Prairie House

「自然と建築の融合」ここはそんな草原住宅です。

モエレ沼公園-2011秋- ~光の彫刻たち 前編~

2011-10-29 14:34:26 | 札幌市東区
2011年10月21日 札幌市東区モエレ沼公園

秋のモエレ沼公園。今年の北海道も肌寒くなってもはや10月も下旬・・



1.
「ガラスのピラミッド-HIDAMARI-」
竣工:2003年(平成15年)
設計:イサム・ノグチ&アーキテクトファイブ
監修:ジョージ・サダオ
用途:ギャラリー・レストラン・管理事務所


2.
おかげさまで、この「HIDAMARI」もこのブログでも御馴染みの場所になりました!


3.
駐車場からエントランスへのアプローチ。
コンクリートと岩石とガラスと鉄骨の調和なんてなかなか見られません!!
写ってる影は自分と友人のS君ですw
この度S君は一眼レフデビューを果たし、この公園が彼の最初の場所となりました!


4.
近くから見ても遠くから見ても様になる、さすがノグチの大地の彫刻です。


5.
言ってるそばから夕陽も出てきちゃったw
寒いので中、入りませんか??


6.
「あかり(AKARI)」
光の彫刻でもあるこれらの作品は、「彫刻を役に立つものにしよう」というノグチの想いがカタチになったというものらしい。
和紙と竹で創られたやさしい光が柔らかく拡散します。


7.
「D.P.G工法」(ドット・ポイント・クレイジング工法)
ノグチの友人である建築家のイオ・ミン・ペイ(代表作:「ルーブル・ガラスのピラミッド」)等)のアドバイスを元にした。


8.
「D.P.G工法」とは、ガラスの4点の角に穴を開けて金具で支持する工法。
それらを柔軟に連続させることでこの「HIDAMARI」のようなガラスのアトリウムを創造することが可能です。


9.
鉄骨や金具には間接照明が施されてて、星のような光がガラスの大空間内を照らし、拡散させます。


10.
もちろんピラミッド型とはいえ天井もガラスなので、積雪はどうすんだ!!と気になることもあるでしょう。でも大丈夫!!


11.
この施設の地下には冬季に集めた積雪を保存し、それらをエネルギーに変える・・・という設備が整っていて、一年中エコで快適な空調が保たれています。
ガラスに溜まった雪は内部熱で溶かしちゃう。


12.
俺、ココから見る風景大好きなんですよね!!
隅っこフェチなのでww
角とかトゲとか、なんだか境界をはっきりさせるようなギリギリの環境や場所っての、好きだなぁ。うなじとか。あ、また余計なことを・・・


13.
外から見る「HIDAMARI」。


14.
春は桜並木でいっぱいになります!!
冬は雪灯りのアートでいっぱいになる!!


15.
こういう、「かぶせる」っていう概念にすごく魅力を感じます。
道産子だからかなぁ、カマクラの中に入るとあったかいし静かだし落ち着くじゃないですか。
そういう感覚に似てるのと、あと洞窟っぽい感じがして冒険心刺激するし、造形的にもシンプルで好きです。


16.
2階、3階のほうのギャラリーは暗くなると閉まってしまいますが、このあと素敵なタイムが・・・


17.
ガラスに乱反射する光と風景が写真を曖昧にするのに、よく見たらしっかりとした法則性に駆られてる。錯視みたいww



18.
おっと時間だ!!寒いけど、外へ行きましょう!!!
皮肉にもカップルどもも賑やかになってきましたよorz

つづく







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