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☆杉田久女(小倉芸術散歩④) ☆雨降橋/香西かおり ♪旅彦

2022年10月25日 | 報道写真

杉田久女は鹿児島生まれ。近代女性俳人の鏑矢。

旧制小倉中学の美術教師で画家の杉田宇内と結婚を機に小倉に住むことになります。

堺町という所に住んでいた頃の作で、句碑は近くの堺町公園にあります。

文字が見にくいですが

花衣ぬぐや纏はるひもいろ〳〵

              (花衣脱ぐやまつわる紐いろいろーの意) です。

 

その後住んだ「櫓山荘」跡。

文化人の社交場だったようです。

句碑は

谺して山時鳥ほしいまゝ  です。

この句は何度も英彦山に足を運び、ようやく〝ほしいまま〟を得られたと言われています。

当時は櫓山荘の直ぐ近くが海だったようです。

現在は遠くまで埋め立てられ、物流の基地や工場となっています。

 

直木三十五賞や司馬遼太郎賞を受賞した葉室麟は小倉生まれです。

私より一回りも若いのに既に亡くなられました。

 

その他小倉以外で北九州市出身あるいはゆかりの作家、画家等を挙げてみます。

 

火野葦平(故人) 若松区生まれ。作家。「糞尿譚」で芥川賞。「麦と兵隊」や「花と龍」が有名。

林芙美子(故人) 作家。山口県生まれと言われていたが近年当市門司区生まれという説も浮上。

 門司や若松に住んでいた時代もあったようです。

 私は小学生だったと思いますが、彼女が朝日新聞に連載中の「めし」を毎日読んでいましたが、

 その連載中に急逝されたことを今も鮮明に覚えています。

伊馬春部(故人) 八幡西区生まれ。作家、脚本家。NHKの連続ラジオドラマ「向う三軒両隣り」の脚本。

 遠賀川近くの木屋瀬という宿場町に実家が残っており、公開されています。

高橋睦郎 八幡生まれ。門司区育ち。詩人、俳人、歌人。文化功労者。

 中学生の頃「毎日中学生新聞」に作文、詩、短歌、俳句を投稿。

 私より先輩ですが、私も投稿していて、彼のどの作品も出色の出来で、群を抜いていたことが

 忘れられません。

吉田旺 若松区生まれ。作詞家。ちあきなおみの「雨に濡れた慕情」「喝采」等。

黒田征太郎 イラストレーター。大阪出身ですが門司港が気に入ったということで、

 2009年に移住。

佐伯泰英 八幡西区生まれ。作家。歴史小説はどれもベストセラーのようですね。

村田喜代子 八幡東区生まれ。作家。「鍋の中」で芥川賞。現在は隣の市在住。

平野啓一郎 愛知県生まれですが1歳で父親を亡くし、2歳から高校卒業まで

 母親の実家のある八幡西区で過ごす。作家。「日蝕」で芥川賞。

 高校は高倉健の後輩。

                 等々。

他地域の人にはあんまり興味のないだろうことを長々と書きました。

これで終わりにします。

おつきあい、ありがとうございます。

 

雨降橋/香西かおり ♪旅彦


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