登山と車旅

北アルプス 2013.07.31 4日目 太郎平小屋から三俣山荘

7月31日、晴。4時半起床。山荘を出ればそこは大パノラマだ。今日はいい天気になりそうだ。南アルプスに入山した日以来の朝日だ。
山荘の正面に昨日下ってきた薬師岳。



東には左から水晶岳、鷲羽岳、三俣蓮華岳、双六岳、黒部五郎岳とこれから登る山々が見える、いい眺めだ。



朝食を済ませ5時30分に出発。4日目は太郎平小屋から、北ノ俣岳、黒部五郎岳、黒部五郎小舎までの6時間30分の行程だ。
北アルプスに入ってから楽な行程ばかりだ。三俣山荘まで延ばせば9時間20分だ。行けない時間ではないが先があるのでゆっくり行こう。
朝日を浴びながら、山腹に雪の残る北ノ俣岳を目指す。



7時10分北ノ俣岳に着く、先客2名。



山頂からは、黒部五郎岳の左に槍ヶ岳が、



右に笠ヶ岳、乗鞍岳、御嶽が眺望できる。いい眺めだ。昨日まで隠しておいた眺めを一挙公開のようだ。



赤木岳を過ぎるころには、どっしりとした、大きな山容の薬師岳は独立峰のように見える。



正面にはこれから登る黒部五郎岳までのルートが手に取るようだ。手前の鞍部が中俣乗越だ。中俣乗越に8時15分に着く。ここからは黒部五郎へ2時間弱の登りだ。



中腹から、振返れば北ノ俣岳からの稜線の白と緑が青空の下に映える。



薬師岳の右には剱岳、立山、右端は赤牛岳の稜線か?最深部は白馬岳か?いい眺めだとしか言いようがない。



9時55分黒部五郎岳の山頂に着く。山名の通り岩がゴロゴロしている。



山頂から北東に赤牛岳の稜線、



その右に水晶岳と手前に雲ノ平が見下ろせる。



さらに右にはワリモ岳と鷲羽岳。



南には双六岳の先に槍ヶ岳から穂高連峰までの稜線がはっきりと見える大展望だ。



もちろん笠ヶ岳、乗鞍岳、御嶽も見える。



展望を満喫して五郎小舎に下る。、五郎平まで下り仰ぎ見れば、北ノ俣岳側からの山容とは一変する。



11時50分五郎小舎に着く。計画ではここで泊まる予定だが早すぎる。疲れもないし、三俣山荘まで行こう。三俣蓮華の北側を巻けば2時間半だ。三俣蓮華岳を越えても20分程度長くなるだけだがその気力はもう無い。
小屋でルートを確認すれば、巻き道に凍結した雪渓があるので要注意という。
黒部乗越までは急坂の登りだ。今日最後の登りだ頑張ろう。黒部乗越に着くころには雲が湧き、黒部五郎に雲がかかり始めた。



乗越からは祖父岳をはさみ右に黒部源流、左に雲の平が目の前に見下ろせる。



巻き道の凍結した雪渓は数mほどで、上か下を巻けば安全に通過できた。三俣山荘を見下ろせるところまで来ると、雪渓のトラバースに出た。ベンガラでルートもしっかりしている。小屋は直ぐそこだ。



14時15分本日の宿三俣山荘に着く。



混んではいるが、布団一枚に1人で寝られるので十分だ。
夕食はシカ肉のシチューで美味しかった。天気に恵まれ大満足の一日であった。
今日の行程、
太郎平小屋5:30-7:10北ノ俣岳-7:45赤木岳-8:15中俣乗越-9:55黒部五郎岳-11:50五郎小舎-13:00黒部乗越-14:15三俣山荘



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