2023年11月4日、土曜日、晴。連休を利用して、山友と国東半島と周辺の山に登る。低山なれどスリルを味わえる山がある。1日目は、中山仙境、天念寺耶馬、田原山(鋸山)だ。先ずは中山仙境からだ。
中山仙境登山口駐車場に車を駐め、7時出発。
登山口休憩所の中を抜けると、
直ぐに階段を下り川を渡る。
植林の中を登り、
7時11分尾根に出る。
2分弱歩くと、小野迫からの道を右に見る。
直ぐに無明橋まで500m道標を見る。
7時15分、鎖の張られたやや急な坂を登る。
右手に朝日が織り成す山の姿がいいね。ハジカミ山と尻付山(右)ですかね?
直ぐに次の鎖場。
次は左手に岩峰が織り成す山の姿。
岩の下に一対の石像。
そして鎖場。
また一対の石像と鎖場と続く。修験の峰らしくこの後も一対の石像が至る所にある。
鎖場を登った所で、左手により岩峰の襞がクッキリと浮かぶ。凄い地形ですね。
そして急な鎖場を登ると、
7時34分無明橋に出た。中折れしないのが不思議ですね。
稜線の登山道はルートをわずか外れた所に絶壁の展望所もあり、下を覗け場吾輩は足がすくむので遠慮。
7時44分行く手を阻む玉子石(勝手な呼称)。
玉子石を抜ければ、天空の道。
絶壁の岩の窪みにも石像。
小さな無明橋。
7時55分鎖の張られたトラバース。
渡り終えた所に2対の石像とストラップ(協力金で電子マネー支払い)が置いてあった。
ここを過ぎて数分ほど歩くと、8時4分鎖場の急な登りが現れた。天辺には石柱のようなものが立っている。
左手に岩峰の山襞、さらにクッキリ。
右手に見えるのは、ハジカミ山と尻付山(右に頭のみ)ですかね?。
急な鎖場を登り上がると、
8時6分三角点のある高城だ。落ち着ける広さがあるので吾輩も安心して立てる。
ここにも一対の石像。
高城から鎖の張られた灌木の間を下り、
続いて鎖の張られた岩場を登り返し、
さらに登り、
8時13分ピークにはまた石像。
そして、眼下に朝日に照らされた極上の眺めだ。
そして進む先には両側が切れ落ちた馬の背。吾輩が最も緊張するところだ。
山友は楽しそうに歩いてくる。吾輩など最初は足元に集中し、最後の方は走り出したい気分だ。
そしてまた短い馬の背。馬の背となっているが吾輩には2ヶ所とも牛首だ。
8時23分、岩峰の見えるところまで歩いて、数m戻って、
北側へと、鎖の張られた急斜面を下る。
右手が絶壁の道なので、慎重に慎重にだ。
8時31分、隠洞穴(かくれうど)に着く。難所は通過しホッと一息。車道(下山口)まで600mとある。
植林の中を、気を抜かずに下り、
8時51分車道(下山口)に着く。下山口って不思議ですよね。これは国東半島峰道の順路に従ったからでしょうか。
ここから駐車場までは1㎞もない。数分も歩くと銀杏の木の下にギンナンが沢山落ちているが私有地の中だ。もったいないなー。
下山口から数分歩いて、六所神社。社務所の人に銀杏のことを訊ねたら、自分のものだと云われ、拾っても良いと了解を頂いた。大粒のギンナンでした。ありがとうございました。
隣に実相院と、いかにも古そうな趣のある国東塔。
その隣の霊仙寺。阿吽の仁王像がいいね。
9時14分駐車場に戻る。
10分ほどギンナンを拾ってから、天念寺耶馬へと車で移動。10時前駐車場に着く。駐車場から見上げる無明橋と、右の岩峰展望所。
10時4分出発。車道に出て最初の角を左に折れて、50mほどで山道へと入る。
道は荒れている。
2度ほど登っているが全く記憶にない。岩屋散策ルートでいいのだろうか。山友がこれで間違いないと云う。
岩屋散策ルートの名の通り、岩屋が続く。
依然として道は荒れている。
10時23分、火打岩屋のこの岩登りを見て、正しいルートを歩いていると確信した。
鎖を登ると、
岩屋に石像が並ぶ。
石像の前を通り、その横を登ると、岩の壁にぽっかりと穴が、岩の穴を抜けて、
3mほど岩場を鎖で下ると、
道標があり、無明の橋を取る。
直ぐに岩壁伝いの道になり、
登りきると、右に回り込み、灌木の茂る鎖が張られた岩壁を登る。
20、30mも登って行くと、手すりのある岩尾根に出て、目の前に無明橋を見上げる。
左に行けば展望所、右に行けば無明橋だ。先ずは展望所に寄り道。10時33分、展望所に着くと、中山仙境で沢山見た一対の石像。
見下ろせば足がすくむ高度感だ。登山口駐車場が真下だ。
展望所から望む無明橋と、その後に下る岩峰の鎖場(右側の切れ落ちた所)。
先ずは岩峰へ取付いて鎖場を左側へと登る。
登り上がって左に進むと、吾輩が最高に緊張する無明橋。対岸とは直線でなく斜めに架かるし、さらに太鼓橋なのも恐怖心を煽る。が山友は怖いもの知らずでおどけて見せる。
渡った先は札所。
渡った橋を戻る2度の恐怖を味わって、先ほど眺めた垂直の岩峰下りへと、
これまた足がすくむ岩峰巻道を行く。
そして、10時44分垂直の岩峰下りだ。長い鎖場だ。右を下れば少しは楽なのだが、そんなことは山友が許さない。
下り終えて眺める岩峰鎖場。
10時52分龍門岩屋の前を通り、
トラバースの鎖場を抜けると
10時56分、無動寺分岐に着く。ここは天念寺へ下る道を取り、
分岐から直ぐに鎖場を下って、
植林を下って、
11時8分車道に出る。
駐車場の前を通って、11時14分天念寺、
11時17分、川中不動を見て、
11時27分駐車場へ戻り昼食。中山仙境、天念寺耶馬とスリル満点の鎖場、馬の背、橋で痩せる思いであった。
時間のあるので次の田原山に向かう前に、両子寺に寄り道。12時20分両子寺に着く。阿吽の仁王像。
まだ紅葉していない参道モミジ。
寺拝観入口が何とか紅葉。早々に引き上げて田原山へ、続く。