現代視覚文化研究会「げんしけん」

アニメ・ゲーム・漫画の視覚文化が日本を元気する!
コラボカフェ☕大好き❤️で2020年にブログ復帰します‼️

極上生徒会 最終回 「今日も極上日和」

2005年09月29日 21時16分44秒 | 極上コンテンツ
  ついに、私のオススメアニメ『極上生徒会』が最終回を向えました。最後の最後まで嫌味のない強引さを描いた展開でした。【プッチャン】が【蘭堂 りの】の実の兄【蘭堂 哲也】でいきなり「当主」になるとか、【桂 聖奈】が【金城家】の後押しを受けて「V機関」の執行主席者になり【神宮司】の一族を黙らせたり、卒業した【神宮司 奏】【桂 聖奈】【シンディ 真鍋】が「宮神学園」に残り理事長と特別講師になったりと驚きの展開だったと思います。その中でも【聖奈】の幼少期の【奏】に対する想いなどの心情面もしっかりと表現されていた。意外とラストにて【聖奈】の事を多く語っていたと感じます。「宮神学園」で一番に怖いのは【桂 聖奈】だと思います(笑)。
 アニメ劇中もいきなり【桂 みなも】にやられた感じですね。前回のエンドから始まり、黒服にピストルで撃たれる【りの】が描かれていたので、驚きの展開かと思っていたら【みなも】の想像し描いた絵だった・・・アニメ自体がラストでもあるのでそんな展開も有かもと期待しちゃいました(笑)。【りの】がドジっ子だからとか、「インパクト、どんでん返し、神をも恐れぬ超展開」など言われて、泣いている【りの】が可愛かった(萌)。【金城 奈々穂】【銀河 久遠】【市川 まゆら】の執行部3人の会話で、実家に乗り込んで騒ぎを起こし、国家機密に相当する「神宮司の能力」を知ったのにも係らず、みんな無事に帰って来たのは【奏】会長のお陰と【奈々穂】は言うが、やはり【久遠】の言うとおり、いくら当主でも一族の意向は覆す事はできない。その答えが【奏】が【神宮司の一族】に詰問される場面で描かれています。当主とは飾りであり、能力行使の為の執行承認機関「V機関」が望む時に能力を使用し、下した決定に忠実である存在であると言われる所で【奏】が怒りを表したセリフを言った場面で【聖奈】がその場に入って来る。そして「お黙りなさい!」と「V機関」執行主席者の証の印籠を掲げ、いきなり【奏】を当主の地位を剥奪した。その【聖奈】の言葉に【神宮司の一族】は【奏】以上の能力者がいるのか?との問い掛けに「もちろん、存在します!」と出て来たのは、何と!【プッチャン】だった。そして【プッチャン】の衝撃の正体が明かされる。【蘭堂(神宮司)ちえり】の息子にして【りの】の兄の【蘭堂 哲也】である事が描かれている。この場面で好きなのが【神宮司の一族】の「人形じゃん」ってツッコミが最高に笑えました。それと【プッチャン】のセリフですね。「自由が大好きなフリードールだから勝手気ままに生きる」と「もちろん、思っているさ!だってよ、俺はプッチャンなんだぜ!」は観ていて素直にカッコイイと感じた。若干、前後しますが、屋上のシーンで【りの】【和泉 香】【桜梅 歩】の3人がそれぞれの会長に対する想いを抱えながら待っている場面で印象に残っているのが、【香】の「私も考えている。いっぱい、いっぱい考えている・・・」セリフが【奏】会長への気持ちが込めてあって好きです。次に【奈々穂】と【久遠】の2人の会話シーンです。【奈々穂】は次期会長として、【久遠】はエージェントとしてのお互いの立場を浮き彫りにしている場面です。【久遠】は【奏】の願いの為に学園から立ち去る事を決意するシーンでもある。【矩継 琴葉】は【奏】ではなく、【りの】を調べれば学園に残れると言うが、2人は【奏】の【りの】に対する想い(同じ運命を歩ませたくない)を理解して今の答えを出した。そんな答えを出す2人に【琴葉】は「何て、不器用な人たちなんだ。会長も、あなたも」と言った。このセリフもこの場面の雰囲気と3人の心情を描いた良い演出だと感じた。また一方では【奏】と【聖奈】の2人が車で「宮神学園」に向うシーンで【聖奈】の「執行主席者」になった想いと経緯が描かれる。この場面では【聖奈】のなかなか表現されない心情面が描かれている。幼少期に懐いた【奏】に対する想いと能力の有無に関する立場の違いなどを【聖奈】は告白し自らの「贖罪」であるとし、この立場を受け入れた。【奈々穂】とは違った方法で【奏】を救う為にと、もう一つは「極上生徒会」に居場所を与えてくれた事と楽しい仲間たちとの出会えた事へのお礼の兼ねている。そこに【りの】の「逢いたい・・・」の心の声が生徒会を含めた全校生徒の響いた。確かに、待っているのは「極上」のメンバーだけではなく、宮神学園の関係者全員が待っているといった演出が良かった。もちろん、【久川 まあち】も待っている(笑)。
 【奏】会長が戻って来て、季節は秋から冬へと巡り「クリスマス」「お正月」「スキー」「かまくらでお餅を食べている楽しく過すみんなのシーンが描かれています。そして【宮神学園】の卒業式がアニメ劇中にて表現されます。【奏】【聖奈】【シンディ】が卒業する。そこで、卒業生代表で答辞を読むシーンでの【奏】が壇上で「あーあーテスト、テスト」とマイクテストをするボケっぷりには感動しました(笑)。【奏】のセリフと一緒に、みんなとの思い出が各「極上」メンバーのセリフと場面と共に描かれるシーンがとても良かった。卒業式らしく最終回にふさわしい演出だと思います。今まで観て来た色んな想いが、私自身にも込み上げて来て泣きました。ここからが「極上」らしさがどんどん描かれますよ(笑)。桜の季節になり入学式シーンで、会長は【金城 奈々穂】、副会長は【銀河 久遠】、新しく副会長には【和泉 香】、理事長に【神宮司 奏】、特別講師に【桂 聖奈】と【シンディ 真鍋】といった感じに紹介されます。ラストは【奈々穂】会長が「宮神学園」の究極の自治を新入生に力説している所で、【角元 れいん】と【飛田 小百合】が入って来ます。「緊急で!大変で!エマージェンシーです!」と。その理由は【岩桜 龍平太】率いる親衛隊が侵入して来たのだった。その事に困った姿をした【奏】理事長を見て【奈々穂】会長の目が輝き!【久遠】副会長が「極上生徒会規約 第一条 第九項」を発動して対応する事になる。最後にみんなの雄姿をみせる演出に関しても評価しています。【小百合】は剣術で(眼鏡は取れる)、【れいん】はトランプ投げ、【まゆら】は泣きながらそろばんで、【香】がド派手な体術で(ウインクする所が可愛い)、【聖奈とみなも】はピコピコハンマーで応戦、【シンディ】は車での足止め、【まあち】はおたまでたたく、【琴葉】と【アユアユ】は飛び道具で、【久遠】は合気道、【奈々穂】はヨーヨー攻撃、それを見ている【奏】【伊丹 ゆきみ】【平田 わかな】、ラストは【りの】と【プッチャン】の攻撃「プッチャン!!!ダイナミック!!!」で【岩桜 龍平太】を撃破した。最後の「ミスターポピット」に宛てた手紙風で終わる所も、このアニメの始まりが手紙の書き出しで、読み終えた感じの終わりで、何か手紙を読んでいる感覚での終わり方は良かった。また、違った形で『極上生徒会』に逢いたいなあと素直に思っておりますね。

かみちゅ! 第12回(TV放映最終回)「小さな一歩で」

2005年09月29日 04時23分42秒 | アニメ・映像全般
 今回は、【一橋 ゆりえ】と【二宮 健児】の2人の恋の行方を純粋に表現し、一方では【ゆりえ】に対する【四条 光恵】と【三枝 祀】と【タマ(貧乏神)】を含めたクラスメイトたちとの友情も描いた作品になっています。今回でTV放送は終了なので【ゆりえ】の可愛らしい仕草と表情が観れなくなるのは残念ではありますが、【ゆりえ】と【健児】の恋に関する進展の表現は上手く描けていたと思っております。私としては、この放映回でここまでのレベルの高い作品を提供したと感じております。
 全体の内容としては「バレンタインシーズン。【健児】に手作りチョコを渡し、告白することを決意した【ゆりえ】。しかしバレンタインデー当日、自宅にチョコを忘れてきてしまう。【ゆりえ】の為にチョコを取りに行く【光恵】。【健児】を足止めする【祀】…。みんなの応援を受けた【ゆりえ】の恋の行方は…!?」といった感じで展開して行きます。やはり、最初の場面での【ゆりえ】【光恵】【祀】の3人のバレンタイン話のシーンでの【ゆりえ】は去年はチョコを買ったが渡せず自分で食べた事と【光恵】に「今年は渡してみたら・・・」【祀】の「どんな意味か分からなくても・・・」など色々と言われるシーンでの【ゆりえ】の様々な表情の変化が良かった。特に、リコーダー甘噛みして弱弱しく吹く仕草が可愛かった。そこに【健児】が来て、【祀】の「2月14日は何の日?」の問い掛けに【健児】が「煮干しの日」と答えて、【光恵】が「ライバルは煮干しか・・・」と言って、3人で残念そうな表情の描きも心情面が良かったです。やはり、外せないのが【三枝 みこ】と【八島様】会話シーンだと思います。【みこ】「八島様はチョコは好きですか?」と言うと【八島様】は「はい、大好きです。軽くあぶって味噌で食べるといけますね」の返答に、微妙な表情をして、ほうきにほっぺたをよせる【みこ】ちゃんが可愛いです。アニメ劇中では【ゆりえ】のクラスメイトと住んでいる地区の人々たちの励まし等の応援も数多く描かれていたが、やはり【光恵】と【祀】の2人の応援するシーンはおさえて置きたい所。2人の【ゆりえ】に対する友人としての気持ちの描きに関してもよく伝わっていた。【光恵】に関しての印象に残った場面だと、3人での台所シーンでの【光恵】のセリフ「神様ではなく、女子中学生として渡さないと・・・」と忘れたチョコを取りに行く出発するシーンでの「告白の文句でも考えておきな」と言う所が【光恵】の【ゆりえ】に対する気持ちが一番に出ているセリフだと感じました。次に【祀】だと教室で【ゆりえ】を見守るクラスの女子たちの場面での【ゆりえ】との会話シーンが印象的です。悩んでいる【ゆりえ】に対して「どう?決心はついた?」「じゃあ、今のままで良いの?」「みんな、そう言う風に悩んでいるのよ・・・そんな時、神様お願いって言いたくなるんだわ」「今、ゆりえがどんな気持ちか知っているから、あなたと同じよ。でも、最後の勇気は自分で出さなくっちゃ」「そう!神社の娘は凄いのよ」など【祀】のセリフに準じた応援も彼女らしさが出ていて良かった。もちろん【タマ】の陰乍らの応援も忘れてはいけないですね(笑)。あの【タマ(貧乏神)】の話し方や仕草などの親しみ易さは何とも癒されます。
 そして、このアニメ作品で最も重要で、一番に描きたかった場面が【ゆりえ】が【健児】に対する告白のシーン。この場面で印象に残っているのが、2人で向い合っている所で【ゆりえ】が「二宮君、私ずっとあなたが好きでした、良かったら付き合って下さい」とチョコを差し出す場面での【ゆりえ】のチョコを持つ両手が震えている描きが【ゆりえ】の勇気と緊張を上手に表現したと思います。【健児】自身も【ゆりえ】の告白により自分の気持ちに気付いて、【ゆりえ】からチョコを受け取ります。この場面で好きなのが、やっと書く字のイメージが浮び「恋」と書くのですが、この時に【健児】が「ゆりえちゃん、読める」と問い掛ける所があるのですが、名前で呼ぶ所が何ともお互いの気持ちが通じ合ったって感じがして好きな演出です。それと【健児】の【ゆりえ】を好きな理由も「ゆりえちゃん、変だし」や「一緒に居ると刺激的だよね」などが笑えます。その好きな理由を聞いて、微妙な表情から「うん」と【健児】を理解した【ゆりえ】の明るい表情も好きです。やはり、ラストは2人の様子を見ていた【光恵】のセリフ「うるおっているな~」は絶対に外せないですね(笑)。