登山と車旅

北海道の山 2018.08.28 羅臼岳

お待たせしました。久々の山です。8月28日、27日5時前に宇登呂側の岩尾別温泉の羅臼岳登山口に行くも霧雨がひどく7時30分まで待つがやまないので登山断念。宇登呂をあきらめ知床峠を越えて羅臼側へ出てみる。なんと羅臼の町は太陽がさんさんと輝いている。では明日こそ羅臼側から登ろう。羅臼側からは岩尾別に比べ時間がかかるので敬遠されるコースだ。
28日、羅臼の道の駅を5時に出発、雲が低く垂れこめている。昨日今日と天気予報ではこんなはずではないのだが。登山口近くの羅臼ビジターセンターの駐車場に5時10分に着く。筑豊ナンバーの先客あり。間欠泉入口から5分で登山口に着く。



登山口で合い、福岡飯塚の方だ。5時20分登山開始。コースタイム山頂まで6時間、全行程10時間。樹林帯、



ハイマツ帯を登り、



6時45分第一の壁に着く。



第一、第2の壁と呼ばれる右側に岩壁が切立つ山腹をトラバース気味に進む。



ガレ場気味の登山道の足元は良くない。



途中羅臼の鉛色の海が見下ろせた程度で視界はない。



前方雲の下に沢が見える。登山川のようだ。あの沢の縁を登るのかな。せっかく登ってきたのに、沢に向かって下り始める。



7時40分沢に出る。沢の右側(左岸)の岩場を中ほどまで登り、



目印にしたがい渡渉場所を探して右岸に渡る。



登山道の中間点にあたる硫黄臭のする泊場に7時55分に着く。ここから飯塚の方と一緒に歩く。曇っていたので登っても楽しみがないのでここらあたりで引き返そうと思っていた。



ここからは苔むす、滑りやすい沢の様なところを歩く。



8時50分視界のない屏風岩に着く。切立つ屏風岩はすぐ目の前なのだが全く見えない。
ここから登山道は沢沿いの急斜面の登りとなる。ここが胸突き八丁だろう。





9時20分急斜面を登り終え、羅臼岳直登と羅臼平の分岐に出る。



羅臼岳直登を岩清水に進むとザレの急登となる。足がとられて登りづらい。下りは大変だ。



ザレを過ぎハイマツ帯をしばらく進むうちに、青空が見え始め雲海の上に出る。登ってよかったーと思える一瞬である。



岩清水を過ぎ。



振返れば大勢のツアー集団が岩清水の分岐目指して登ってくる。早く登らねば。



大岩が重なるゴーロ場を、山頂を目指す。



あの大岩今にも落ちてきそうなのだが?



すぐ目の前が山頂です。



10時20分山頂。



知床連山以外はすべて雲海の下だ。



斜里岳も、



宇登呂・知床五湖・知床横断道路も、



羅臼の町もみな雲海の下だ。これはこれで絵になる。



飯塚の方は百名山を目指しているようで望外の景色に歓喜。2014年7月に登った時は、宇登呂の港・知床横断道路、



知床五湖、



遠くに斜里岳、



国後島(右)が一望だ。



30人の集団ツアーが押寄せたのを機に、往路を戻ることにした。
11時35分、直登分岐の道標に往路にはなかった熊の毛がついている。この2時間の間に熊がここに体を擦り付けたのだろう。



下りは早く下りられるだろうと思ったが、足場の悪い急斜面、苔むす滑りやすい沢、硫黄臭の沢のザレ斜面、



渡渉、



沢筋の岩礫の下りと慎重に下るため時間もかかる。





登山口から1時間もかからない、里見台あたりの樹林に熊の爪痕を発見。熊は見たいが会いたくは無し。





登山口に14時25分に無事下山。このコースを今日登ったのはこの2名だけみたいであった。自分一人では途中から引返したかもしれない。百名山を目指す方に感謝。今日の花。







汗を流しに、無料の熊の湯の露天風呂に。この湯は羅臼での楽しみである。熱いので有名な湯だ。


一人ゆっくりと浸かれました。


熊の湯十か条。



ちなみに昨日、岩尾別の三段の湯をのぞいたら湯は枯れ無残な姿であった。復活を期待する。

今回の羅臼岳で、西の塩谷丸山から始まった北海道の山も東の羅臼岳でしめくくる。道南の山は行かないのかって、道が悪いのと熊が出ているから遠慮したい。次の機会は硫黄山から羅臼岳まで、大雪山系を縦走したいものだ。


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