やっと来週から職場復帰!!!
長かったー。
いや、予想外のヴァケイションでした。
私がいない間、子ども達はどんなだったんだろう?
そればりが気になります。
時々情報は聞くけど、やっぱり自分が実際に戻ってみないとわかんないだろうな。
ちょっと悪くなってるっていうのを聞くと悲しいような、でもやっぱわたしじゃないといけないのかなって自尊心もほんの少し。
わからない。私が戻ったからってよくなるとは限らないけど、まぎれもなく私は彼らの先生だから。いなかった「時」を少しでも早く取り戻したいです。
自閉症に関する本をこの機会にいくつか読みました。
その中の印象的なことを少し紹介します。
「自閉症だったわたしへ」ドナ・ウィリアムズ著
自分で完全にはコントロールできないこと(つまり他人の意思から起こること)は、わたしにとってはいつも不意打ちのようで、驚かされる。ショックを受けたり、混乱してしまうことさえある。この感じはちょうど、専用めがねをかけて立体映像の映画を観ている時に似ている。画面の何もかもが自分に向かって飛んでくるみたいで、思わずひゅっと首をすくめたり、左右に体をよけたりしてしまうようなあの感じ。わたしにとっては実際の人生そのものが、毎日の生活が、そうした映画館の中にいるかのようなのだ。そしてその映画館を出るただ一つの方法が、自分に近づいてきたり接触しようとしたりするすべてを、締め出すことというわけだ。中でもとりわけ締め出したいのは、体に触れられることと、重たい愛情。
立体映画では、画面に映ったものがこちらの世界を侵し始める。映像でしかないと思っていたものが、生き物のように動き出して、向かってくる。「世の中」にいる時のわたしは、まさにこれと同じ恐怖を味わい続けているのだ。それに対し、「わたしの世界」はずっと静かで、安らぎに満ちている。確かに孤独な世界かもしれないが、物事はいつも同じように流れて不意を衝くということがなく、何もかもが保障されてゆったりしている。
この本は自閉症の著者が自分の体験をつづっている。
自閉症は、脳の発達障害によって起こると考えられていて、そのせいで外からの情報が的確には処理されなくなる。たとえば、人は顔の表情や感情にともなって体が動いたり、声のトーンなどを使って自分の気持ちを自然に表す。でもそれは自閉症の人にとっては、奇妙で暗号の様な動作にしか見えない。相当な努力をしなければそうした意味を読み取ることが難しい。著者はこれまで、ばか、きちがい、異常、世間知らず、つむじ曲がりなどと呼ばれてきたそう。そして人間のあらゆる感情を恐れるあまり、心が凍りついたように、普通の人間関係を持てなくなってしまった。著者自身の言葉で言うと、体と精神は健康なのに情緒をつかさどるメカニズムだけが上手に動かなくて、自分を十分に表現することができない。
この本はそれを具体的に伝えてくれました。
普段わたしの持ってる子ども達は、こんな風にモノを見て、感じて、時には怒って、泣いているのかと少しだけど理解できたような気がします。
もっともっと分かってあげたい。
いや、分かりたい。
長かったー。
いや、予想外のヴァケイションでした。
私がいない間、子ども達はどんなだったんだろう?
そればりが気になります。
時々情報は聞くけど、やっぱり自分が実際に戻ってみないとわかんないだろうな。
ちょっと悪くなってるっていうのを聞くと悲しいような、でもやっぱわたしじゃないといけないのかなって自尊心もほんの少し。
わからない。私が戻ったからってよくなるとは限らないけど、まぎれもなく私は彼らの先生だから。いなかった「時」を少しでも早く取り戻したいです。
自閉症に関する本をこの機会にいくつか読みました。
その中の印象的なことを少し紹介します。
「自閉症だったわたしへ」ドナ・ウィリアムズ著
自分で完全にはコントロールできないこと(つまり他人の意思から起こること)は、わたしにとってはいつも不意打ちのようで、驚かされる。ショックを受けたり、混乱してしまうことさえある。この感じはちょうど、専用めがねをかけて立体映像の映画を観ている時に似ている。画面の何もかもが自分に向かって飛んでくるみたいで、思わずひゅっと首をすくめたり、左右に体をよけたりしてしまうようなあの感じ。わたしにとっては実際の人生そのものが、毎日の生活が、そうした映画館の中にいるかのようなのだ。そしてその映画館を出るただ一つの方法が、自分に近づいてきたり接触しようとしたりするすべてを、締め出すことというわけだ。中でもとりわけ締め出したいのは、体に触れられることと、重たい愛情。
立体映画では、画面に映ったものがこちらの世界を侵し始める。映像でしかないと思っていたものが、生き物のように動き出して、向かってくる。「世の中」にいる時のわたしは、まさにこれと同じ恐怖を味わい続けているのだ。それに対し、「わたしの世界」はずっと静かで、安らぎに満ちている。確かに孤独な世界かもしれないが、物事はいつも同じように流れて不意を衝くということがなく、何もかもが保障されてゆったりしている。
この本は自閉症の著者が自分の体験をつづっている。
自閉症は、脳の発達障害によって起こると考えられていて、そのせいで外からの情報が的確には処理されなくなる。たとえば、人は顔の表情や感情にともなって体が動いたり、声のトーンなどを使って自分の気持ちを自然に表す。でもそれは自閉症の人にとっては、奇妙で暗号の様な動作にしか見えない。相当な努力をしなければそうした意味を読み取ることが難しい。著者はこれまで、ばか、きちがい、異常、世間知らず、つむじ曲がりなどと呼ばれてきたそう。そして人間のあらゆる感情を恐れるあまり、心が凍りついたように、普通の人間関係を持てなくなってしまった。著者自身の言葉で言うと、体と精神は健康なのに情緒をつかさどるメカニズムだけが上手に動かなくて、自分を十分に表現することができない。
この本はそれを具体的に伝えてくれました。
普段わたしの持ってる子ども達は、こんな風にモノを見て、感じて、時には怒って、泣いているのかと少しだけど理解できたような気がします。
もっともっと分かってあげたい。
いや、分かりたい。