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登山と車旅

レスキュー訓練 2019.12.28 懸垂下降 登攀 確保

2019年12月28日、晴。月1回の土曜レスキューだ、暮れもここまで来ると参加者は5名。
師匠のKさんから今日は懸垂下降と登攀、確保の訓練を行うとの指示。
師匠がムンターヒッチ、クローブヒッチ、ボーラインノット、8の字結び(図は省略)のロープワークを訓練に先立ち初心者2名に練習するようにと云うので、初心者の吾輩であるが、より未熟の2名に指導する。ロープワークはその時は覚えたつもりでもすぐに忘れる。本当にすぐなのですよ、1,2分後に一人でやってみてというともう出来ない。
だから月いちの訓練の時だけでは全く脳みそに焼き付かない。日々繰り返してやっと出来るようになる。
吾輩・未熟者がロープワークの練習中に、師匠らが懸垂下降の壁面にロープのセッティングを完了。上から眺めるとほぼ垂直の7,8mの高さだ。

下から眺めると少し低く感じる。

ここの垂直の壁をルペルソ(下降器)、エイト環、安全環付きカラビナを用いて、懸垂下降する。 写真はルペルソのものだ。

勇気を出して最初の一歩、壁に乗り出せば、あとはロープを緩めて降りるだけだ。



下まで下降したら、次は別のロープを使ってこの壁を登攀するのだ。登る時もまたユマールと云う便利な登攀器がある。
爪が付いていて器具が上には動くが、下には動かないから、登った分だけ器具を上にスライドさせれば、垂直な壁面でも登攀できる。便利なもんだね。

腕の力で登っているようだから、明日か明後日は筋肉痛だね。

ここで両手を離しても、器具はロープで体に固定されているから、滑落しないで途中休憩できる。

実際使ってみるとこんな簡単なもので安心して昇降できる。特にエイト環には感激だ。これを何回か繰り返して午前の部は終了。


午後から場所を移し、芝の斜面で確保の訓練。
先ほど懸垂下降で使った、ルペルソ、エイト環、カラビナのそれぞれを使って、登攀者及び下降者をビレイ(確保)する訓練。ルペルソは登降者のロープに負荷が加われば瞬時にロープの動きが止まるので、ビレイ者の熟度にかかわらず確実に止まる優れものだ。



ビレイ者にかかる負荷の方向を垂直方向に変えるランニングビレイ。これは安定感が増し有効な方法だと考える。


今日で今年の会の行事は終わりました。師匠ご指導ありがとうございました。
皆さんよいお年をお迎えください。

余談:今月の会の集会で配布された資料の中にムンターヒッチの結び方が載っていた。これは覚えやすい結び方だと早速活用する。

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