路で五家原岳分岐だ、10時9分。
分岐から大花山をピストンだ。大花山に10時13分に着く。11時に着けばよいと考えていたからこの先が楽になる。
山頂から二合半岳の頭（右）と鳥甲山（左）を望む。後方は郡岳だろう。
山頂から大花山と二合半岳の登山口へ一気に下り10時37分に着き、
二合半岳に登り返して10時51分に着く。ここで前回二合半岳に登った時に、Mさんが落とした蚊取り線香の蓋を見つけて持ち帰る。
見つけて帰ろうと思っていたから、気をよくしてここも一気に大原越まで下り11時25分に着く。
腹が減ってきたが摩利支天宮まで我慢しよう。上り坂にギアを切り替えて、11時48分摩利支天宮に着く。パンとコーヒーで昼食。残り鳥甲山に登れば、萱瀬スギまで下るだけだ。天気も持ちそうだ。
12時5分午後の部スタート。鳥甲山展望岩から経ヶ岳方面を望む。
12時23分鳥甲山に着き、南西尾根を下って、
久良原林道に12時41分出合う。
林道を奥へと北に歩くこと15分、萱瀬スギに下る尾根の取付きに（林道出合）に12時56分着く。
尾根に分け入ると人が十分歩ける植林だ。
尾根ははっきりしているから、尾根を外さぬように歩けば時々テープを見る。
尾根を下ること10分の13時5分、テープが3本巻かれた印を見たらここから尾根を右手側（北）に下る。下る方向は真下でなく斜め左方向に下る。
下り始めるとそこには杉の大木が林立している。この辺りに400本以上あるという。
道らしい踏み跡はないが左下方向に進むと枯れ沢に出合う。大雨で少々荒れていたが枯れ沢を1，2分も下ると、
13時13分周りの杉より一際太い大名杉に着く。ここまで下れば萱瀬スギ入口まで山道があるから安心だ。
道を下ると大雨で道が流されている個所を横切る。
13時24分萱瀬スギ入口まで下り、舗装林道に出て国道に下る。
萱瀬スギの駐車場までの道には台風の倒木が。
車道には大雨で落ちて来たのであろう大きな石がゴロリ。下ると通行止めになっていた。萱瀬スギの見学もしばらくは車道を歩くことになるだろう。軽なら何とか走れそうだが。
13時59分国道444号に下山。
3月に思いついてやっと歩くことができた。歩くならやはり春が落葉で森が明るく、下草が枯れているので良いと思う。
今日の行程、
金泉寺7:10－7:37水神池分岐－8:03中岳8:08－8:46五家原岳8:57－9:26横峰越－9:46 857m－10:09五家原岳分岐－10:13大花山10:16－10:37登山口－10:51二合半岳－11:25大原越－11:48摩利支天宮12:05－12:23鳥甲山－12:41林道出合－12:56尾根取付（林道出合）－13:13大名杉－13:24萱瀬スギ入口－13:59国道444
余談：今回歩いてみて郡岳（南登山口）から五家原岳（自然の家）まで1日で歩けるのではないだろうかと思った。今回の行程から多良岳を外せば金泉寺まで8時間、金泉寺から自然の家まで3時間計11時間。荷物を軽くして歩けば可能でないだろうか。
