2017年4月16日、晴。会の山行で熊本の八方ヶ岳に登る。熊本に位置するが、福岡、大分の県境に近い山だ。楽しみは八方ヶ岳(左)の右に見えるカニのハサミ岩(右)の岩峰だ。
9時30分登山口の矢谷橋を出発。ルートは登山口から穴川越、八方ヶ岳、山頂から山ノ神に下り、途中からハサミ岩の道を取り、ハサミ岩に登り、八方ヶ岳林道に下り、林道を登山口へと、右回りの周回行程だ。地形図から推測するに急峻な山のようだ。
登山口から右手に谷を見て樹林の中を登る。
登り始めて10数分で、男滝、女滝、子滝、水神と見る。
穴川越を過ぎて、登ってきた谷の山腹に咲く山桜が満開だ。
山頂近くの稜線には馬酔木が白く輝く。
登り始めて2時間ほどで広々とした八方ヶ岳の山頂に着く。
眺望の良い山頂で、阿蘇鞍岳を眺めながら昼食。
ゆっくり昼食をとり、往路を少し戻り、山ノ神への道を下る。
こちらの道も馬酔木が満開だ。
13時山ノ神とハサミ岩の分岐に着く(おそらくこの分岐は地形図にはないが境界線を山ノ神へ進む道だろう)。
ジグザグの急坂を下る途中で821.7m蟹足岳の標識に出合う。
さらに10分下った13時27分、正面にカニのハサミ岩の岩峰を見る。岩峰の天辺は2峰からなりナイフリッジのようだ(それでカニのハサミ岩?)。
鞍部まで下り、ハサミ岩への登りに付くと、心細い丸太のハシゴとロープを頼りに垂直の壁に取付いて登る岩峰だ。
緊張しながら待ち、5分ほどで岩峰の上に出ると、想像通りのナイフリッジに立つことが出来ず四つ這いですすむ、13時44分。
垂直の岩峰から下を眺めれば、四つ這いを選ぶよね。
進んだもののこの先どうするの?後ろから来る女史は堂々と立って歩いている。大したもんだねー。高所恐怖症の吾輩は記憶にはないが当然四つ這いだったのだろう。
ハサミ岩からの八方ヶ岳の眺めもいいがそれどころではない恐怖だね。
ハサミ岩からの下りもロープと立木を頼りに下るが緊張を強いられる。
ハサミ岩から林道への下りも、所々ロープにすがり、急峻な道を下る。(GPSの記録がないので軌跡は推測)。
林道に出合いホッと一息つき、林道を歩いて登山口に、14時50分ごろ無事下山。
高所恐怖症の吾輩にとって、カニのハサミ岩は身が縮む思いでした。
帰路、麓から眺める八方ヶ岳(左)、カニのハサミ岩(中央)の眺めは恐怖を忘れさせる実にいい眺めだ。
八方が岳の行程、
登山口9:35-11:28八方が岳12:15-13:44カニのハサミ岩13:56-14:50登山口