八洲人魂ここにあり!~自分らしくあれ~

米国在住。八洲は私の原点!コメント(メッセージ)気軽にしてね!公開して欲しくない場合はその旨書いてくれればOKです☆

I'm still not working!

2009年06月20日 06時40分59秒 | 連絡!
やっと来週から職場復帰!!!
長かったー。
いや、予想外のヴァケイションでした。
私がいない間、子ども達はどんなだったんだろう?
そればりが気になります。
時々情報は聞くけど、やっぱり自分が実際に戻ってみないとわかんないだろうな。
ちょっと悪くなってるっていうのを聞くと悲しいような、でもやっぱわたしじゃないといけないのかなって自尊心もほんの少し。
わからない。私が戻ったからってよくなるとは限らないけど、まぎれもなく私は彼らの先生だから。いなかった「時」を少しでも早く取り戻したいです。

自閉症に関する本をこの機会にいくつか読みました。
その中の印象的なことを少し紹介します。

「自閉症だったわたしへ」ドナ・ウィリアムズ著
自分で完全にはコントロールできないこと(つまり他人の意思から起こること)は、わたしにとってはいつも不意打ちのようで、驚かされる。ショックを受けたり、混乱してしまうことさえある。この感じはちょうど、専用めがねをかけて立体映像の映画を観ている時に似ている。画面の何もかもが自分に向かって飛んでくるみたいで、思わずひゅっと首をすくめたり、左右に体をよけたりしてしまうようなあの感じ。わたしにとっては実際の人生そのものが、毎日の生活が、そうした映画館の中にいるかのようなのだ。そしてその映画館を出るただ一つの方法が、自分に近づいてきたり接触しようとしたりするすべてを、締め出すことというわけだ。中でもとりわけ締め出したいのは、体に触れられることと、重たい愛情。
立体映画では、画面に映ったものがこちらの世界を侵し始める。映像でしかないと思っていたものが、生き物のように動き出して、向かってくる。「世の中」にいる時のわたしは、まさにこれと同じ恐怖を味わい続けているのだ。それに対し、「わたしの世界」はずっと静かで、安らぎに満ちている。確かに孤独な世界かもしれないが、物事はいつも同じように流れて不意を衝くということがなく、何もかもが保障されてゆったりしている。


この本は自閉症の著者が自分の体験をつづっている。
自閉症は、脳の発達障害によって起こると考えられていて、そのせいで外からの情報が的確には処理されなくなる。たとえば、人は顔の表情や感情にともなって体が動いたり、声のトーンなどを使って自分の気持ちを自然に表す。でもそれは自閉症の人にとっては、奇妙で暗号の様な動作にしか見えない。相当な努力をしなければそうした意味を読み取ることが難しい。著者はこれまで、ばか、きちがい、異常、世間知らず、つむじ曲がりなどと呼ばれてきたそう。そして人間のあらゆる感情を恐れるあまり、心が凍りついたように、普通の人間関係を持てなくなってしまった。著者自身の言葉で言うと、体と精神は健康なのに情緒をつかさどるメカニズムだけが上手に動かなくて、自分を十分に表現することができない。
この本はそれを具体的に伝えてくれました。

普段わたしの持ってる子ども達は、こんな風にモノを見て、感じて、時には怒って、泣いているのかと少しだけど理解できたような気がします。

もっともっと分かってあげたい。
いや、分かりたい。

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4 Comments

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Unknown (れいの)
2009-06-29 23:20:50
みっちゃん。お久しぶりです。
2006年の12月スクーリング、2007年の2月に八洲を卒業した、住田玲乃です。
わかるかな?うっすら覚えててくれたりしたら嬉しいです。

ちなみに福島麻美と友達です。


私は今、地元、神奈川県で学童保育の非常勤をしています。

そこにダウン症とADHDの子がいます。
わかってあげたい、理解したい、そんな思いでいっぱいです。
少しずつ知識をつけて、日常で試行錯誤してます。


みっちゃんの子どもたちへの気持ちは通じると信じてます。そして、みっちゃんの日々が素敵な毎日であり続けることを願ってます。

体に気を付けてね。みっちゃん大好き!!(^_-)
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れいのちゃん☆ (mitsui)
2009-07-03 15:50:09
もちろん覚えてるよー!
ピースボート!!
元気で頑張ってるようでとても嬉しいです。
そうそう、毎日、もっと分かりたいっていう気持ちが出てくるよね。
一歩一歩、気長に、焦らず、
でも教育の最大の目的は、子どもの幸せだということを常に忘れず。
お互い頑張ろうね~(^^)
またぜひ近況教えてね!!
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こんばんは (kaori)
2009-07-06 01:06:05
その本は私も気になっていました。
時間が出来たら、是非読みたいなぁと思っています!

他に、大学の先生にアスペルガーの映画の「モーツァルトとクジラ」という映画を薦められました。
こちらもまだ見れていませんが…。。

「レインマン」は見ましたが、自閉症の方の視点を映像化していて、「こういう風に見えているんだな…」と、とても勉強になりました。

私も今、発達障害の方と接していますが、自分の知識と力不足を痛感する日々です。
授業と現場はやっぱり全然違って、後悔することも多いですが、その分、相手の反応や笑顔が見れた時は最高に嬉しいです!

失敗しても後悔しても、その時感じた気持ちを忘れずに、これからもへこたれず頑張っていきたいと思います!

それでは…!
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kaori chan (mitsui)
2009-07-08 06:14:27
そうなんだ!ぜひぜひ少しずつでも読み進めてみてください。
モーツアルトとクジラは、同じくお勧めの映画です。映像的にも美しいものなのでそういう点でも好きな作品です。結構考えさせられるよ。
あと、アイアムサムは見た?
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