「瀬戸蔵ミュージアム」で瀬戸焼について勉強してきた続きです。・・・
「瀬戸市観光情報サイト 瀬戸蔵ミュージアム」←詳しくはこちらで
今回は、前回載せてなかった画像の紹介でもしながら ちょい お勉強タイムです。
↑ スタートは、こちらから・・・
陶器と磁器の違いについてです。
でもその前に 瀬戸焼って焼き物ですね。
その焼き物でも種類が多くあって
古代の時代に使われていた 土器
そして陶器 磁器 せっ器 唐津物 備前焼 常滑焼などありますね
その中で瀬戸市を中心とした焼き物が瀬戸物と呼ばれています。
では陶器 と 磁器の違いって 何だと思います?
←クリックで拡大表示
↑ 前回 紹介した原料の粘土です。
その原料の粘土って 土や石を細かく砕いて 水と混ぜて 練り合わせ 粘土となるわけですが
陶器は、土質の粘土から 低温で焼いて作り(陶器は800度~1250度)
磁器は、この粘土と もう一つ
↑ このような石質の石を砕いた粘土を主体として作るのです。(磁器は1200~1400度)
で・・・できあがった陶磁器(これ陶器と磁器の総称です)を手にとって見ると
陶器は厚く重く 熱が伝わりにくいです。 指ではじいて鳴らしてみると にぶい音がします。
磁器は、薄くて軽く 熱が伝わりやすいです。指ではじいて鳴らしてみると 清んだ音色がします。
で・・・磁器は この薄さを利用して工芸品なども作られていますね。
↑ 茶碗の底に 凹凸を作り 出来上がった磁器 光に透かしてみると あらら顔が浮かび上がりましたよ
えっ 良く見えないって
↑ 茶碗の底部にライトを当ててみました。 これなら判るでしょ。
もし 自宅に磁器の製品で 工芸品などあったら 見てみてください
お宝が眠っているかもね
さてあとは 少し展示物を見ながら
↑ こちら館内の展示物
↑ 瀬戸物(焼き物)で色々な製品が作られていますね
そういえば 便器も焼き物でしたね。
よくバラエティ番組など見ていると 身体の大きな人が重すぎて 便器が割れたってことあるそうな
便器や瓦って 時代と共に 建て替えやリフォームなどで使われ続けていますからねえ
これらなど 大量に作らないといけませんね
↑ そこで焼き物の仕事の世界でも 年々 人の手から機械式に変化していったようで
↑ 右側から左側の機械へと 年々進化し続け 手間が掛からず 大量生産が出来るようになったようです。
↑ 陶磁器の表面を飾る 模様なども 左にあるガリ版の親分みたいな 刷って貼り付けるやり方から
シールの転写式へと簡単に誰でも出きるように変化していき 大量に生産できるようになったようです。
現在では ネット通販や文房具店 ホームセンターでも気軽に買える製品が出ているようで
白い貼り付けたい陶磁器に 転写シールを張り オーブンで焼くって 製品まであるそうな
これまたビックリですね。
さて 次は歴史のコーナーへ
↑ 瀬戸の古き時代の焼き物が出土して かなり古い時代から焼き物 やっていたようです。
↑ 古~い時代の焼き物
↑ こんな すり鉢の元になったようなものまで作っていたんですね
↑ この時代 上塗りの薬が使われ始めました。
↑ 多くの種類が作られていますね
↑ 馬の目皿は、瀬戸伝統の石皿です。
これ 前回 最後に紹介した本窯の水野半次郎七代目と八代目が 現在も作られています。
(八代目後継 半次郎ブログ)←クリック
(瀬戸本業窯 民芸おくむら公式取り扱い&通販。)←クリック
七代目と八代目 そして奥様方と とても気さくな方々でしたよ。
↑ こちら万国博覧会に展示した陶器 富士山や和の瀬かが描かれた作品
う~ん これは凄いって 外国の人も驚いたそうな
↑ お米が少なくなった 昭和14年(1939年) こんな物まで 作り売られていたんですね
でもいつまでも ピッカピカで長持ちしすぎ しかも鏡開きはどうしたのかな?
↑ 水筒やヤカン 小物入れまで陶器で作った製品が出回ったようで・・・
↑ 太平洋戦争末期 こんな陶器製の陶貨まで作っちゃたんですね
金属不足で硬貨の代用だったようですが 終戦で結局使われなかった貨幣です。
↑ 湯たんぽや茶碗などわかりますが 洗面器やガスバーナーなどもあったとは
上に見える おろし金 いや違いますね おろし陶器 今でも使われている方がいるそうです。
↑ あの大戦のとき こんな 物騒なものまで 作ってたんですね
手りゅう弾を陶器で作って もし割れたらと思うと
↑ 陶器製の こんな作品もありますよ
↑ なかでも このアン王女は驚きました。
ドレスの赤い部分もすべて 陶器で作られています。
←クリックで拡大
↑ この大鷲 木製みたいですが すべて陶器製です。
↑ 色々なパーツを部分ごとに型で分けて 作って 組み立てているんですね
↑ その型枠も それ専門の職人さんがいて 瀬戸市では職人さんが色々といるんですね
↑ そういえば 電気製品に使われている 碍子 これも陶器製ですね
・・・っと ミュージアムを一回りして お勉強タイムは終了です。
さて この後 食事タイムとなりますが さてどうしよう
それは また次回に続く
ではまた
「瀬戸市観光情報サイト 瀬戸蔵ミュージアム」←詳しくはこちらで
今回は、前回載せてなかった画像の紹介でもしながら ちょい お勉強タイムです。
↑ スタートは、こちらから・・・
陶器と磁器の違いについてです。
でもその前に 瀬戸焼って焼き物ですね。
その焼き物でも種類が多くあって
古代の時代に使われていた 土器
そして陶器 磁器 せっ器 唐津物 備前焼 常滑焼などありますね
その中で瀬戸市を中心とした焼き物が瀬戸物と呼ばれています。
では陶器 と 磁器の違いって 何だと思います?
←クリックで拡大表示
↑ 前回 紹介した原料の粘土です。
その原料の粘土って 土や石を細かく砕いて 水と混ぜて 練り合わせ 粘土となるわけですが
陶器は、土質の粘土から 低温で焼いて作り(陶器は800度~1250度)
磁器は、この粘土と もう一つ
↑ このような石質の石を砕いた粘土を主体として作るのです。(磁器は1200~1400度)
で・・・できあがった陶磁器(これ陶器と磁器の総称です)を手にとって見ると
陶器は厚く重く 熱が伝わりにくいです。 指ではじいて鳴らしてみると にぶい音がします。
磁器は、薄くて軽く 熱が伝わりやすいです。指ではじいて鳴らしてみると 清んだ音色がします。
で・・・磁器は この薄さを利用して工芸品なども作られていますね。
↑ 茶碗の底に 凹凸を作り 出来上がった磁器 光に透かしてみると あらら顔が浮かび上がりましたよ
えっ 良く見えないって
↑ 茶碗の底部にライトを当ててみました。 これなら判るでしょ。
もし 自宅に磁器の製品で 工芸品などあったら 見てみてください
お宝が眠っているかもね
さてあとは 少し展示物を見ながら
↑ こちら館内の展示物
↑ 瀬戸物(焼き物)で色々な製品が作られていますね
そういえば 便器も焼き物でしたね。
よくバラエティ番組など見ていると 身体の大きな人が重すぎて 便器が割れたってことあるそうな
便器や瓦って 時代と共に 建て替えやリフォームなどで使われ続けていますからねえ
これらなど 大量に作らないといけませんね
↑ そこで焼き物の仕事の世界でも 年々 人の手から機械式に変化していったようで
↑ 右側から左側の機械へと 年々進化し続け 手間が掛からず 大量生産が出来るようになったようです。
↑ 陶磁器の表面を飾る 模様なども 左にあるガリ版の親分みたいな 刷って貼り付けるやり方から
シールの転写式へと簡単に誰でも出きるように変化していき 大量に生産できるようになったようです。
現在では ネット通販や文房具店 ホームセンターでも気軽に買える製品が出ているようで
白い貼り付けたい陶磁器に 転写シールを張り オーブンで焼くって 製品まであるそうな
これまたビックリですね。
さて 次は歴史のコーナーへ
↑ 瀬戸の古き時代の焼き物が出土して かなり古い時代から焼き物 やっていたようです。
↑ 古~い時代の焼き物
↑ こんな すり鉢の元になったようなものまで作っていたんですね
↑ この時代 上塗りの薬が使われ始めました。
↑ 多くの種類が作られていますね
↑ 馬の目皿は、瀬戸伝統の石皿です。
これ 前回 最後に紹介した本窯の水野半次郎七代目と八代目が 現在も作られています。
(八代目後継 半次郎ブログ)←クリック
(瀬戸本業窯 民芸おくむら公式取り扱い&通販。)←クリック
七代目と八代目 そして奥様方と とても気さくな方々でしたよ。
↑ こちら万国博覧会に展示した陶器 富士山や和の瀬かが描かれた作品
う~ん これは凄いって 外国の人も驚いたそうな
↑ お米が少なくなった 昭和14年(1939年) こんな物まで 作り売られていたんですね
でもいつまでも ピッカピカで長持ちしすぎ しかも鏡開きはどうしたのかな?
↑ 水筒やヤカン 小物入れまで陶器で作った製品が出回ったようで・・・
↑ 太平洋戦争末期 こんな陶器製の陶貨まで作っちゃたんですね
金属不足で硬貨の代用だったようですが 終戦で結局使われなかった貨幣です。
↑ 湯たんぽや茶碗などわかりますが 洗面器やガスバーナーなどもあったとは
上に見える おろし金 いや違いますね おろし陶器 今でも使われている方がいるそうです。
↑ あの大戦のとき こんな 物騒なものまで 作ってたんですね
手りゅう弾を陶器で作って もし割れたらと思うと
↑ 陶器製の こんな作品もありますよ
↑ なかでも このアン王女は驚きました。
ドレスの赤い部分もすべて 陶器で作られています。
←クリックで拡大
↑ この大鷲 木製みたいですが すべて陶器製です。
↑ 色々なパーツを部分ごとに型で分けて 作って 組み立てているんですね
↑ その型枠も それ専門の職人さんがいて 瀬戸市では職人さんが色々といるんですね
↑ そういえば 電気製品に使われている 碍子 これも陶器製ですね
・・・っと ミュージアムを一回りして お勉強タイムは終了です。
さて この後 食事タイムとなりますが さてどうしよう
それは また次回に続く
ではまた
これ意外と知らない人多いのかもしれませんね 私も知らなかったんで良い勉強になりました。
我が家にも磁器の製品あるのか調べてみたら 私の使っている茶碗が磁器で 光に透かしてみても絵は浮かび上がりませんでした。
やはり高級な磁器でないと ダメでしょうね
薄い磁器に絵が浮かぶ、凄いですね。
今なら簡単にできそうですが、昔は匠の技だったでしょう。