2023年2月2日、木曜日、晴。道の駅は強風。昨夜9時前に寝たから朝5時前に起きた。道の駅から20分ほどで登山口駐車場に着いた。天草の東側になるから風はほとんど無し。予定通り蕗岳・白嶽に登り小鳥越に下り次郎丸嶽へ登り返すルートだ。
ルートは分かっているが、何の気なしに案内板を見ると、ヤヤッ!小鳥越から次郎丸嶽への道が「通れません」となっている。小鳥越までは行けるから予定のルートで歩こう。7時55分出発。
8時5分西運寺手前で左折して車道を進む。吾輩には見えなかったが道標は30m先、民家の塀にある。
10分弱登ると、車道から左に分かれる細い道を登る。左手に道標有り。
ここから2分ほど登ると道標を見る。地形図の道は真直ぐだが、道標は左だ。少し戸惑いウロウロ。
結局道標に従い50mほど進んで、九電の道標を見て右折して尾根を登る。
少々荒れてはいるが道なりに登って行くと、8時34分鉄塔下に出る。
鉄塔下に道標が有るからこれに従い、今までより歩き易い道を登る。
8時44分観海アルプス道(九州自然歩道)に出る。どうやら上ってきた道は九電さんのメンテ道のようだ。
稜線の道を小さな登降を繰返しながら進む。
8時53分、麓から続く地形図の破線の合流点(201)に着いて道を探すと、あまり歩かれていないようだがあった。
9時200段ほどあったと思う階段の登りが始まる。
登り上がると次は鉄梯子が現れ、さらにこれを登り上がると東屋だ9時5分。
東屋から先はほんのひと時急に展望が開けた道になる。5分も歩かずに蕗岳への分岐に9時9分着き、縦走路から寄り道のようにして、9時14分蕗岳山頂に着く。
目の前に八代海が広がるのだが、霞んでいて眼下の港と島しか見えない。天気予報で八代は朝霧が出ると云っていたのを思い出す。
分岐に戻り、縦走路を一旦下り、9時37分鋸岳(のこだけ?)への分岐を右に見送り、白嶽へと階段を上る。
階段の道から山道へと登るにつれ左手に視界が開け、
数分ほど登って10時44分中岳だ。中岳を示すものは何もなく、上り坂の通過点だ。ここは一旦通り過ぎてしまって標識を見落としたかと戻った次第だ。
ここから数分緩やかに登るとベンチのある展望所に9時57分着く。ここを中岳最高点にしてほしいね。
蕗岳の眺望がよい。
八代海は依然霞の中だ。
ここから2,3分も先に進むと、展望台の標識が出て来て、10mほど寄り道。
白嶽の展望ポイントだ。
ここから5分ほど下ったところで、右に野営場を見て、白嶽への登りに。
登る途中から眺める白嶽の切れ落ちた岩峰。
野営場から10分ほど登った10時17分広々とした白嶽山頂に着く。
野営場に戻らずに白嶽の先に見えるピークへ。進む道は通う人も少ないのかシダの道だ。
見返る白嶽。
ピークの標識は無く下りに入り、10時33分白嶽山頂ドルメン、すぐ下で矢岳神社を見る。
ストーンサークルの道標を見てまた寄り道。
すぐ下の車道に10時51分下り、車道を数分ほど野営場の方向に進み、途中から道路左手の山道に入り鋸嶽へ向かう。
途中、不動滝の案内を左に見送り、車道から10分弱で鋸嶽の道標を見て、階段の道を登る。
道標から10分ほどで鋸嶽山頂に11時23分着く。すぐ先に東屋があり、ここからの次郎丸・太郎丸の眺めが絶景。
東屋から階段を下り、下り終わった左手にテープを見る。心もとないがここが小鳥越への下降点、11時28分。
急な下りで始まり、途中もテープが無ければ道を失うような下りだ。
下り始めて10分の11時38分、立派な道標を見る。小鳥越まで0.8㎞。
ここを過ぎると道の怪しさは無くなる。
11時52分、三叉路で道標を見て、どちらも下り。
鉄塔側に下って見るが、ピンクリボンは有るが道がはっきりしない。
引き返して別な道を下り、11時58分小鳥越の車道へでた。
左の次郎丸登山口へ車道を進むと、道路左手に鋸嶽登山口の道標を見る。鉄塔下のピンクリボンを下るべきだったのか。
さらに50m進むと次郎丸岳登山口。ここの案内板も「通れません」となっている。こうなれば通れないところまで登ってみよう。ダメなら戻ればいいさ。きっと誰かが迂回路を作っているはずだ。腹ごしらえをして12時11分出発
道は荒れてもおらず、結構歩かれている感じを受けるのだが。
12時24分ここで登山道を外してしまい尾根を登り始める。すぐに間違いに気付くが何となく人跡が有るので登り続ける。
12時30分、登りが少し緩やかになった所で、テープを見て登り続ける。
12時38分もう少しと云うところで岩壁が現れる。右に行けば何とかなりそうだが諦めて戻る。
道を外した地点に12時48分に戻り、登山道を進む。ロープ場を見ては何処で通行止めかヒヤヒヤ。
13時中間地点の道標まで来た。
13時25分山頂部の林まで登った。この先で通行止めはつらいな。
13時28分、先ほどの尾根、岩壁の間を登ればこの辺りに出られたのかな?痕跡は無いかとしみじみと眺める。
ヒヤヒヤ、ドキドキしながら登ると13時33分次郎丸嶽山頂に出た。やったー!通行止め何処にもなかった。迂回路らしきものもなかったが。
山頂から小鳥越、鋸嶽、白嶽。
山頂と目と鼻の先の祠前のカメの頭。よく写真に人が立っているのが載る人気スポット。吾輩には無理。怪獣女史とママなら迷わず立つだろう。
祠に移動して、次郎丸嶽ピークを眺める。
カメの頭。枝に掴まりながらカメの頭を撮るのが精一杯。
山頂から1,2分下ると大岩テラス。西側、島原湾が眼下に望める。表面が荒い岩なのでロープなしでも下れる。
三角側に、太郎丸嶽(手前)と天草パールライン。
大岩の上にも、大きな岩が重なる。登れそうだが怖いから諦める。
ここから20分弱下った14時5分太郎分れに着いて太郎丸嶽に向かう。
こちらも登る途中から岩が現れる。
小ピークの岩下を抜けるのが若干スリル。
一旦下って登り上がると14時26分太郎丸嶽山頂に着く。
西日を受けてシルエットしか映らない次郎丸嶽。
歩いて来た、観海アルプス道の蕗岳から白嶽。
眼下に登山口の集落。
15時6分麓の集落に下りて最初に目にする道標。
途中の曲がり角ごとにある道標。どれも愛嬌があって和む。
15時16分下山。3回ほど道選びでまごついたが、何とか周回出来た。通行止めなら翌日次郎・太郎覚悟であったがすんなり歩けてよかった。
今日の行程、
登山口駐車場7:55-8:44縦走路出合-9:14蕗岳-9:57ベンチ展望所(中岳)-10:17白嶽-10:51車道-11:23鋸嶽-11:58小鳥越-13:33次郎丸嶽-14:26太郎丸嶽-15:16駐車場