ソレスタルビーイングは滅びを求めている・・・彼らの目指すべきものとは・・・刹那の向けた銃口は誰に。

　クルジス共和国。建物に響く銃声・・・神に選ばれた・・・聖戦に参加する事を許された者たちの中に【刹那】がいた。【刹那】は、運命の男【アリー・アル・サーシェス】に出会う。そして思い出す。脳裏に刻まれた銃口の先に見える怯えた者たちを・・・それは、肉親でさえも。
　光通信。コクピットから姿を・・・【刹那】が先に姿を見せる。それに【サーシェス】も応える。２人は銃口を向わせ対峙するが・・・そこに「ガンダムデュナメス」の威嚇する狙撃が放たれる。当てるつもりは初めからない・・・。【刹那】の行動に【スメラギ】も頭が痛いだろう。ミッションプランの変更が余儀無くされる。だが、それでも「ソレスタルビーイング」の優位は変わらない。圧倒する「ガンダムマイスター」たち・・・。モラリア軍司令部に次々と入る劣勢の状況・・・被害は甚大なものとなるのが予想される。PMCでさえも撤退をするのだった。逃げ場などどこにあるのだろうか・・・。ユニオン・人革連ともに不利な戦況を見守る事しかできなかった。その中でAEUは、モラリアを取り込んだ。全ては思惑通りなのかもしれない。
　ガンダムマイスターたちは、フェイズシックスへ。【刹那】の行動に【アーデ】は本当に背後から撃つかもしれない・・・。【刹那】も感じたように【サーシェス】も感じていた・・・お互いの動きに。たった４機に司令部は降伏するしかなかった・・・５分もかからずに全滅する。「ヴェーダ」の計画通りに・・・【スメラギ】は何を思うのか・・・。このミッションでの犠牲者を【王】に質問する・・・５００人以上。それを承知の上で参加した・・・わかっているわ。
　AEUは賭けに負けたのか・・・MSの損害よりも、軍備増強へ向い、PMCとの連携が強まり・・・何も変わっていない世界が有り過ぎる。滅びを求めている行動がだと・・・。戦争が終わる。モラリアの現地から入る映像。そこには、破壊された世界が流れていた。断罪される【刹那】・・・【ティエリア・アーデ】が銃口を向ける。ここでも争いが・・・何も変わっていない。【刹那】は降りない・・・「エクシア」から。お互いに銃口を向き合っている・・・そんな事をしている場合ではないはずなのに・・・。「ヴェーダ」に選ばれた存在なのだから・・・そこに「ガンダムマイスター」としての理由がある。【刹那】の存在そのものが理由なのだ。生きている・・・その事が理由なのだ。そして、悪意に満ちた世界が始まろうとしていた・・・。【沙慈】と【ルイス】の目の前で爆破するバス。テロが世界に拡散して行くのだった。テロ実行犯からの声明・・・目的は「ソレスタルビーイング」そのもの。一般人が犠牲になっても彼らは止まらないのか・・・。テロが憎い。では「ソレスタルビーイング」がしている事は何なのだろうか・・・。テロと言う紛争に介入をし続けるのだった。

　行動するのは・・・俺たち、ガンダムマイスターだ。