病院の計画書では3月29日退院となっていましたが仕事の都合上24日退院の希望を出していました
3月23日
退院前の診察です。
特に異常もなくあっさりと希望通り24日退院の許可が出ました
病理結果は出ていないので2週間後の外来診察の時に聞く事になりました。
その後、お見舞いに来てくれた友人と面会室で楽しいおしゃべりをして夕方部屋に戻りました。
…すると先生からの呼び出しが…
元々無愛想ですが更に神妙な面持ちの先生の顔を見つめていると信じられない言葉が出てきました。
「病理の結果が今届きましたのでお話します。円錐切除で摘出したものを調べた結果、残念な事に癌が見つかりました。」
その後は断片的にしか覚えていません
とりあえず言われた内容はこんな感じ
・子宮頸がんⅠa期(微小浸潤)である
・更に悪い事に腺癌である
・すぐにCTをとりその結果を持ってより高度な施設に行き、診断をしてもらう
・通常ならば子宮と卵巣を摘出しなければならない状態である
・独身で子宮を残したいと言う希望があるでしょうからそうした場合のリスクをより詳しい所で話を聞い方がよい
・明日退院の際、ご家族の方がみえたらもう一度説明しますのでお知らせください
などなど…。
昼間は日差しが強く暖かかった日でしたが、この時間になると少し肌寒いくらいの風がナ-スステ-ションに吹き抜けていました。
爽やか過ぎるくらいの風が切なかったなぁ
なんだか訳がわからないまま部屋に戻りすでに届いていた晩御飯を食べました。全然味がしなかった…。
食器を片付けた後、同室のおばちゃんにポツリポツリと先生に言われた事をそのまま話し始めました。
泣きたい気分だったけど、かろうじて我慢ガマン…。
おばちゃんも私が行く予定の大学病院で手術を受け、近くの国立病院で抗癌剤治療を受けている方でした。
おばちゃんは「大丈夫よ!大学病院に行けば立派な先生がたくさんいるの。まだ今から結婚して子供を産まなきゃいけないんだから、先生達が必ずいいようにしてくれるよ。」と励ましてくれました。
その後、外に出て母と姉と友達(一年前に円錐切除をうけ今はすっかり元気)に電話しました。
明日の退院は姉がお迎えに来てくれることになりました。
~告知された時の気持ち~
先生と話してる前半は自分の事と言う気がしませんでした。後半はジワジワと実感が湧いてきたり、やっぱり他人事の様だったり。
少し時間がたつと、一年前から三ヶ月置きに検診しててなんで癌がみつかるの!見つかったとしても早期発見なはずなのになんで子宮摘出なの!とやや怒り気味でしたね。この時点では死への恐怖より子宮がなくなるかもしれないと言う事が気がかりでした。
円錐切除は診断・治療を兼ねた手術なのに、私の頭の中には『診断』と言う言葉はすっかりなくて『治療=これで全て終わり』としか考えていませんでした。なので病理結果など全然気にせず呑気な入院生活をしてたんですよね~
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