先日のゆかた茶会の様子です
全員浴衣での参加です
「花寄せ」と
「薄茶席」をお茶会形式にて行いました
まずは寄り付きにて白湯を頂きます
蹲(つくばい)にて手と口を清め、席入りします
寄り付きの設えは
芭蕉の句(閑さや岩にしみ入る蝉の声)の色紙と
自作の花器に百日紅(さるすべり)をあしらいました。
花寄せのお花はたっぷりとご用意しました
(ヤハズススキ、キキョウ、ハンゲショウ、雪柳、ムクゲ
ヤブミョウガ、アオキ、百日草、トクサ、ギンコウバイ
姫ヒマワリ、ヒオウギ、ドラゴン柳、鶏頭 など・・・)
花寄せのお花は、普段、茶花にはあまり取り入れないお花でも
例外的に良いとされているため、色とりどりでたいへん華やかです
花寄せは今回みんな初めての経験です
自分の順番が回って来るまで
ドキドキ大変緊張した様子でした
とはいえ、みんな普段からプリザーブドなど
お花には充分親しんでいるため
とても手際よく、楽しみながら活けてくれました。
席内はたちまち 華やかで夏らしい設えになりました
続いて「お薄」です
お菓子は水羊羹と
干琥珀です
お菓子の盛り付けは水屋担当の
Kちゃんと長女のAでしました
金魚とスイレンがモチーフの干琥珀を
団扇(うちわ)形の干菓子器に
楽しくあしらいました。
和服での立ち居振る舞いは初めてで
懐紙、扇子などの懐中の仕方をお稽古出来ました
約2時間、夏の風情を楽しみながら
充実した時間を過ごせました
その後は身内だけで、練習を兼ねて
簡単な懐石を頂きました
今回の料理も有り合わせですが
すべて自家製でまかないました
献立
向付(蒸し鶏とキュウリの胡麻酢和え、プチトマト)
飯
汁(赤出し味噌、はんぺん、キュウリ、黒ごま)
酒(レモンジュースで代用)
焼物(ピーマン、チーズの豚ロース巻き)
香の物(胡瓜の浅漬、奈良漬)
すすめ鉢(粉ふき薯の磯部仕立て)
吸物(南京の種、ミョウガ)
湯
折敷(膳)の受け方
お箸の取り方
向付のいただく順序(お酒が出てから)
料理の取り回し方
お湯の頂き方
器の清め方(懐紙で拭きます)
最後のお箸のお仕舞いの仕方など・・・
懐石はお稽古すべき事がたくさんあります
一度に覚えるのも大変です
こういう機会をたくさん持てるといいですね