現代視覚文化研究会「げんしけん」

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決めた!あのガンメン、俺がいただく! by カミナ

2007年04月09日 21時59分43秒 | アニメ・映像全般
 -憧れた父親の背中って、あんなにも大きかった気がしていたのか-

 地上は【カミナ】の思うほどの楽園ではなかった。過酷な環境が待っている。人間と獣人(ガンメン)との戦いの日々。【ヨーコ】はその中で生きている。生きる為に戦っている。もう、帰る場所がないのだから・・・。果たして、地上に光はあるのだろうか・・・。
 【カミナ】の底知れない位の気合いと根性。そして、男気。どこまでも弟分である【シモン】を心配し、信頼し、信じていた。そんな【シモン】と【カミナ】の関係が羨ましくもある。2人の強引なかっこよさも好きですね。その想いの根底には、地上への想いと父親の背中を求める姿がある。だからこそ、ここで死んで欲しくなかった・・・。まだ、始まったばかりのこの場所で・・・【カミナ】は悔しかったに違いない。ドクロの・・・ブレスレット・・・夕陽に映る父親の背中。地上の砂漠で見つけた屍・・・それが【カミナ】の父親であった。【カミナ】は泣いた。人目を気にせずに涙した。この【カミナ】の姿に男を感じてしまう。これほどに他者の為に熱くなれるだろうか?それが【シモン】。それが【カミナ】の原動力だと思う。それこそが感情に溢れた人間なのだから・・・。

 『来たぜ・・・親父・・・』

何もない地上・・・壁も、天井もない。だから良い。あの時は行けなかった・・・だから、今度こそ親父の背中を追うのだ。
 今まで地震かと思っていた・・・この地響き・・・村での落盤事故で両親を失った【シモン】。この揺れが・・・「ガンメン」のせいだった事を知る。その悲しみ、怒りは【シモン】を熱くさせる。その怒りは「グレン」を動かす。どうやら「グレン」は【シモン】の感情とリンクしているようだ。いつまでも逃げてはいられない・・・今までの弱い自分を捨てるなら今しかないのだから・・・。【カミナ】も自分自身と戦っていた。獣人の操縦する隊長機を奪い搭乗するが動かない。乗り込んで感じた・・・死への恐怖に対する激しい息づかい・・・その恐怖心さえも克服し、見事に「グレン」を乗りこなした。『俺が乗るって言ってんだ!!』と言い、有言実行の【カミナ】だった。以前、人は地上に暮らしていたのかもしれない・・・そんな時代があったのかも・・・。まだ運命を知らない2人の旅は天を突くまで続くのだ!