6月10日に巻機山に登ってから、12日新潟港からフェリーに乗り13日早朝小樽港に着く。昨年2014は北海道の百名山を目指した。今年2015は北海道の道の駅118駅全制覇を目指す。走るルートほとんど考えていない。函館から帰るから道南は最後だぐらいしか考えていない。
帰りに、本州の山に登るから、北海道の山も少しは登り体力を維持しておこう。
6月14日、晴。小樽から余市に出て泊まる。翌日15日積丹半島を走っていると、国道に積丹岳の道標がある。4時間ほどだから登ってみよう。地図などないが一本道のようだから何とかなるだろう。
9時前に登山口に着くと満車。日曜日だし人気の山なのだなと思っていると、待つこと30分で駐車場が空く。下山者は皆大きなザックを背負っていて農作業用の雨合羽姿だ。一体何なんだ。
9時30分登山開始。登山道は一面ササと樹林だ。
しばらく登ると、笹藪の中でガサガサ音がする。ヤヤ熊か。いやラジオの音もする。
雨合羽姿の人だ。手に根曲竹をいっぱい抱えている。山登りでなく皆さん竹の子採りなのだ。
途中残雪の斜面をトラバースし、12時20分積丹岳の山頂に着く。
余別岳の北側にはまだ多くの雪が残っている。北海道の6月は雪山だね。
14時40分下山すると、満車の駐車場はガラガラだ。登山中に聞いた話では竹の子採りで最近遭難者が出たそうだ。一面の笹薮では方向見失うよね。竹の子は熊の食料なので熊に遭遇する場合もあるとか。
この時期の北海道は気温が上がると、小さいブヨみたいなのが群がり虫よけスプレーは必需品だ。
積丹岳の行程
登山口9:40-12:20積丹岳12:40-14:40登山口
この近くには道の駅は無いが、野塚野営場(無料)あるというのでそこに泊まることにする。
野営場の前は砂浜の海岸で、駐車場、トイレ、水もあるので泊まるのに問題ない。積丹岬まで見える。
神威岬に写真を撮りに来たという旅行者が先客でいた。
近くに風呂もあるのでありがたいが、店や人家は一切なし。さみしい限りです。
夕食は夕日を眺めながら、パスタ(アラビアータ)。
翌15日は小雨のち曇。積丹岬と女郎子岩を見学。
この日も野塚野営場に連泊。夕食はどん兵衛蕎麦
写真マニアは神威岬に行ったが曇っててシャコタンブルーは撮れなかったと。明日まで頑張って帰ると。
16日は神威岬を見学して、岩内に移動して泊まる。
浅間山が小規模の噴火をしたとのニースを聞く。登った後でよかった。
翌17日はニセコアンヌプリに登ろうと、8時に岩内の道の駅を出発。岩内を出てしばらく走ると車窓右手に形の良い山が見える(後で確認して岩内岳)。機会があれば登ってみたいな(2018年に登る)。
ニセコアンヌプリの登山口五色温泉に9時過ぎに着く。
9時25分出発。独立峰なのでガスが出なければ眺めは良いだろう。
10:45分山頂に着く。
双耳峰まで足を延ばす。西にイワオヌプリ、その先は???
東に羊蹄山。
13時20分下山すると、五色温泉野営場は竹の子採りの車でいっぱい。
ここまで店を広げるとプロではないかと思われる。
ニセコアンヌプリの行程、
五色温泉9:25-10:45ニセコアンヌプリ-13:20五色温泉
今夜はここに泊まろう。夕食はカレーとシュウマイ。
翌18日、チセヌプリと目国内岳に登る。7時に五色温泉を出発。20分ほどで道路わきの登山口に着く。
登り1時間ほどの山だ。
晴れてはいるのだがガスに覆われて視界無し。往路を戻る。
下る途中転んで新品のポールのシャフトが曲がる。
チセヌプリの行程、
パノラマ登山口7:30-8:30チセヌプリ-9:40登山口
次は目国内岳だ。岩内に戻るように進み、途中から左折し、新見峠登山口に向かう。
10時半前に登山口駐車場に着く。ほとんどは新見峠から反対側のシャクナゲ岳に登る。
目国内岳は前目国内岳に登り下って登り返す行程だ。
10時25分出発。登山道は背丈を越す笹原なので、明るいけれど展望はきかない。
孫の運動会の竹の子を採りに来たと云うおじいさんと途中まで一緒する。
登り始めて50分で前目国内岳に着く。
正面に目国内岳、
その右に岩内岳が見える。
山頂近くになると岩塊の間を縫うように登った記憶がある。
12時15分山頂に着く。
岩内岳との鞍部には湿原が広がる。
往路を戻る先には、シャクナゲ岳、チセヌプリ、ニトヌプリ、ニセコアンヌプル、羊蹄山と列をなす。
14時30分下山。前目国内岳からの下山中、足の裏がふわふわするなと思って靴を調べたらソールがはがれ始めていた。イヤー登山中でなくてよかった。災難の続く日だ。
目国内岳の行程、
登山口10:25-11:05前目国内岳-12:15目国内岳12:25-13:40前目国内岳-14:30登山口
まだ時間もあるから、道路わきに案内板のあった神仙沼を見学して帰ろう。
神仙沼からチセヌプリが良く眺められる。朝はガスっていたのに今はすっかり晴れている。
再び岩内の道の駅に戻り泊まる。夕食は豆腐とお刺身。岩内は日本海に面した街なのだ。