Prairie House

「自然と建築の融合」ここはそんな草原住宅です。

モエレ沼公園-2011秋- ~光の彫刻たち 後編~

2011-10-29 16:11:47 | 札幌市東区
2011年10月21日 札幌市東区モエレ沼公園

1.

2.

「海の噴水」
最大噴射高25mの生命の息吹・・

3.

4.

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こうして刻々と時間が過ぎ、18:30になったとき・・・・





6.
キッチンのコンロから・・・


7.
火柱がぁぁぁぁああ!!!





・・・・・。





はい、冷静になりましょう!

写真は「海の噴水」のライトアップ!!

8.
でも本当、コンロの火に見えなくもないですねww


9.
周りは本当に真っ暗。そしてカップルだらけ。そんな何とも皮肉な時間に野郎二人で見た噴水・・・


10.
「生命の誕生と宇宙空間」を表現したというノグチ。
直径48mにも及ぶ巨大な噴水の躍動感とその音色は幻想的な姿と共に現われる。


11.
水しぶきがすごいんですw
そのくらい臨場感があって、実際に来てみないとわからないってのはこういうことだって。
ぶっかけされて宇宙の一部になれるのなら俺はいつまでも三脚とカメラを構えてるさ!大歓迎だ!!!


12.
だが興奮してしまう分、過ぎてゆく時間も早く感じてしまう。
目前の宇宙空間はゆっくりとまた吸い込まれていきます。


13.
ジャカジャ~ン♪
終焉のBGMとともに人々は帰路へとつく。
すごかった。本当にすごかった。ノグチの究極の水の彫刻の息吹への余韻はいつまでも続きます。

観れて良かった!とともに撮れて良かった!って気持ちでいっぱいで、彫刻はただ単に彫るだけでなく、自然や空気に触れることでその一瞬の瞬間をもカタチへと変えてしまう、人々の心そのものに彫り込んでしまう生きてる存在だと刻み込まれました。


この「モエレ沼公園」はイサム・ノグチの想いを彫った大地の彫刻そのもの。
大地というのは空や太陽や自然があって果てしなく姿や存在を変えてゆきます。

面白い作品を沢山見て感じられる、最強の美術館ではないでしょうか!!





モエレ沼公園-2011秋- ~光の彫刻たち 前編~

2011-10-29 14:34:26 | 札幌市東区
2011年10月21日 札幌市東区モエレ沼公園

秋のモエレ沼公園。今年の北海道も肌寒くなってもはや10月も下旬・・



1.
「ガラスのピラミッド-HIDAMARI-」
竣工:2003年(平成15年)
設計:イサム・ノグチ&アーキテクトファイブ
監修:ジョージ・サダオ
用途:ギャラリー・レストラン・管理事務所


2.
おかげさまで、この「HIDAMARI」もこのブログでも御馴染みの場所になりました!


3.
駐車場からエントランスへのアプローチ。
コンクリートと岩石とガラスと鉄骨の調和なんてなかなか見られません!!
写ってる影は自分と友人のS君ですw
この度S君は一眼レフデビューを果たし、この公園が彼の最初の場所となりました!


4.
近くから見ても遠くから見ても様になる、さすがノグチの大地の彫刻です。


5.
言ってるそばから夕陽も出てきちゃったw
寒いので中、入りませんか??


6.
「あかり(AKARI)」
光の彫刻でもあるこれらの作品は、「彫刻を役に立つものにしよう」というノグチの想いがカタチになったというものらしい。
和紙と竹で創られたやさしい光が柔らかく拡散します。


7.
「D.P.G工法」(ドット・ポイント・クレイジング工法)
ノグチの友人である建築家のイオ・ミン・ペイ(代表作:「ルーブル・ガラスのピラミッド」)等)のアドバイスを元にした。


8.
「D.P.G工法」とは、ガラスの4点の角に穴を開けて金具で支持する工法。
それらを柔軟に連続させることでこの「HIDAMARI」のようなガラスのアトリウムを創造することが可能です。


9.
鉄骨や金具には間接照明が施されてて、星のような光がガラスの大空間内を照らし、拡散させます。


10.
もちろんピラミッド型とはいえ天井もガラスなので、積雪はどうすんだ!!と気になることもあるでしょう。でも大丈夫!!


11.
この施設の地下には冬季に集めた積雪を保存し、それらをエネルギーに変える・・・という設備が整っていて、一年中エコで快適な空調が保たれています。
ガラスに溜まった雪は内部熱で溶かしちゃう。


12.
俺、ココから見る風景大好きなんですよね!!
隅っこフェチなのでww
角とかトゲとか、なんだか境界をはっきりさせるようなギリギリの環境や場所っての、好きだなぁ。うなじとか。あ、また余計なことを・・・


13.
外から見る「HIDAMARI」。


14.
春は桜並木でいっぱいになります!!
冬は雪灯りのアートでいっぱいになる!!


15.
こういう、「かぶせる」っていう概念にすごく魅力を感じます。
道産子だからかなぁ、カマクラの中に入るとあったかいし静かだし落ち着くじゃないですか。
そういう感覚に似てるのと、あと洞窟っぽい感じがして冒険心刺激するし、造形的にもシンプルで好きです。


16.
2階、3階のほうのギャラリーは暗くなると閉まってしまいますが、このあと素敵なタイムが・・・


17.
ガラスに乱反射する光と風景が写真を曖昧にするのに、よく見たらしっかりとした法則性に駆られてる。錯視みたいww



18.
おっと時間だ!!寒いけど、外へ行きましょう!!!
皮肉にもカップルどもも賑やかになってきましたよorz

つづく






中島公園-2011秋- ~太陽の下~

2011-10-20 21:53:04 | 札幌市中央区
201年10月19日 札幌市中央区中島公園

1.
中島公園周辺は最近マンションが多くなってきました。マンション側からしたらこんな都会の大公園と隣の豊平川があれば立地条件としては最高ですから。


2.
少しずつ、陽も暮れ始めてきました。


3.
ヒトカゲがこんなに強調されるのは今しかないですよね。あ、俺写ってるww


4.
鏡面世界


5.
かもっちと遊ぶ子供達。カラスも混ざってるよ気をつけて!!!


6.
置物じゃないよ。本物だよ。


7.
ああ、んもう!背中が痒いわねぇ・・


8.
さて、かもっち達は何処へ帰るのか・・・


9.
もうそろそろ俺も腹減ってきたからトンズラを考えなくてはならないw


10.
ハードボイルドかも


11.
あの夕陽に向かって泳げ!!!(方向違う・・・)


12.
ジャングルの一角って感じですが、ここは日本ですw
後ろの建築群との対比感がすごい・・・


13.
この柱の陰影、最高ですよね。


14.
皆帰るんだろうね。こんな場所毎日歩けたら・・・なんてな。


15.
連続する柱と人間。ヒトが風景になる。


16.
こんな菖蒲池見たら色んなこと考えるなぁ。ずっと独りで黄昏ながらカメラ女子をチラ見しまくっていたのでした。


17.
はあ、人生色々だよね。毎日辛くてもさ、自分自身が全力出来たらまずはその瞬間勝利なんだ。
こんな夕陽みたいに最後はまったりするくらい一生懸命疲れてさ、ウマイ飯食ってあったかい風呂入ってぐっすり寝る!!
自分の好きなことして、その場所に自分が存在してたんだって思ったら全部大事な時間だから。



陽が暮れても朝になればまた陽は昇る。毎日の太陽や自然はいつもそれを繰り返してるわけだけど、自分自身は毎日同じ繰り返ししてるってわけじゃなくて、いつもいつもこのカメラのように心にファインダーを持って1枚の風景を探してる。



風景は嘘はつかない。それを見つめる俺のカメラも、俺自身も。
1枚1枚に存在を重ねたいから、俺はいつまでもこのカメラを持って風景を探しに行きます。毎日は風景の連続だ。そのシーンをいかに姿として、カタチとして残していくか。
そうやって頑張ってったらいつか夢は叶うし、その時は誰にも負けない心の宝を俺は持っているのだって自信持てるし、風景がある限りそれらが滅ぶことは無い。


4記事にわたる長編、最後まで御覧いただいたあなた、ありがとうございました!



中島公園-2011秋- ~グラデーションリーフ~

2011-10-20 21:23:12 | 札幌市中央区
2011年10月19日 札幌市中央区中島公園

さあ、色づき始めた紅葉たちを見に歩いてみましょう!


1.
銀杏も忘れてはいけませんねぇ!


2.
そうそう、扇形のこれこれ!!
この辺りで銀杏並木といえば北海道大学が有名です。ずっとずーっと前の記事で紹介したので良かったら見てください。


3.
おや?園内のコンサートホール「Kitara」の裏口に紅葉がぁぁぁ!!!


4.
燃えますねぇ!燃えるよ!!紅に染まった炎の木!!!


5.
そしてカメラは何て良い色出してくれるのだろうw
「なんだか不思議だよね、生きているって。」(レミオロメン「花鳥風月」的な)


6.
20キロ制限の道路。こういう並木の中で運転するのって気持ちいいんだよな!


7.
ここも春になれば桜で満開です。ピンクがレッドになる。恋が愛に変わる!!!!!


8.
そう、この変化を楽しむ上でのグラデーションがすごく魅力的だなぁと思います。
カメラで表現しないと案外気が付かないんですよね。


9.
なんて熱いんだぁぁぁぁぁ!!!!!


10.
葉っぱの、自然の中へ紛れ込む。これがカメラマンとしての宿命!!


11.
こんなところで昼寝したい。


12.
こんなところで設計したい。


13.
こんなところでもふもふしたい。


14.
造形的にも色的にもすごくかっこいいっていえるよね。


15.
カメラがあれば見つけられる風景。光と影と、風の躍動感。


16.
花札になりそうなくらい風情あると思います!


17.
ここ、日本です。北海道です。札幌です。中央区です。中島公園です。
そうやってどんどん凝縮してって生まれるんだ、風景が。1枚が。


18.
そういえばトンボの季節ですねぇ。トンボってどうしてここに停まるのだろうってずっと考えてたw
何を根拠にこんな岩肌に・・・なんだか不思議だよね。


19.
コスモス・・・でしょうか。


20.
ちょっと時期の過ぎた花畑。でも小さな花の力強さって計り知れないですよね。荒野に咲く一輪の花とはちょっと違うけど、この写真好きだ。白化しまくったけどorz


つづく







中島公園-2011秋- ~豊平館~

2011-10-20 20:22:31 | 札幌市中央区
2011年10月19日 札幌市中央区中島公園

1.
前記事にちらっと登場したこのかっちょいい建築物・・・


2.
その名は「豊平館」(ほうへいかん)
建築年:明治13(1880)年竣工
構造:木造2階建
設計:開拓使工業局営繕課(安達喜幸)
施工:大岡助右衛門
指定等:重要文化財


3.
1880年に開拓史が当時の洋風技術における集大成として建築した日本最古のホテルです。
現在は結婚式場やレストランとして機能してます。
当時は中央区北1条西1丁目(大通公園近く)にあり、昭和33年(1958年)にここ中島公園へと移築されたとあります。
宿泊者第一号はなんと明治天皇!!!


4.
通称ウルトラマリンブルーとホワイトとのコントラストが美しい。中央の玄関ポーチの装飾なんかも当時最先端の名残を見せていますね。


5.
白化してしまって失敗した写真orz


6.

同じアングルを縦版横版。アポロみたいな木がかわいいんだけどちょっとだけ邪魔してますねぇww
むしろお気づきだとは思いますが後ろの現代タワー建築(高層ホテル)がなかなか景観を乱していらっしゃいます!!



まあ、許すwww






ちなみに以下、昨年春(2010年5月9日)に撮影した豊平館


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10.

11.

12.

桜と豊平館なんて爽やか透き通った世界が広がっているのだろう!!
それより昨年の写真はヒドイですねぇ・・・白化しまくりだし、今みたいにC-PLフィルターをレンズに装備していなかった時期だったから晴天であっても色の良さを引き出せていないw

来年の春もこの中島公園で決まりですね!!



つづく




中島公園-2011秋- ~オアシス~

2011-10-20 19:54:09 | 札幌市中央区
2011年10月19日 札幌市中央区中島公園

中島公園は札幌市中央区南方にある大公園。
春は桜、夏は祭、秋は紅葉といった一年中人々がこのオアシスに集まります。

現在は秋。よって紅葉名所としての中島公園へ足を踏み入れました。
だが紅葉だけがこの公園の醍醐味ではない!まあゆっくりとご案内しましょう。


1.
園内には菖蒲池という水場があります。ボート乗り場があるのでデートに最適w


2.
ゆらゆら~
札幌の観光地では何処へ行っても鴨がいるんですよねぇ。かわいいよね、かも。


3.
撒き散らせ光ぃぃぃぃぃ!!!
「きせきかも」奇跡鴨・奇跡かもしれない・軌跡鴨


4.
レンズにスノークロスフィルターという装備を施します。
光り物があればそのフィルターを調節することによって演出が可能です。
水面の太陽の反射光に発動させ、泳ぐ鴨が重なった瞬間にシャッターを切る!


5.
たそがれかも


6.
オスなのかメスなのかはよく存じませんがww


7.
ただひたすら、かぁいい


8.
水面に反射してたのは「豊平館」という歴史ある建築物。
後ほどご紹介いたします!


9.
おにいさん


10.
紅葉は部分的に始まってます。まだ青葉が残ってたりしてて逆に面白い。


11.
天気よくてよかったなぁ本当に。色んな色あります。


12.
わさわさ


13.
地下鉄駅直結なのですぐに来れます。


14.
虫に喰われるアート。


15.
喰べたら穴があくなんて、なんてスケール感だ!!!



つづく


青空、運河の街 ~夏、小樽2011~ Vol.2

2011-10-06 18:08:03 | 小樽市
2011年8月12日 小樽市


1.
道端でレインボーな木を見つけたのですが、これは何なのでしょう!!!

2.
葉まで・・・。何かが反射したような形跡も見られず。ミステリーですね。

3.
旧三井銀行小樽支店」(1927年(昭和2年))
小樽初の鉄筋コンクリート建築。設計は当時日本の3大建築家の1人とされた曾禰中條

4.
自分は小樽の中でこの建築が好きで好きでたまらなくて必ず写真を撮りにきます。
普通の2車線道路に面しているから、その大きさと迫力にいつも興奮してしまいます!
外壁は北米産の花崗岩を使用。

5.
ここでいつも一息入れてます。中ではカフェやお土産屋さん等がある、休憩スポット。

6.
ハチ!!!!!!!



さて、そろそろ行きますか・・・





7.
小樽運河!!!!!

8.
ガス灯が素敵。1本の街灯に2本の光が点く。この場所に特別な意味があるからこそこだわれるんだろうね。

9.
植栽って本当に大事だと思う。

10.
前回記事の百合が原公園でもそうだったように、道があればそこはミュージアムになるのだから。

11.
ちょっと船っぽく見えてしまうww
横に連なる集合。手を繋いでるってこと。

12.
こんなにマッチする風景なんてなかなか無い。歴史と時間をありのままに。

13.
一番の撮影ポイントなのにビアガーデンw
いや、一番の風景でビアガーデン!!夏の夜、こんな場所で楽しめる。街ってイイネ!



そういえば秋の小樽というものを自分は体感したことがなかったりする。果たしてどんな街になるのかな??



青空、運河の街 ~夏、小樽2011~

2011-10-06 17:25:06 | 小樽市
2011年8月12日 小樽市

小樽の街、2011夏。ちなみに今は10月w

ちょうど夏らしい青空が広がってて気持ちよかったです。
水辺と空の青に囲まれたら幸せになります。

だが、それだけじゃない!!

小樽建築浪漫!!!


まあまああわてずに、1枚1枚旅しましょ!


1.
住吉神社社務所」(昭和9(1934)年)

小樽にだってもちろん「和」はありますよw
中には入れないけど、「口の字型」の中庭建築らしいです。よって「回廊」というものを彷彿させてくる!!中入りたいっす!!


2.
完全に石造の鳥居。

3.
「門」があるだけでここは他とは違うぞ!!って雰囲気になりますよね。門は抽象していく空間。

4.
神社には龍が欠かせない!あ、よだれじゃないよw





さてと、それでは御馴染みの堺町通りへ行きましょうか。


メルヘン交差点より

5.

6.
ルタオ食べたーい!!

7.
小樽オルゴール堂

8.
相変わらず人人人で大盛況してます。

9.
車輪がかわいらしい。

10.
北菓楼はいつも沢山人がいるけど、この日はすいてたな。

11.
ここの敷地は公開空地になってて屋外カフェがあったりと、通りに沿うちょっとした人の集まる場所。

12.
平和だなぁ。

13.
面白い装飾してますよね。

14.
ここ、本当に日本かよww

15.
和洋折衷でいこう!!!!

16.
青空が本当に気持ちいいし、嬉しい。

17.
小樽といえばガラスだよね!!!

18.
風鈴が恋しい季節です。(現10月)

19.
wwwww

20.
こういう壁面緑化が随所に見られます!インパクトあるなぁ・・!!



つづく