2023年11月4日、土曜日、晴。中山仙境、天念寺耶馬、両子寺と回って、田原山登山口の駐車場に13時15分着く。駐車場にある鋸山案内図に周回3時間とあるので、今から登っても明るいうちには下山出来るだろう。


13時30分出発。駐車場から車道を渡れば登山口だ。

植林を歩くこと数分で、見返り岩への分岐に13時41分着く。戻りはここに下りてくるのだ。案内図のお薦めに従って左回りするので直進。


さらに5分弱登った13時45分、囲観音への分岐を左に見送る。


分岐を過ぎると作業道であったようなところを歩くようになる。

囲観音分岐から3分ほどで、若い植林を歩くようになる。4年前に登った時はもっと視界が開けた道を歩いた記憶があるのだが。そのうちに出て来るだろうと歩くが、一向にその気配はない。

4年前の2019年4月に登った時の写真をブログを書きながら見たら、同じような所から(正面の山の形が同じ)撮った風景は伐採したばかりで、開放感あふれていた。

また、見返り岩からこの辺りを見下ろした風景もあったので比べると、4年間でこれほど変わるのだ。紅葉写真が現在。4年前は禿山だ。


徐々に登り勾配がきつくなり、

14時1分、南尾根・大観峰の道標あたりから植林を抜ける。

ここから2分ほど登ると、大観峰と南尾根の分岐に出る。

南尾根を覗いてみよう。

岩の痩せ尾根を行けるとこまで歩いて見よう。紅葉も始まっている。

14時9分、山友は南尾根の先端手前まで行くが、吾輩はこの痩せ尾根に登るのが怖いのでここまで。本当に本当に高い所に強い、感心しますね。


南尾根の戻りから、右手にこれから登る大観峰を、

左手に大観峰から見返り岩へと続く断崖上のギザギザ稜線。


14時15分八方岳(はっぽうだけ)に登ってしまった。吾輩も記憶定かでないから戻らずに、

右に大観峰がみえるので、

少し怖そうな鎖場を下って、大観峰へ。


左中ほどが八方岳。

14時21分、この垂直の登りを見て、逆回りしていることに気付いた。記憶ではここは下ったのだ。間違っているわけではないからそのまま登る。

続いて草付き尾根、

さらに鎖が張られた尾根を登ると、

14時26分大観峰へ着く。後方に緩やかに下って見えるのが南尾根だ。更にその後方がこれから歩くギザギザ尾根だ。

14時29分大観峰から直下の鎖場を下り、

往路を八方岳(中央)まで戻る。

14時38分、再び八方岳へ。

八方岳直下を道標に従って右に折れてギザギザ尾根の周回コースへと進む。

灌木が茂るので安心感はあるが、痩せ尾根の鎖場だ。

続いて植林。

岩に取り付けられたステップと、2,3分で道はゴロッと変わる。ステップは爪先がかかる程度の奥行なので、滑らぬように慎重に登る。

登り上がると、岩壁伝いの登りと、気を抜けない所だ。

14時50分登り上がった所が股覗き岩だ。

後方に南尾根が望める。

右手に見えるのは、屏風岩、衝立岩だろう。

進む先にはまだまだ痩せ尾根が続く。気を抜けませんねー。


14時57分囲観音の案内を見て80mなら寄ってみよう。

暗い観音堂の中に観音様が鎮座。

15時2分稜線に戻って、2,3分ほど歩くと、痩せ尾根の真ん中に大きな岩が鎮座。岩の上に取っ手がある。

左下に登山口まで見下ろせる。

15時15分無名岩の下に着く。

岩の上に登ると、後方に南尾根と大観峰(少し覗く)、

その左に目を向けると、西日を受けて紅葉が鮮やかになって来た。

まだまだ続く痩せ尾根。左に見えるのは見返り岩かな?

15時23分、登山口と磨崖仏の分岐に着く。磨崖仏まで440m。当然行く。

磨崖仏までは、岩場の下りでなく、普通の尾根下りだ。

磨崖仏の手前で、尾根から左下に下る所をまっすぐ進む(行止りの道標が裏返しになっていて見えなかった)。間もなく磨崖仏だろうとGPSを見ると、磨崖仏の尾根とは別の尾根を下っている。山友も吾輩が間違えたのに、すぐ気づいたから、5分ほどのロスで済んだ。15時41分磨崖仏に着く。磨崖仏の顔の上の方は木の枝が覆ている。そして西日が当たり、写真に撮ると表情が出ない。


5分ほど見学して15時48分、分岐まで登り返しだ。行きはよいよい帰りはきついだ。下り続けて来た足のギアチェンジは大変だ。グッと我慢で登り続けて、
16時11分分岐に着いて、木々の間から眺める田原山も西日に映える。

分岐から1,2分で見返り岩。

歩いてきた方向を見返しても、稜線上に大きな岩が見えるのみ。おそらく無名岩から、こちらに少し歩いたあたりだろう。

見返り岩からの下りに入ると、右下、

左後方、

そして正面下る方向と紅葉が西日で一斉に映えて来た。午前中は紅葉はあまり見られなかったので、田原山で紅葉を見られたのは有り難い。

16時20分、登山口まで500mの標識を見ると、林の中の下りになる。そして滑って手を擦りむく。

4分ほど下ると、往路の見返り岩の分岐に出て、16時29分登山口に着く。丁度3時間の行程であった。中山仙境から始まった痩せ尾根、鎖場、岩峰とスリル満点の一日であった。最後に紅葉まで見られて大満足。

明日、青の洞門・競秀峰を考えると、耶馬トピアまで行きたいが、これから風呂に入ったりすれば、陽も落ちて暗くなるので、今夜の宿泊は中津にしよう。豊後高田の花いろ温泉で体重計にのったら、狂っているのではと思うくらい減っていた。山歩で2㎏ほど体重が減ったのだ。19時過ぎに中津に着く。