現代視覚文化研究会「げんしけん」

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青野 月音は、赤夜 萌香に出逢った・・・妖怪とか人間とか関係ない! バンパイアってお嫌いですか?

2008年01月04日 18時05分47秒 | アニメ・映像全般
 桜舞う季節。女子学生の漕ぐ自転車と鈴の音。そこに一台のバスが通る。車内にはある学園の入学案内を手にしている【月音】が座る。【月音】に春は訪れない・・・そして、新生活が始まろうとしていた。卒業にさかのぼる。同級生たちは先の進路が決まっていた。【月音】だけを除いては・・・受験失敗。家に帰ると母【青野 かすみ】が【月音】を呼ぶ。行くと入学案内を持っていた・・・父親が拾ったらしい。それは、神父さんの落し物・・・。【月音】が現実に戻ると・・・バスの運転手が話しかけて来た。陽海学園の新入生かと問う・・・そこに、従姉の【響子】からの電話。陽海学園とは恐ろしい所なのだろうか・・・。トンネルの向こうに見えた景色は【月音】には別世界。携帯は繋がらない・・・多くのカラスが飛び交い、多くの墓が並ぶ。得体の知れない森を歩く【月音】の耳に・・・何かが追って来る・・・コウモリ・・・そして、出逢った自転車に乗る女の子に衝撃的な出逢いを果す。そのあまりの可愛さに言葉を失った。下着が見えておりますが・・・。ぶつかり【月音】の顔から血が・・・目の前の彼女の髪の良い香りではなく【月音】の血の香り・・・彼女はバンパイアなのだ。【月音】とのキス。首筋へ血を吸いました。笑顔の似合う彼女も学園の新入生のようだ。モジモジしている彼女。【月音】はバンパイアも個性だと・・・その事を聞き喜んだ彼女と仲良くなりました。お友達が欲しかったのですね。彼女の名前は【赤夜 萌香】と名乗りました。
 クラス担任の【猫目 静】先生も良い感じです。ここは妖怪の通う学園。人間との共存。人間のままでいる事。自分の正体を知られない事・・・【月音】は戸惑う。クラスの不良【小宮 砕蔵】は教室内の人間のにおいを感じ取っていた。何と【萌香】も遅れて入って来るが同じクラスだった。それだけが救いなのかもしれない。学園内を賑わす【月音】と【萌香】。これは夢ではなかった・・・トマトジュースを飲む【萌香】・・・自販機の取り口でお互いの手が触れた・・・顔を赤くする【萌香】・・・【月音】をはずかしそうに押した・・・力が強かった。まだ【萌香】がバンパイアだと信じられなかった。2人でジュースを飲んでいるとまたも【砕蔵】が現れ【月音】を自販機に投げ飛ばした。事無きを得て【月音】は改めて妖怪の力に・・・初めて見たんだよ。【萌香】は【月音】は胸のロザリオを見るように促す。このロザリオを外すとコワ~イ本物のバンパイアになっちゃうそうですよ。これは【萌香】自身も外せない封印のお守り。【月音】は「大丈夫」と怖くなっても【萌香】は【萌香】だと・・・【萌香】も【月音】がはじめての人だから・・・トマトジュースでも輸血パックでも・・・ない人間の血。その甘さとコク・・・【月音】の背筋に冷たいものを感じる。
 【月音】よ・・・逃げるのかい。【萌香】をおいて行くのか。それで良いのか・・・お前は・・・。【萌香】は人間の学校という言葉に激しく反応をする。そこには自身のつらい体験があった。大嫌い・・・【萌香】は中学まで通っていた。そこで【萌香】は心に傷を受けた。孤独だった・・・妖怪を信じていなかった・・・居ない方がマシだ。だからこそ【月音】が受け入れた事が嬉しかった。【萌香】は「一人ぼっちじゃない」と必死に笑顔を作りながらも泣いていた・・・。【月音】は【萌香】に「人間なんだ」と告白する。たぶん【萌香】もショックだったと思うけど・・・【月音】は言ってはいけない事を・・・妖怪の友達なんてゴメンだ!と・・・バス停を探す【月音】とその後を追う【萌香】・・・そんな【萌香】の前に【砕蔵】が再び邪魔をする。オークだったのか・・・【萌香】の悲鳴が聴こえた。オークへと実体化した【砕蔵】の舌が迫り【萌香】を追い詰める。そこに【月音】が助けに来た。人間の力では・・・崖の下に落とされてしまう【月音】。気がつくと・・・そこにはバス停が見えた。【萌香】も追いついて泣いていた・・・ゴメンねと・・・涙を見せていた。【萌香】は【萌香】で。【月音】は【月音】で・・・ただ、友達が欲しかっただけなのに。【萌香】はいばらに囚われている姫君なんだね。妖怪とか人間とかなんて関係ないさ、無理じゃないよ。【月音】がヨロヨロと立ち上げる【月音】も【萌香】と同じ想いを願っているんだ。たとえ、バンパイアでも友達になりたいと・・・飛ばされ【萌香】の肩に手を・・・【萌香】が好きだから・・・偶然だったのか・・・それとも。手がロザリオへ、、、外れた。その時だった。赤い月から現れたコウモリの大群を【萌香】が身にまとう・・・この威圧感・・・これが、本物のバンパイア。赤い瞳に、銀色の髪。Sクラスの大妖怪が降臨した。オークなど【萌香】には退屈なのかもしれないですね。あくびをするほどに・・・。その強さは圧倒的だった・・・。今の【萌香】・・・どちらが本当の君なのだろうか。【月音】は胸元に倒れ込んでしまう・・・この香りは、あの時の【萌香】と同じ匂いだった。
 【月音】は気づく。バスは時間ではなく日付だという事に・・・しかも一ヶ月に一本だけ。これも夢ではなかった。【月音】は届かないとわかっているメールを父親、母親、響子へと書く。それだけはない。【月音】にはここにいる理由ができました。それは新しい友達の【萌香】がいるから。また【月音】は【萌香】に血を吸われているけどね!